(81)インド一きれいなコバラムビーチ、そしてインド最南端到着!

インド一美しいとされるコバラムビーチ。ビキニになれる希少なビーチ。そしていよいよインド最南端へ!

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3月5日

野宿の朝。店の前で寝ていると7時ごろ店員がやってきたが、眠いので場所を変えて寝なおし、8時起床。蚊のクリームODOMOSを塗って寝てみたら、全然刺されなかった。もっと早く知っておけばよかった。野宿には欠かせなくなるだろう。

トリバンドラムはケララの州都だが、コーチにくらべて特に取り柄のないこじんまりとした地方都市だった。やはりコーチが断然、近代的な都市だった。

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そのかわりきょうは祭で、町中の女たちが道路の前に出て、それぞれの土鍋で煮炊きの準備を始めている。道路沿いには何万人もの女たちが延々と続いているので圧倒される

いっせいに煮炊きが始まると、市内はものすごい煙でいぶされる。

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トリバン市内の迂回路や混雑のため、コヴァーラムビーチについたのは昼ごろだった。海はまあきれいだけど、ゴアを地味に静かにしたかんじ。そろそろオフシーズンなので閉店してる店もけっこうあって活気が無く退屈そうで、すぐに最南端へ向かう。コヴァーラムは次回来るときがあればのんびりしたい。

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これだけの波があれば、インド人はサーフィンをしないのだろうか、と思ってたら、やはりサーフィンのスポットらしく、ちゃんとサーフスクールもあるようで、砂浜ではボディーボードのレンタルもあったのでやってみたかった。

最南端到着へのカウントダウン

14時35分、コヴァーラム発。最南端のカニャークマリまでついに100km。日没にあわせて到着したいのでタイムリミットは4時間。だがどうなるかはわからない。

カニャークマリの標識をフォローしながら進むと、狭くて走りにくい州道がずーっと続くので、左折して並列に併走する国道へ。

常夏のケララとあって、商店には黄色い普通のバナナに混じって、赤褐色のカスタードバナナを見かけるので食べる。

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普通のバナナは一本3ルピーだが、カスタードバナナは10と高級品。ねっとりしていたが、思ったよりもそんなにうまくなかった。ほどよく熟した普通のバナナのほうがうまい。まだ熟してなかったのかもしれないが。

それにしてもマンゴジュースとカスタードバナナは南国らしいおやつ。

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最南端まであと55kmぐらいの地点で、州境。ケララからTN(タミルナドゥ州)にはいると、共産的なオブジェやプロパガンダポスター、赤旗などは一切見かけなくなったが、かわりにTNの生き神様なのかカリスマ政治家なのか知らんが、おちょぼ口のおばさんのポスターが目に付く。トラックやバスのやかましい爆裂メロディホーンがまた復活して非常に不快。ケララでは爆裂ホーンは禁止されてたのかもしれない。

これよりタミルナドゥ州

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この路地がケララとタミルナドゥを分ける州境らしい

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カラフルだったり奇妙な建物が自分の視界に入ると、いちいち撮ってしまい、わざわざUターンしてまで撮ったりするので、「3歩歩いて2歩下がる」を地で行っているので全然進めず、やばい、このままだと日没になる、と焦り始める。

最南端まであと36kmの地点で、日没まであと1時間しかない!ここからは無駄に写真を撮るのをやめることにする。

最南端まであと20kmで、混雑するナガコイルの市街地に入ったが、無事突破。

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最南端まであと10km。きのうのスクーターおばさんのように、片っ端からぶち抜き追い越しまくる。

最南端まであと3kmぐらいの地点で、なぜか急に高速道路になる。ここで眠っていた興奮が一気に大爆発し、「うおおああああ!!!」とハンマー投げのように腹の底から死ぬほど絶叫!スロットル全開!スピードは100km/h近い。

「ついに海が見えた!!」

カニャークマリの町に入ると「サンセットポイント」の標識があったので、迷わずそこへ行く。

西に進路をとると、沈み行く赤く美しい夕日が見えた!

押し寄せる感動に、もはや人間ではなく野性。うあああと気が狂った動物のように叫びつづける!喜びを大爆発させている自分がいた。目には泪がにじんでいる。

2015年3月5日18時23分。ついに最南端に到着!

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サンセットポイントはゴミだらけで汚かろうが、物売りがやかましかろうが、ここがとにかく感動のゴールなのだ!

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日が沈む反対側に、満月がのぞいて来た。まさに最南端到着にふさわしい。

この最南端を目指すために!

10年以上前からインド一周計画をし、そして昨年インド行きが決定し、2015年の元旦の日にデリーを出発して64日、10254kmの道中、どれだけ苦労してきた事か!

デリーは北緯28度、この最南端は北緯8度。緯度的には北海道宗谷岬から沖縄本島南部までの距離なので、その苦労を乗り越えて到着したのだから、感動もひとしおである

荒波を見ていると、真っ先にアフリカ最南端のアグラス岬を思い出したが、やはりインド亜大陸最南端のほうが断然達成感がある。しかし、かつて見たアグラス岬には、インド洋ひとつでつながっているのだ。
さあ、無事にゴールのひとつにたどり着いた!そして次は、新たなステージが始まる!

走行205km

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