(64)インドの田舎で、日本の漫画で懐かしむ

1月30日

こないだの野宿よりは状況はいいとはいえ、やはり全然眠れず、5時起床。外の気温13℃。

5時半ごろHotelという名のレストランが開いたので、チャイ10を飲みながら夜が明けるまでパソコン作業をする。室内は温かいし、電源もあるので助かる。見かけはノマドワーカー。

今日は、朝もう一度アダーラジの井戸を撮ったら、一気に380km先のジャイナ教の聖地マンドゥまでいくことにする。ノルマは19時着。タイムトライアルみたいだが、これまでの道中、走っては止まって、そしてどうでもいい写真ばかりを撮って全然距離が伸びないので、雑念を振り切り走りに専念しないと。

そして少し環状道路を走ると、いいにおいがしたので、掘っ立て小屋の食堂に入る。

掘っ立て小屋には何人か男たちがいたが、客は私だけ。「日本から来たの?」と、みな興味津々。今朝出会ったやつらとがらっと変わり、みんなとても親切で、態度もとてもやさしい。

メニューはないので、なにか食べるものを、とたのむと、お好み焼きのようなものが出てきたが、あまりおいしくなく、すごくギトギトの油っこいので食欲が失せるが、いい人たちなので無礼なきよう、ガマンして食べきる。

お金を払って出ようとすると、タダでいいよといわれた。しかも60ルピーもするお菓子まで持たせてくれた。店主のおじさんは、見かけに見合わず、少女のような純粋さと、限りないやさしさを持っていた

みんなに見送られて出発。「みんな、ほんとうにありがとう!」

IMGP6916

このインドツーリングの始めの頃は、見るもの全てが新鮮で、人々もフレンドリーな人が多く、インドが大好きになりそうだったが、このところもめたりと、無意識のうちに精神的に疲れてきているようだ。

当初の計画どうりに進まず、非常に苦しい事や大変な事も多すぎる。精神を打ちのめされたときに、この「限りない純粋なやさしさ」に出会った。

アーメダバードから国道59号で東へ。片側1車線のち高速道路で、夕方5時、ダホドという町についたが、地図を見るととなりのMP(マディヤプラデシュ)州にも町がある。せっかくだからMPに行こう。

州境には、EUの国境のような、何レーンもある広大な検問所がある。まるでアフリカ、南ア>スワジランドとか、ケニアタンザニア間などの国境を思い出した。

GJ(グジャラート)からMPに入ると、グジャラート文字からヒンディー文字に変わり、再び酒屋も解禁(といってもほかの州よりも高い)。インドの州は、EUのような一つ一つの国のあつまりのようだ。同じ国なのに。

DSCN0573

州の検問所には職員用宿舎もある大きな規模。

高速のパーキングや料金所と同じく、トイレもあるし、食堂もある。

しかしまだ夕食時間じゃないので、お菓子とスナックしか置いてなかった。

DSCN0559

MP州最初の町、ジャブアについた。老舗の大きなホテルは、部屋も広く、テレビもついてシーツも清潔でありながら、350ルピーは庶民価格なので安い。即決。ただ蚊もいたし、物音がやたら響いてうるさかった。

走行300km

スポンサーリンク
336×280

1月31日

9時半起床。テレビを見ると、アニメ専用チャンネルもやっており、インドやアメリカなどのマンガのほかにも、日本のちょっと前のマンガ(ポケモン、デジモンX、HunterxHunter、忍者ハットリくんなど)もやっていて、なつかしい。

子供のころ、リアルタイムで見ていた、なつかしの「Ninja Hattori」

DSCN0843

15年前インドにいた時は、版権の問題もあったせいか、ポパイなどの古典的なアニメしかやってなかった。当時圧巻していたポケモンはトルコ以西や中南米であったけど、インドからイランにはなかった。インドもだいぶ変わったものだ

この記事にもインドの日本のテレビ番組について書きました

(72)鬼へ行く
インドには、な、なんと!!「鬼」という村がある。そしてインドなのに日本のテレビにつっこみをいれまくる、今日もマヌケな旅でござるの巻。...

マンガのシーンでカップラーメンを食べるシーンがでてくるが、見ているうちに、うまいカップラーメンが食いたくなった。インドにもカップラーメンはあるが、どれもワンパターンでコクのないマサラ味だけしかなく、勘弁してくれ、の世界。

なので、日本のカップラーメンがどれだけくいたかったことか!

テレビもあって部屋も広くて安いので、きょうももう一泊しようか非常に迷ったところだけど、チェックアウトのギリギリまでテレビを見て、12時10分チェックアウト、13:27町を出る。MP(マディヤプラデシュ)に入州するとGJ(グジャラート)よりもさらに貧乏州なのか、ボロボロの道路が多くなり、総じて走りにくかった。それを思えばRJ(ラジャスターン)は豊かな州だったのかも。

とくにバイパスが完成してないのか、街中に通らされるときは、くびれのように混雑して、トラックがすぐそばでホーンを鳴らすとめちゃくちゃやかましくていらつきもMAXだった。そのうえManduの村に行く際、Dharの町で曲がるべきところを15kmぐらい行き過ぎてしまった。金と時間のムダになってしまい、よけいにいらだつ。

州によっては標識に英語併記が無いことが多いので、その意味では本当につらい。インド一周ツーリングは日本一周ツーリングとちがって、ちょっとやそっとの覚悟でできることではない。

「バイクでインド一周してるの?ボクにはまず不可能だ」

と現地の人から言われたが、その理由もわかる気がした。

危険とストレスをともにして、日本の感覚だとリッター700円以上する高いガソリンまきちらしてインドを一周するなんてのは、酔狂でしかないのだろう。

きょうの目的地・マンドゥの村に着いたが、ロイヤルパレス2という、大仰な名前の宿で、レストランは新しいのに、それは全くの見掛け倒しだった。

部屋はというと、レストランの奥の、汚いボロ部屋を案内された。しかもねずみがいる。チチチチと言う音がして、じつに不快。テレビも無いのにそれでいて昨日よりも高い400ルピー。まあ、宿が見つからず野宿するよりはマシだと思わねば。

この枕カバーやシーツにはミッキーやミニーとドナルドダックが描かれており、「これがほんとのリアル・ミッキーや!」と笑うしかない。

色合いが不気味な、劣化版ディズニー (勿論ディズニーのライセンスは無い)

DSCN1543

インドDVD写真集発売!画像4500枚 商用利用にも対応
インド一周24000kmの旅で撮ったDVDデジタル写真集 「インドDVD4500」 が完成しました! 銀行振り込みとメー...

それを思えば、昨日のジャブアのホテルは、物音さえうるさくなければ、じつに良かった。

マンドゥの広場に行くと、巡礼者たちが野宿をしていた。みんなが野宿しているシーンを見たのは野宿野郎以来である。自分もやってみたかったな。とはいっても野宿はこないだで懲りたし、寝袋とか毛布とかもないし、荷物の問題もあるし、すでに宿にチェックインしたので手遅れだけど。

走行184km

1月の出費 (デリー出発からマンドゥまで)合計34515ルピー(69000円)使用。

1月の走行距離 5297km

281 total views, 3 views today

スポンサーリンク
336×280
336×280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*