タイで結婚・移住について・この14年で移住計画はどう変わったか?

東南アジア旅2017以前男と女
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タイでロングステイ、結婚、移住を考えているみなさんへ。

じつは私たびいちも、2005年からタイに移住を考えていました。

しかし!

時代と共に、考えなどすべては、なにもかも変わっていくものです。

そこで、

2005年、2012年、2014年、2017年、そして現在の2019年と、

それぞれ自分の将来の計画がどう移ろい変わっていったのかを、当時の日記から時系列でしるします。

 2005年1月時点の計画 「どんなビジネスをするか」

タイ移住を最初に明確に思い描いたのが、このときでした。たびいち27才の頃。

タイやインドシナを放浪しているうちに

「タイで結婚して移り住もう!できれば家族を持とう!」と本気で考えるようになっていた。

それは、そのころ、日本で人間同士で非常につらい目にあっていたのもある。

「もう日本に自分の場所はないのでは?」と。

 

では、どうやってタイで生活するか?どんなビジネスをするか?

それは、結婚と移住をしたら、チェンマイあたりで土産屋を営もうと思っていた。

空き店舗なり、ショッピングモールの一角なりを、妻の名義で借りて、店を出す。

そして少数民族の村などに行き、自らバイヤーとしてアンティークや装飾品などを買い付けて、日本人観光客に売ったり、日本へ輸出したりするというものだった。

もしうまくいかなければ、現地の日系企業などで現地採用として働けばいいし、それでもだめなら日本に出かせぎすりゃあいいと、まるでタイ人のように考えていた。

 

しかし旅先で出会った、タイで現地採用で働いている日本人女性にその話をすると

「それは逃げだよ」

と言われてしまった。

たしかにいま思うと、地に足の着いてない考えだったと思う。

やっぱり、自分のやってることは、現実逃避でしかないのだろうか?

ということで、帰国後は日本でまっとうな社会人をめざして生きていくわけですが・・・・

 

2012年7月時点での計画

まっとうな社会人を目指し、3年間働いたものの、その後アフリカに行ってしまった。

さらに時がすぎ、2012年。

やはり、「タイに住んで、結婚しよう」というかんがえがよみがえった。

それはやはり、震災の経験だとおもう。社会に希望が持てなくなってしまった。世はおかしくなり、貧しくなるばかり。ボランティア先であった子らと交流した事も大きい。

そこで、2005年1月にかんがえていた、タイ移住計画が年月を経て、復活したわけだ。

日本では無理でも、タイなら実現できる。もう日本ではくらしたくない。まったくきょうみがない。

とはいえ、最近まで、タイに住むつもりはなかった。タイへは年に1~2回遊びにいければいい、というぐらいにしかかんがえていなかった

しかし、毎日仕事の毎日のストレスのため、このときなんかは「タイに行きタイ病」が重病なぐらいに再発。

「この国に住むよりタイに住め」というお告げにも聞こえた。

だったら起きてるあいだ、朝から夜までタイのことかんがえるわけがない。

 

せめて45歳ぐらいには結婚して家族を持って余生を過ごしたほうがいいのではないか。

こんな刺激がなく、堕ちて行くだけの日本でワーキングプワとして生きるよりは、現地で嫁っ子見つけて移住して気楽に余生を過ごしたほうが、よっぽどしあわせだと思うようになった。

タイは思った以上に便利だし、100~200万円あれば、家が買える。日本でちょっとかせげば人間らしい生活ができる。片道2万円あれば日本に帰れるし。

 

もちろん、タイに永住するには現地の女性と結婚しなけりゃならないけど、タイは日本の男がモテる、数少ない国だし。日本語を習っている女の子も多い。

日本の男と結婚する事は、タイでは勝ち組になるらしい(?)その気になれば、現地で結婚して移住するのは、そんなにむずかしいことではない。

もちろん、タイに住めばすべてがユートピア、だともおもってない。でも、この日本のみじめさといいようのない息苦しさにくらべれば、タイのほうが明日があるのは言うまでもない。

とりあえずは日本で住むが、自分が40代になり、50代、老後になると、先行きの見えぬ日本でくらしてもしょうがない。

ちょっとバカなことかんがえると、白い目でみられるし。

こんな男じゃ、日本じゃ結婚はむずかしいけど、タイなら現地に居た経験上、若い女性と結婚できる自信はある。(できないかもしれないし、リコンされるかもしれんけど)お金がなくてもたのしく生きれるタイに、視野を入れています

正直、日本にいても、社会自体が息苦しく、タイの事ばっかかんがえています。

 

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2014年1月はこういう計画だった

2012年は震災のあとをひきずって社会が息苦しかった分、かわりに超円高だった。

しかし政権が変わり、いっきに円安になる。2013年にタイマッサージ修行のためタイに3か月ほど住んで、帰ったその翌年の考えは・・・・


男、36歳。もうじき人生の折り返し地点であります。
それなのにまだまだ若いと「若作り」してると、傍からみれば痛い人間なだけと思われるだけなので
これからの人生、ちゃんと考えてますよ

