(84)タミルナドゥ州の田舎の空き地でむかえる、311

3月11日

6時。停電で目がさめる。ファンが止まると蒸し暑くなり、そして蚊の猛攻を受ける。部屋やトイレは汚く臭い、街道(国道)沿いなのでホーンの音とかが非常にうるさい、蚊が多い、しかも長い停電までありの不快四天王達成!の、野宿したほうが数倍マシの、最低のボロ宿だった。

暑いので窓を開けると、朝っぱらから狂ったようなホーンがダイレクトに響きわたる。神経を逆なでするうるささに1000%うんざり。日本人とインド(タミルナドゥ)人は全然違いすぎる。もはや宇宙人ぐらいの違いぐらいに感じ、インド人の思考には全くついていけない。

「こんなひどい宿に泊まるぐらいなら、野宿したほうがマシだ!」

と後悔しきりの最悪の朝。

8時出発。町を離れると野宿に適した空き地がみつかるので、

「昨夜はここに寝ればよかった!」

「金をどぶに捨ててしまった!」

「金どぶ!」

「かねどぶ!」

「かねどぶ!!」

と、ぼやきまくる。

というのも、現在のインドで一泊350ルピーは安いほうだが、日本円だと700円になる。15年前ならこの最低クラスの宿は250円ぐらいで泊まれたことを思うと、インド経済発展と円安のせいでいまや最低宿でも700円かかるので、くやしい事この上ない。

「今朝の後悔を機に、今夜こそは野宿するぞ、そしてできるだけ多く野宿するぞ」と固く誓う。

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ところで今日は311。

あの日から4年。あのときの心の中は恐怖と絶望の日々だったのをいまなお鮮明に覚えている。

黙祷するための空き地を見つけインド時間の11時16分、南インドのタミルナドゥの田舎の空き地で、真夏の日差しを浴びながら黙祷をする。

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この空き地で、日本の方角へ向かって黙祷した。

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周りのインド人から見れば「なにやってるんだこの東洋人」と思われたと思う。

しばらく走ると、再び高速道路に戻るが、暑さのため思うように進めず。途中、修理屋で、オイルを交換。350と交換手間賃20ルピー.となりの商店では、珍しい事に煮干を売っていた。10ルピーで30g入っていた。

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4時ごろ、NSRという国道沿いの食堂を発見。といってもこれとはカンケーありません

そのレーサーレプリカのようなイニシャル名にひかれて中に入る。

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「肉はあるか」と聞くと、チキンをごっそり入れてくれたが、食後に値段を聞くと,ミールス50 チキン120 ヨーグルト20 計190だという.チキンが高い!

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頼む前に、値段をしつこいぐらいに確認してから注文しないと、すぐにぼったくられて相手のペースに飲み込まれてしまう。これだからインドはヘビーである。鍛えられる。

食後しばらく走り、GSにはバスルームがあったので、水シャワーでベトベトの汗を流す。これで野宿も快適になれる。

夜、NHAI(National Highway Authority in India:印度道路公団)が運営するサービスエリアで休憩。日本のサービスエリア風。といっても野犬がうろつき、トイレは暗く、動物のうこんが落ちまくっているインドクオリティー。

まだ夜7時半なのにレストランは閉まっていたが、茶屋はやっていた。チャイ10とカステラとビスケットで休憩。

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それをおもうと、日本は「食の探求」が本当にすごい。世界一の美食・グルメの国だと思う。日本のテレビは「どこの店のこれはうまい」などと食べ物の話をよくやるしね。日本の高速のSAはレパートリーがものすごく豊富で、これでもか!というぐらいのご当地グルメが食べれるのだから。

国道を外れて野宿場所を探すが、集落で民家があったりで中々野宿に適した場所が見当たらなかったが、1時間ぐらい探してついにいいところ発見!国道をそれてグイグイ河川敷のような空き地を進む。

国道から500mぐらい離れているのでホーンの音も気にならないし、なにより全く誰もこないし野犬もいない。

きのうの最低宿とちがって、臭いもなく静かなのに、空気もきれいだし星空も見える。それで0円なので、下手な最低宿に泊まるのは実にばかばかしい。

11時ごろ寝る。

走行370km

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