世界一周19-3 コスタリカ編 中米のスイスで見かけたヤオハンと磯野家の謎

コスタリカの物価
通貨100コロニア=36円  ガソリン72円 宿 1080円
定食 内容はコロンビアと同じ。288円。パナマに比べると味劣る。
バナナ5本 18円

20円玉と25円玉?

3月13日、コスタリカに入国。中米での入国手続きは面倒くさいが、ここではパスポートスタンプをもらったら勝手に走り出す。

その日の夜は村の安宿に泊まった。その前に村の商店で夕食の買いもの。旅の楽しみの一つだ。

コスタリカのコインは大きいので財布の中でかさばるし、新旧両方のコインが流通しているのか10コロニアと50の間に、なんと20コロニア(約7円)と25コロニア(9円)硬貨があるのには参った!

つまり日本で20円玉や25円玉があるのと同じで、これだけ種類があると紛らわしいので計算がややこしくなるのだが、当のコスタリカ人は20コロのお釣りでも25コロ硬貨をわたしていたりしたぐらいだから、日本と違ってラテン人らしくどんぶり勘定だった気がする。

と、いうか1円単位でしっかりお釣りを支払う日本のほうが丁寧すぎるのだ(値切りの習慣がある大阪では例外かもしれないが)

宿は公園に面しているのだが、若い男たちが夜中だというのに公園でさかりのついたネコみたいにギャーとかヒャーとか奇声を発するのでうるさくて仕方が無い。ぶっとばしてやりたいぐらいだ。

日本の男と違ってラテンの男はそんなザマだから、それと対比するとラテンの女の子はとても大人しく感じてしまい、「大和なでしこ」のように見えてしまう。

翌朝もパンアメリカンハイウェーを走るが、細長い中米だというのに標高3400mの中米最高峰のイラス山の頂上を越えなくてはならなかった。ひさびさの肌寒さに細胞活性。峠から一気に下り、首都のサンホセに着いた。

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首都サンホセの街

サンホセは標高1100mの高原都市で、スペイン系白人も多く、「中米のスイス」と称されている。確かに一年中夏のスイスのような良い気候である。
コスタリカは昔はバナナなどの作物輸出が中心だったが、近年エコツーリズム、そしてIT産業が急成長している。
賃金も安い中米でありながら中立国とあって汚職も少なく政情も安定しており、中国やインドと違って地理的にアメリカからも近いからである。

だけどサンホセの街中は、他の中南米と同じく薄汚いし、その割りに物価が高い(マクドナルドのハンバーガーはパナマの2倍する)夜はストリートチルドレンが徘徊するわで、かなりガックリ。
自分としてはパナマの方がよっぽど快適で、ほどよく刺激的だった。

何軒も宿を探し、一番安いチャイニーズ(台湾人?)経営の宿に泊まった。それでも9ドルもした。
サンホセも中国人が多く、ロビーには広東語の時代劇のビデオが流れていた。

しかし部屋は臭いし、夜中は近くのカラオケバーがうるさかった。
日本のような防音工事はされていないのでまるぎこえなので、中途半端なカラオケブームゆえに周辺の迷惑も考えていないので本当にストレスがたまる。

中米のスイスとは裏腹のガックリ都市だったが、むしろこれから行くニカラグアやエルサルバドールの方がずっと面白いのではなかろうか、と思ってしまう。

コスタリカの日系スーパー ヤオハン

翌朝、サンホセにある日本のスーパー、ヤオハンに行く。

ヤオハンは日本では静岡や山梨ぐらいにしかない地方のスーパーだが、かつては中国やアジア、米国などの海外の進出ぶりで有名だった。

中米にもヤオハンがあるのか!と驚いたと同時になつかしくもあった。

というのも、私が小学生だった1985年、静岡県清水市(現在静岡市清水区)に住んでいた事があった。

清水駅前には7階建てのヤオハンデパートがあった。「八百屋の半兵衛」から名づけられたYaohanは静岡のローカル局でCMも流していたし、緑の地球儀のシンボルマークは、これから世界征服する気持ちの表れ、という解釈もできた

しかし現在では世界進出での投資が失敗し、かつてのYaohanではなくなった。

帰国した2001年10月に清水に行ったら、かつての思い出の清水駅前のヤオハンデパートは別の大手スーパーになっていた。

清水市の興津にヤオハンが残っていると聞いたが、そこのヤオハンも名前は残っていたが大手スーパーの資本に吸収されていたようなので例の緑の地球儀のシンボルマークは消えさり、シンボルカラーも緑からピンク色に変わっていた。

そんな本拠静岡のヤオハンの話だったが、かたやコスタリカのヤオハンは緑のオリジナルマークのまま生き残っており、現役だった。

さて、コスタリカのヤオハンってどんな店なんだろう。ましてや「本物」の日系スーパーに入るのは何ヶ月ぶりだろうか。

そんな思いを胸に入店すると、中は日本の普通のスーパーとほとんど同じだった。販売している商品は日本の食品がほとんどだが、韓国や中国、中米の食品も置いてある。
ただし値段は、ハワイ製の紀文のかまぼこが約700円と、どれもすごく高いので客は少ない。カリフォルニア製の油揚げは冷凍して売られている。

ヤオハンの2階では日本センターがあった

現地の人に日本語を教えたり交流する為の小さな教室と、邦人向けの図書とVHSビデオテープが置
いてある図書室があった。インド・ニューデリーの日本センターを思い出す。

室内には上品な感じの女性と、ショートヘアでリュックや服にいろんなバッヂをつけている原宿系な高校生ぐらいの女の子と、局員の男性と、みんな日本人。

ひさしぶりに日本語で話を聞くと、コスタリカに住む日本人は大体が日本企業の海外赴任によるもので、ここでは日本人は200人ぐらいしか住んでいないという。私が旅行で来たというと局員はうらやましがっていた。

隅においてある段ボール箱を見ると、なぜか「磯野家の謎」が三冊も置いてあった。処分在庫ということなので一冊頂く。ずっとスペイン語ばかりの世界で活字に飢えていたので、いろんな本をむさぼり読んだが、昼には出発する事にした。

日本語に飢える。活字に飢える。これは半端ない究極のデジタルデトックス。
「日本語に飢える」。そんな経験ありますか? しかし、PCやスマホ・タブレットなどを片時も手放せない人にとって、 その経験を味わう...
サンホセを出発。ニカラグアへの道は狭くて走りずらかった。
夜にはニカラグアの国境に着いたが、国境は朝にならないと開かないので翌朝まで待たなくてはならない。

ペルーからパナマまでは、治安が非常に悪い反面、宿代も安かったのでホテルとかに泊まっていたが、今夜は久しぶりの野宿である。

まだ19時なので国境前の食堂のテーブルで早速「磯野家の謎」を読む。

中米コスタリカとニカラグアの間の、内戦の後遺症で疲弊した密入国者や密輸物資が跳梁跋扈するであろうこの国境で読んだ本が「磯野家の謎」!

なんとも脈絡の無い読書の組み合わせだが、これしか本が無いのでじっくりと読む。

ひさしぶりの日本語文章の上に、サザエさん一家に対する評論が実に面白く、思わず声を上げて笑ってしまった国境の夜だった。

さあ、明日はニカラグアだ。

未知なるニカラグアもサザエパワーのおかげで楽しくなりそうだ。

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