自分が老後、60歳~65歳になったら、ずばり、タイに移住。

その永住のためのビザをどう工面するか?現地人と結婚するか?いろいろあったけど、一番いいのは、250万円(80万バーツ)をタイの銀行口座に預けておけば、リタイヤメントビザがもらえることが判った。

なので、それでタイで生活すれば断然日本より安い。で、自分が死ぬ前になったら80万バーツを下ろして使いきってしまえばいい。

もちろん、25年後の先の話なので、リタイヤメントビザのシステムもどうなるか全くわからないし、自分自身もどう変わってるか判らない。なのでこれは、あくまで2014年1月現在の老後計画です。

250万円という金は、確かに大金で、その資金繰りに悩んでる人も多いそうだが、じつは250万円なんて、3年間働けば貯められる額である。何千万円もの担保が必要なほかの国を考えれば、はるかにハードルは低い。
その大金250万円をタイの定期預金にすれば、その利子だけでもタイなら生活の足しにできるようだ。

これまでタイに住んでみていろいろなことが判った。もちろん全てが楽園なわけではない。
タイにいても、結構頭にくること、ストレスもたくさんあった。

でも、日本にいてもタイにいても同じなら、

じゃあ老後はどちらに住むべきか?といわれたら、タイである

最低限の年金を納めて老後にもらえたとしても、ギリギリの額になると、日本ではまず生きていけない。
だが、物価の安いタイなら充分生活ができる。

タイにはたくさんの欧米老人が住んでおり、西洋とは文化の全然ちがう国なのに、楽しい老後を送っている。ましてや日本人は、欧米人と比べて文化も近い(食文化や根本的な思想なども)のだから、住めないわけがない。

そして、「風通しのよさ」である
日本の社会や、事件、周囲に関して、スカッとしない部分や、違和感がとても多い。
「別にそんなことしなくてもいいのに」、と思うこと多く、島国的な連帯責任的、右向け右・左向け左の風潮が「個人主義的」な自分の肌に合わない。

そのぶんタイは本能に関して忠実というか、わかりやすいというか。
(さしずめ、沖縄はタイっぽさが少しはあるというか)

日本に帰って思うのは、他人に対する距離感、警戒心。
日本だと、ふとしたことで不審者扱いされてしまう空気。そんなのいやだ。

見せかけだけの「ふれあい」だの、本音と建前。
そして、日本の社会は「複雑すぎてめんどくさい」それに尽きる。
シンプルなままでも充分良いのに、それをなぜわざわざ複雑にするんだ。
「便利すぎるがゆえに、その代償として面倒なことをしなければらない」
ことに気づいた。
つまり、日本は、仕事にせよ、生活にせよ、シンプルなものを許さない空気があるのは間違いない。

その点、世界中からのリタイヤメントを受け入れて調和できているタイは「自分」という立場が気楽になれる。

私のような人間が、老後に日本で一人でくらしても、刺激もなく退屈で、話す人もいなく、孤独に苛まれ、ボケが進行するのは確実であろう。

もちろん、日本には日本のよさがありますよ。
だけどどっちかを天秤にかければ、タイが勝る。タイに余生を過ごしたほうが生き甲斐がある。それだけです。

なのでそれ60歳までは、日本で生活し、働き、最低限の年金だけは収めておく。まだまだ世界を旅したいし。で、老後はタイに移住。

そう考えると、これからの人生に対して楽になったきがする。

と、そんなことを考えていました

 

2017年1月21日では

しかし、2017年現在になると、

この3年で世の中も自分自身も変わりました。思った以上に変わった。

まず、年寄りの意義が変わり、年金受給開始がおくれるのは3年前よりもさらに確実な事態になって来るでしょう。

となると、

死ぬまで働かなければならない。というか、年を取ってもネット収益できるようにみつくろっておかなくてはならない。

いちばんしわ寄せがくるのが、正社員ではない、契約雇用や自由業なんでしょうね。

 

そして、家のじじょー。

あれから3年たち、プライベートの面でも、いろいろ将来のじじょーが変わり、60代になってタイに移住するのは現実的ではなくなりつつある。

自分個人の日本の住所を持つ必要がある。

タイに移り住んだはいいが、仕事や年金などのこともあるので、日本に住所がありません、じゃ困る。かといってタイで家を借りて、日本にも部屋を借りてじゃ、二重払いであまりにもったいない。そんなお金はない。

タイに移り住むなら、日本の住所は信頼できる友人の家にして、荷物を置かせてもらうスペースと住所だけ借りて「様方」にすればいい。さすれば移住にかんしてかなりいいのだけど、いまのところ、そんな友人の当ては無い。

どっちみち結婚できそうに無いので、自分ひとりが住めるスペースを持たないとならない。

タイでの結婚といえば、若ければいくらでもチャンスはあっても、その頃には自分もじいさんになってるから、よほどネット収益がヒットして妻子養える安定した収入にならないかぎりムリだろう。

そもそも、ファラン(タイの西洋人)のじいさんと、若いタイ女性が結婚してる例が多いけど、それはファランに十分な資産があるため。いくら日本人はもてやすいといっても、年寄りでしかも貧乏だと相手にされないのでは。

