西成の1300円の宿に泊まってみた

大阪駅から環状線で、釜が崎の駅・新今宮駅で降りると、あきらかに空気が違う。

交差点では、鳥の大群のように自転車が行き来している。

釜が崎の1300円の超安宿に泊まり、一風呂浴びて、夜は友人のいる宝塚に行き、23時半に宿に戻った。

前回2006年に西成に泊まった時は、単車で来たので、高めの宿に泊まった(みかど1900円、ホテル中央2500円。それでも安い)

だけど今回は、西成らしさを体験するため、思いっきり安い1000円ぐらいの処を当たってみたが、釜が崎の宿は、門限と言うのがあるので、それらを考慮した結果、「ビジネスホテル加賀」という宿に泊まった。

加賀は1泊1300円と、1000円の所には泊まれなかったが、それでも1300円は、日本の物価からすれば、べらぼうに安い。

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釜が崎の1300円の超安宿

部屋に入った途端、

長年にわたって狭い部屋に沁みついた煙草のヤニの臭いが、強烈に鼻をついた

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アジアの安宿に泊まったときでさえ、ここまでひどくはなかったが。

和室3畳に、小さな玄関と押入れ。そしてテレビとエアコン、小さな冷蔵庫がついている。布団や枕もきれいだ。廊下には冷水機がついていて、ありがたい。台所もある。ただし変な虫が何匹かいた。南京虫ではないとおもうが、ここはアジアである

そういえば、ほかの1000円の宿を訪ねたときは、「夜はエアコンが消える」と言っていた。

1300円と言えば、今のレートだと400バーツなので、それを考えれば、この安さはカオサン並みかもしれない。いや、テレビと冷蔵庫までつけばカオサンよりも安い!

そして風呂もある。いまは真夏でカオサン並みに暑いので、水シャワーでも充分だが(笑)やっぱひと風呂浴びると、とても快適だ。さっぱりしたところで西成から宝塚へ行く。

駅へ向かう途中の道は、ザ・釜が崎。上半身裸のじいさんが布団やダンボール敷いて野宿している人が多く、まるで夜中のファランポーン駅。

建物などの街並みも、雑然としており、まるで香港やカンボジア・プノンペンの下町そっくり

そしてとにかく小便臭い。夏だからなおさら臭い!立小便してるのを何人も見かけた。そんなところなのに、なぜか70年代のフォークシンガーのような、ワンレン黒髪の色白の若い女子が、釜が崎のおっさんたちと話していた

大阪駅で乗り換え、宝塚駅に着くと、当然だが西成とちがって小便の臭いはしない

宝塚は高級住宅街でおされなところなので、街行く女性もすごくファッショナブルで驚いたことがある。

ここでおがたさんに出会い、宝塚歌劇場と、手塚治虫記念館へと歩く。遊歩道にいくと、宝塚の追っかけの女性たちがいた。

宝塚の用事を終えて、西成に戻る。門限があるので少し急ぐ。

駅近くのスーパー玉出で、おにぎりパックとたこ焼きを買って帰る。

宝塚と西成では、物価がぜんぜん違う。

のり弁当のようなおにぎりだったが、おかか入りで、すごくうまい。そして安さは最高。100円ちょっとだったかな

おかげで西成に何日かいてもいいかな、と思ったほど。

門限があり、宿泊客が中年から高齢者が大半なので、全体的に静かだった

これがカオサンだったら、とても騒がしくうるさかったりして全く落ちつかない。

3畳一間に冷蔵庫、テレビ、エアコンがついて、1泊1300円。

これがどれだけ安いのか、アジアの国々と比較してみると:

マレーシアだと、40リンギット、

この値段だとテレビもコンセントすらない何もない部屋だった(ペナン島)

タイだと、400バーツ。

バンコクでこれらの設備付きは無理だが、田舎では泊まれる(しかも広い)

カンボジアでは、13ドル。

13ドル出せば、テレビエアコン冷蔵庫つきで、西成よりも広くきれいな部屋に泊まれる

なので、西成の宿泊費の安さは、タイとカンボジアの中間といったところか。

ただ、食事代に関しては、玉出がどんなに日本よりもアホ安といえども、マレーシアよりも高いと思う。

自炊キッチン。レトロな10円玉を投入するタイプ

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翌朝、8時半に起き、片付け。9時チェックアウトは早すぎる。

ドヤ街なので、この宿は男の宿。昔ながらの男しか泊まらない労務者向けなのに、レセプションには、な、なんと、若い女子、しかも白人の女子がいた。

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バックパッカーのドイツ人。今日は難波に行き、友人と合い、そのあと広島に行くとのこと

今日は8月6日。平和式典のある日だ

近年、西成では外人旅行者向けにしてある宿も増えているが、なのに異国の女が何故ここにとまったのかというと、インターネットで見つけたらしい。時代の流れか。

意外なことに、フロントの人も彼女と英語で話していた。フロントの人は中年で、関西人らしからぬ話し方とかを見てると、日本人ではなく中国や韓国系のアジア人なのかもしれない。そのフロントの人から知り合いですか?なんて聞かれた

その彼女と動物園駅まで行き、そこで別れ、あとは暑い中、釜が崎を歩いた。掃除をしてる業者の人も多く、ゴミも少なくなり、以前行った時にあった怪しい露天なども影を潜めているが、やはりディープさはまだまだ健在。

日雇い労働の斡旋している者もおり、3回もこえかけられた。「8月10日の仕事、でけへん?」などといわれ、ほかにも若い男から「仕事しませんか?」などとても丁寧に言われたりしたが、契約した途端ドレイのような扱いを受けるのだろうか。

今年の釜が崎、意外に若い女の姿も何人か見かけた。2006年にいたときはほとんどいなかったのに。学校帰りの小学生の姿も。

天下茶屋のスーパー玉出で中華丼を買う。198円。玉子丼にいたっては158円という激安ぶり

関西らしい一品として、かやくごはん100円も買っといた。自販機も50円と安い。

釜が崎といえば玉出しかないので、接着剤のように切っても切れぬ状態で、自動的に玉出教に洗脳される(笑)

閉店した店の前で中華丼を食べていると、自転車のおっさんがとなりにやってきて、暑いのでやおら地べたに寝転んできた。そのおおらかさがいい。

宿に戻り、預けた荷物を引き取って、新今宮から、京橋のりかえ四条畷に行った。

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