(115)チベット亡命政府のダラムサラは、やはりインドの別世界だった

インド2015
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亡命チベット政府のダラムサラ。
多くのチベット人が住んでいて、この町はほかのインドの町とは違った雰囲気がある。インド国内のみならず世界各国からの観光客も多いし、パンジャブにも近いのでシーク教の観光客も多い。

山の中腹にへばりつくように街が形成されているので、とにかく狭くて一方通行の急な坂が多い。中心部は車で大渋滞。

 

当時の日記より

夜、ダラムサラに到着して、宿をさがす。

最初あたった宿は200と安いが、となりの部屋がうるさそうだし、水が出ないと言う。他の中心部に近いところも満室。

「400と600の部屋がある」といわれてついていったのが間違いだった。もちろん騙されたわけではないが、どうしてもそこにされてしまうので、ほかの宿を選択できなくなる

このダラムサラは、チベット文化圏なのか、下界のインドと違い、車とかのホーンがあまりない代わりに、犬がいることが多い。しかもほえる犬がすごく近いので、どっちにせよとてもやかましい。

外が静かな分だけ、そのうるささはなおさら堪える。せっかくダラムサラに来たのにうるさいと、もう日本に帰りたいと心から思ってしまった。相手が人間なら多少の配慮はしてくれるのだが。

 

翌朝、宿を変える。その宿もそれなりに騒音あるし、なにより部屋が汚い、はえがいる。たかだか50か100しか違わないのならいい部屋に替えるべきだった。なのであとで変えようとしたら、すでに予約されてしまっていて、大後悔時代。

山の天気のため、天気は変わりやすい。夕方ごろ戻り、夕立になる。しかし夕立が止むことなくずっと激しい雨が続いている。平野部と違い、この先もHP州だと雨が降りやすくなるので、雨具もどうするか考えるのだが、あと何日しかいないのに荷物になるものを買うのはもったいない。

ちょうどテレビで忍者ハットリくんを見て過ごす。リアルタイムで見てきた世代なので、ついつい見入ってしまう。しかしあいかわらず雨のため、日本食レストランの風の馬にはいけない

21時前には止んだようだが半そでだけだととても寒いので、コートを着る。

ほかのインドでは見かけない中国の食品も、この町では売られていた。

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チベット料理といえばトゥクパ

チベット料理の中でもトゥクパにこだわるのか、訳があります。

日本では、汁物の麺類・スープヌードル(かけうどん・そば、ラーメンなど)はもはや欠かせないものとなっており、東アジア圏(韓国や中国、東南アジア)でもスープヌードル系の料理(冷麺、フォー、バーミーナーム、ラクサなど)はポピュラーだ。

しかし!

それがインドになると、まったくと言っていいほどありません。

たしかに、インドにも中華料理もどきはあります(インド式中華なので、作ってるのはネパール人)

だけどレストランとか行っても、うどんやラーメンのようなスープヌードルの類は、インドには一切ないのです。文化の違いなのでしょうか。

スーパーではインスタント麺はあっても、マギーのインスタントヌードルしかなく、アジアというより一気に欧米的になってしまう。しかも大概がマサラ味という、ラーメンとかが好きな人にとっては地獄のような国なのです。

 

しかし、インドでも亡命チベット政府のあるダラムサラでは、インドの中でもチベット文化圏なのでチベット料理もある。となれば、かけそばみたいなのが食べれるのではないかと、期待していたわけです

ダラムサラのTenyang Restaurantで食べたトゥクパはこれです

90ルピー(180円)と、観光地価格でした

 

DSCN2314

ダラムサラのほとんどのレストランはベジタリアンのため、このトゥクパも野菜しか入っていないので、スープも非常にあっさりしていた。それでもマサラ地獄のインド全土にはほとんどなかった「そば・うどん」が食べれただけでもありがたく、野菜の旨みがしっかり引き出ていて十分満足。

【うまい】チベット式うどん・トゥクパ ”インドと新宿で食べ比べ”
チベットのうどん・トゥクパ。日本のトゥクパとインドのチベット亡命政府のあるダラムサラで食べたトゥクパはどう違うのか?比べてみました。チベット亡命政府・ダラムサラな店内日曜日に行われた三井昌志さんの帰国報告会。その日の懇親会は、近くのチベット...

そして、なぜかどこかの国で見覚えのあるキャラクターが・・・!

中はインド風のファーストフード店だった。

 

 

ダラムサラのダライラマ寺院

ローワーダラムサラの町

ダラムサラのふもとにあるローワーダラムサラは交通の起点で店や宿は多いがとくに何も無い街だが、とにかくヒマラヤが美しい。

 

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