 

そして、前回にも書いたが

つい何年か前までの長期滞在といえば、断然タイでした。
しかし、タイ経済の好調や日本の円安、そしてタイのビザ対策で、昔よりも長期滞在しにくくなっています

昔はタイの物価は爆安でしたが、タイと日本の経済格差も縮まっている最近はそうでもなくなりつつあります。
そして、デモ隊のいたひところにくらべれば安定しているとはいえ、国王も変わり、いまは軍政でしめつけている部分があるので、昔のようなタイのおおらかさが、どこか失われている気がするのです。

タイに住めば物価は安いと思っていたが、いまは変わってきている。

老後にタイにいても、ネットでの仕事などをして、なんとか稼ぎ続なくてはならない。日本にいたほうが仕事の効率もいいし、ちゃんと働くことができるので、そのころの収入しだいでは、ムリにタイに移住しなくても、年に一回、2月から3月ぐらいに遊びに行くぐらいでいいのではないか?ぐらいに思ってます。寒いのよりも花粉症のほうがつらいし。

とはいえタイの移住もあきらめたわけじゃない。だけど日本でも地価が下がり、ミニマリズムでうまく安いところに住めば、月8万円ぐらいでも何とか生きていけそうなきがしたのであります。

しかし、仮に日本で安く生活できたとしても

私のような人間が、老後に日本で一人でくらしても、刺激もなく退屈で、話す人もいなく、孤独に苛まれ、ボケが進行するのは確実であろう。

という懸念がある。

果たして、タイに移住するのか、しないのか?

今後、たびいちの前に、魅力的な人があらわれるのか?

たびいちドットコムがヒットして、十分生活ができるようになるのか?

それは自分にもわからないし、

誰にもわかりません。



そして2019年1月現在 ブロガーになって変わったこと

そしてさらに2年。ついにあれから14年。

結論から言うと、

タイ移住計画は、ほぼ停止状態です。完全になくなったわけじゃないけど。

以前も言ったように、タイに少し飽きてきたからです。

タイが「少しきらい」になった理由。
昔は大好きな国だったタイ。だけど正直言って、今年の3か月半のタイと周辺国の旅から帰国したころには、ちょっときらいになってしまいました。残念な結果だけど、一体どのような心変わりになったのか、書いていきます。生活環境が悪いタイの人々、特に男は、...

タイも物価が高くなり、昔のようにマイペンライ(なんくるないさ)も少なくなり、タイが住みにくくなった反面、どういうわけか日本が若干だけど住みやすくなってきた気がする。

それは、いまではブロガーとして毎月多少は収入が入ってるので、職業の選択肢も増えたこともある。

海外から見て判ったことだが、日本の社会は、がんじがらめな分だけ、守られる部分も多い。

若いころはそんな日本が窮屈だったが、あれから14年経つと、そのぶん年を取って無茶ができなくなっている。その分、「守られる部分」にメリットを感じるようになってきたのだ。

タイの雨期はいやだ!

2005年や2010年までは、チェンマイもすごく生活しやすく、永住先にしたかった。

しかしその後は、爆買い国人がスペースインベーダーのように大挙チェンマイに押し寄せるようになってからは、街の雰囲気も悪化し、無念だけどもうチェンマイには自分の居場所がなくなったなと確信した。

そしてタイは雨期になると、天気も悪く、雨も降ってベトベト蒸し暑いだけの毎日だと、苦痛でしかない。

もし現地に住むとなると、タイの住処のみならず、日本の住処も二重に持たないといけないので、お金の無駄である。

死ぬまで仕事するとなると、日本に生活や住所などの基盤を持たなくてはならないからだ。

日本の冬に行くのが一番だ!

なので、日本の寒い冬と花粉の時期に、スカッと晴れた快適な時期のタイに逃げるのが一番いい。

そうすれば面倒なロングステイビザ(リタイアメントビザ)などの工面もしなくていい。

いまや日本からバンコクまで4万円あれば、気軽に行き来できる。
https://tabi1.com/thai-lion-air-first-booking

タイでも家を持たなくていいので、山里でのんびりするもいいし、海でビーチライフを堪能するのも自由きままだし。

タイに永住するようになったら、どっちみちタイと日本の行き来をしなくてはならないし。

ただ、たびいちドットコムが大ヒットして大金持ちになって、タイでも生活できるぐらいの余裕ができれば別かもしれませんが。

そうだ、タイに逃げるというと、「YouのLIFEは、逃げてばかりだな」といわれるかもしれん。

だけど、逃げるときは逃げるが勝ち!中途半端に逃げるのではなく、全力で逃げて逃げて逃げまくれ!ロケットよりも速く逃げるのだっ。

まとめ

ということで、今月からインドに行く前に、またまたタイに行ってきます。

懲りずに10回目のタイです。

タイ永住計画をはじめて、もう14年もたったけど、これから10年後、20年後、たびいちがどんな計画を進捗させているのか、みなさんご期待ください!!

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