カルネを使わず海外へ車両を持ち込む方へ、登録証書の追記例を作りました

125cc世界一周二輪車自転車・四輪車ユーラシア計画
スポンサーリンク

カルネを使わない人は、ぜひご活用を!

かつて、車やバイクで世界を旅するときは、たいていの人がJAF発行のカルネを利用していました。

しかし、近年ロシアやヨーロッパなど多くの国では、カルネがなくても一時輸入ができるため、カルネを使わず、陸運局発行の国際登録証書だけで車やバイクを海外に持ち出して旅をする人も多いと思います。

スポンサーリンク

登録証書とは?

(国際)登録証書は、いわばバイクや車のパスポートです。
車両の登録してある陸運事務所に、パスポートとバイクや車の登録証、車検証を持って行くとその日のうちに手数料なしで発給してくれます。国際登録証書はカルネを発給してもらうときに必要です

しかし、陸運局でもらう国際登録証書の欠点は、ピンク色(またはグリーン色など)のペラ一枚のため、あまりにも最低限のことしか書かれていないことです。

登録証書の画像は、これです(Google画像検索より)

しかも重要書類であるにもかかわらず、中にはおそまつなことに手書きで書かれている「前時代的」なものもあり、

そのため・・・

この国際証書が国際的に通用すると思ったら、大きな間違い。アフリカなどでバイクの書類を見せろと何度も言われる。国際登録証書を見せてもこんなものといわんばかりだ。何度も国境の税関でひっかかり、そのたびにむだな時間をすごした。

引用:バイクで行く世界一周ガイドブック より

そこで!

これまで世界の入国時に税関で味わった苦難の経験から、

登録証書にはない説明を補うために

「たびいちドットコム式・追記車両説明の紙(Description of Vehicle)」

を作りましたので、

カルネを使わない方は、是非お役立てください。

dscn6201

使用上の注意と効果

これは、登録証書だけでは足りない部分を相手に説明(DESCRIPTION)するためだけの「ただの紙」なので、「証書」にはなりません。

つまり、新しい国に入国したり輸送したりする際に、税関で通関書類や、一時輸入許可証を作成するわけですが、この「追記の紙」は、登録証書には書かれていない、自分の車両の年式や重量、馬力などが、相手や自分の手元ですぐわかるようにするための「メモ書きの紙」レベルの効力でしかないので、お間違いの無いように!

ただし、この追記の項目は、カルネをベースにしたものなので、英語とフランス語で書かれており相手にもわかりやすいため、手続きがはるかにスムーズに進むはずです。

使い方

1、フォーム(docファイル)をダウンロードする

ここから↓ダウンロードして、保存してください

description-of-vehicle
(読み書きには、MS Office Word、無料ソフトのLibre Officeなどが必要になります)

2、右側にある記述を消して、自分の車両の情報に入力し直す。

右側に書かれているデータ(MS Pゴシックで書かれてる箇所)を消して、自分の車両の情報と住所氏名に入力しなおしてください。

因みに、右側に書かれてるデータは、私が世界一周したときのジェベル125のデータです。

 

Holder (name, address) / Titulaire (nom, adresse)

は、登録証書に書かれてるとおりに英文で入力。

もし住所が長すぎて入りきらない場合は、省略して名義だけでもかまいません。

Under no. / Sous le N°

は、登録証書のRegistration Number(例:STK HE 1234)を入力してください。

Year of manufacture / Année de construction
車体の製造年

Net weight of vehicle (kg) / Poids net du véhicle (kg)
カタログなどで公表されている車両重量

Chassis no.
車体番号

No. of cylinders / Nombre de cylindres
気筒数。二気筒なら2。

3、上書き保存して、プリントアウト(印刷)する

4、はさみで4分の1サイズに切り、登録証書と一緒に携行する。

 

以上になります。

これでみなさまの国境越えが、少しでもスムーズになれるよう、ぜひご活用ください。

Loading