東京から青森(秋田)まで、高速を使わず「快適な下道」で行く方法

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盆休みも近づき、暑さを逃れて、青森ねぶた祭、そして北海道に行く人も多いと思います。

そこへ行くにはまずは「青森」を目指すわけですが、

大金のかかる高速道路(東北道)は使いたくない
かといってずっと国道4号は走りたくない
快適な道を使いながら、できるだけ青森まで最短距離で行きたい
その土地を感じる面白い道を走りたい

という人も多いと思います。

そこで、世界一周・海外ツーリングライダーで、格安旅行研究家のたびいちが、東北を縦横無尽に実走した経験上、できるだけ快適なルートである

「東京>青森 みちのく快適下道」の紹介をします。

IMGP0773

快適下道を走ろう!

高速なんか通行料金が高い!という人や、

あるいは125cc以下の原付なので高速走れない場合。

たしかに東京から青森までずっと国道4号で行けば、迷うこともないし、最短距離の一つですが、
おすすめしません。

なぜなら日本の中でも走りやすいといわれる東北地方とはいえ、4号は仙台や盛岡などの都市のみならず、小さい都市も4号沿いに断続的に続いているので、片側一車線区間でも車やトラックが多くて、とても走りにくいからです。
(むしろ静岡~大阪間のほうが、名阪国道とかバイパスが連続しているし、流れも速いので走りやすい)

そんな国道4号で果てしなく続く信号や渋滞にひっかかり、追い越しすらもままならず、トラックの排気ガスを浴びながらタラタラ走らされるのは、もはやストレスと苦痛以外の何物でもない。

そこで、とにかく市街地を避け、かといって時間のかかる狭い山道ではない、走りやすいルートを特選しました

そのまえに準備しておくべきものは・・・

あるととても便利なもの

ツーリングマップル 東北版

当時はかなりマイナーな道を経由しまくるので、一般的なバイクやスマホのナビの自動道順案内は、たぶん役に立たないと思ってましたが、しかし今なら、スマホに予め設定しておけば、Googlemapでも割とフォローできます

 

あるととても便利なもの

タンクバッグ

タンクバッグからそのまま地図が見れるだけでなく、
寝るときは枕としても使えます(笑)

 

「快適下道」の注意点 道順、標識は必ず確認!

高速や国道とちがって、県道や広域農道をつないでいくとなると、当然ながら行き先の標識は少なく不案内です。
オリエンテーリングのゲーム感覚と言えばそれまでだけど、
一つ道をまちがえると、かえって遠回りになってしまうので、
道順は、勘に頼らず、交差点でしっかり地図と方角を見て確認しよう。

夜はわかりにくくなる!

夜になれば、ただでさえ県道などの標識なんかも見えにくくなるので、初めての人は大変かも。
そして、田舎の農道は街灯もないワイルドな道だったりするので、走行にはより注意が必要。

初心者の方で、夜はつらいとおもったら、ムリせず宿泊するか、国道や高速を使いましょう

ガソリンは、絶対にこまめに給油!

国道4号とか7号とか13号沿いには随所にあるGSも、県道や広域農道では、民家とかが少なく走りやすいぶんだけ、GSも激減します
なお、田舎のGSは、夜になると(18~19時ぐらいから)早々と閉店するので、とくに注意!!

「快適下道」のルート上では、大きな町は会津若松や秋田ぐらいしか寄らないので、そこで給油しておきたい。

それでは「快適下道」のルート紹介

ツーリングマップル(またはグーグルマップ)を見ながら、

以下の道路をフォローしてください

略号:
R:国道
F:県道 福島
Y:県道 山形
A:県道 秋田



東京から
R4
R400
R121
R118
F64
R49
R121
Y4
Y8
Y250
置賜西部広域農道
Y164
R287
R347
R13
R398
出羽グリーンロード/出羽丘陵広域農道
A164(出羽グリーンロード)
A30(出羽グリーンロード)
R105
A315(出羽グリーンロード
A10(出羽グリーンロード)
A149(出羽グリーンロード)
R13
秋田

青森

「快適下道」のルートの詳細

栃木・福島県

東京から西那須野までは国道4号(新4号バイパス)を使います
小山から宇都宮まではフリーウェイ状態なので走りやすいです
しかし宇都宮から先は片側1車線で走りにくいので
それが面倒な人は、宇都宮IC(または東京)から西那須野塩原ICまで東北道を使うのも手です。

R4からはR400で進路を変え、南会津、会津若松へ行きます
栃木県から東北・福島県にはいると、車がウンと減るので快適になります

追記:白河から会津下郷を結ぶR289も、峠付近ではダイナミックな景色が見えるのでお勧め。

会津若松は観光名所の町。しかし若松市街の手前からバイパス的な県道64号があるので、会津若松をスルーしたい場合は、そっちを使ったほうがラク。
R118の会津縦貫道を経由して、山形県へ。

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山形県

福島県から山形県に入り、しばらくするとY4、山形県道4号があるので、そこに進路を変える。
Y4、Y8で北上し、Y250で左折して、「置賜西部広域農道」をめざします。

農道への道順はわかりにくいと思うので、しっかり入り口を確認しましょう
農道、Y164でR287へ。
そこからはしばらくR287で、R347の標識が出たら左折ですが、
ショートカットとして、「湯野沢寒河江線」をつかえばなお可。(ちょっと迷うかもしれないけど)
R347からはR13。無料の高速道路・東北中央自動車道が断続的にあるので、快適です。

秋田県

無料の高速道路・東北中央自動車道の湯沢ICで降りたら、R398で西へ進み、そこから出羽グリーンロードに入ります

グリーンロードは、秋田市までひたすら一本の快適な道が続く、都会の人間にとっては夢のような道です。

ただ、途中で国道や県道が混じったりしているので、道順をしっかり確認して進んでください。
出羽グリーンロードが終わると、R13に戻り、まもなく秋田市街に入ります。

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秋田から青森

その後の「秋田から青森」ですが
秋田まで来れば、人口が少ないので国道でもかなり走りやすくなります。
距離を短縮したい人は
秋田から
R7
R285
R105
R7
で、青森に最短到着です

男鹿半島や八郎潟、日本海側を経由したい人は

秋田から
A56
R101
A42
R101
R7
能代へ

能代から青森は、

普通に行くなら、能代から青森はずっとR7でもいいでしょう。

日本海側経由なら
A64(能代山本広域農道)
R101
R7
青森

 

ということで、「みちのく快適下道」の紹介でした。

実際に、国道4号と「快適下道」のルートをストリートヴューで見くらべると、その差は一目瞭然だと思います

ぜひ東北の田舎の快適な道を走って、旅の魅力を存分に味わってください。

それでは、Have a nice trip!!

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