私の黒歴史 ~就職先は悪徳キャッチセールス(2)キャッチの一日~

本日8月15日、tabi1.comは新サービス開始!

https://note.mu/notes/nb6de56650b9e

広告収益にまつわるマル秘話、解禁。

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4日目の今日は、朝の10時に朝礼だ。

研修も終了し、今日からいよいよ仕事が始まる!

そしてそれまで開かずの間だった事務所に、ついに入ると・・・



机と電話だけの部屋。

パソコンとかは一切ない。営業目標やスローガンがいろいろ貼られてはいるものの、どこか殺風景な事務所。

しかもなんだ、この違和感ある空気。

みんな、不自然なぐらいにえらいハイテンションなのだ

朝礼の時間になると、「今日の朝礼担当〇〇さん、おねがいしまーす!」

その指名された女性スタッフの〇〇さんは、自分の夢や目標を、素っ頓狂な大声で語りだすのだ

あの自己啓発セミナーのような、催眠術にかかったような目つきと話し方は、今でも目に浮かぶ。

今日の担当が終わると、きのうの報告や、つづいてマネージャーや支店長の話になる

ここのオフィスの最高責任者というべき支店長は、学生時代にアメフトをやっており、みんなで力をあわせて努力して大会で好成績を収めた時の達成感という、いかにもアメリカ式体育会的な話をした。

朝礼は毎日1時間以上になるのだが、たしかに、話し自体は面白かった。

実際聞いてみると全然飽きさせない。

なぜなら、彼らは言葉巧みに高額教材を売りつけるスペシャリストだから。

しかし他者から見れば、やりがいと希望をダシにして洗脳する、ブラック会社以外の何物でもなかった

午後からは書店や駅構内などに行き、いよいよキャッチセールス。

道行く人に、「図書券3000円分が当たりまーす」「アンケートおねがいしまーす」と声をかけ
引っかかった人に住所電番と興味のあるものをアンケート用紙に書いてもらい、後日電話連絡をするというもの。

キャッチしてみてわかったのは、年齢の若い女の子ほど引っかかりやすい。

かといって彼女らはたびいちに惚れてるのではなく、プレゼントの図書券3000円に惚れてるだけだが。

バイトやおこずかいの制限があるから当然かもしれない。

が、英会話教材は18歳未満は契約不可なので、18歳未満と判ると、その場でおことわりせざるを得ない。

かといって18歳以上の人は、ある程度社会に出て判断力もあるせいか、あまり引っかからないので、結構難しい。

夕方にはキャッチセールスを終えて事務所に戻り、夜は電話セールス。

男性先輩スタッフが持ってきたのは、段ボール箱に入ったアンケート用紙の束。

それらは何ヶ月も前のアンケート用紙で、留守中でかからなかったり、担当者が辞めて使われなくなったものだ。

「どんどん電話をかけてアポにこじつけて下さい。ここにある箱は、宝の山ですよ

確かに、個人情報は宝であるが・・・

9時半ぐらいまでひたすら電話をかけまくる。
ほかの人もみんな一心不乱に電話しており、あの朝礼の時のような華やかな雰囲気は、全く無い。

もし電話で相手方にアポイントが取れたら、相手方の自宅へ訪問するか、会社の一室に来てもらい、教材のセールスを行う。成功して契約成立になれば報酬が発生できる。

契約率はおおむね20%。つまり1件の契約&報酬のためには、5回のアポ&セールスを行わないといけない。

結局3時間かけて何十件も電話をしても、留守中だったり、「やっぱりうちはお断り」だったりと、1個もアポは取れない。

ふとアンケート用紙を見つめると

「もう電話するな」 と言われた
「これ以上電話すると警察に通報する」 と言われた

といった物騒なメモ書きも書かれている。

そもそもセールス電話をかけること自体が非常識だし、夜9時になるとなおさら迷惑なのだが、みんながやってる仕事なので、そうはいってられぬ自分がいた。

いま振り返ると、組織のために、はた迷惑な事をやっていた自分が恐ろしい。

出社が9時50分頃で、退社が21時45分ごろと言う、1日に12時間労働のシビアな一日だった。

そんな日々がこれから続くのである。

つづく

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