なぜ、海外ツーリングをやる若者が少なくなったのか?

先日、WTNJ(海外ツーリングネットワーク)で

こんな見出しを目にしました

いつの間にか海外ツーリング界も高齢化が進み、「いったい若者は何をやってるんだ! 家にこもってゲームでもしてるのか」と、元気な中高年が愚痴をこぼす毎日。

そんなこというと、「恵まれた世代の戯言」に聞こえてるかもよ

ううむ、なんだか自分のことを言われてるような気がしたので、二言三言。

すいません、自分はゲーム大好きです。家にこもってゲームやるのは大好きです。

小学校のころはファミコンにはまり、中学高校のころはゲーセンに入り浸ってたし、
まあ最近ではたびいちドットコムを書いてるのが遊び・仕事・ゲームの3種混合ワクチンみたいになってきたので、ゲームやる時間はめっきりなくなったけど、今でもゲーマーです。

私もWTNJに参画した当初は20半ばの若者でしたが、あれから10何年もたち、ぼちぼち中高年の側になってくのですが、初期のころの賑わいを知っているものとして、主流メンバーがそのまま残ってしまい、ゲストや来客なども仲間とかの中高年がほとんどで、想像以上に高齢化が著しいと思った。

あと、「元気な中高年」と自称して愚痴るのもどうかと思った。
そんなん若者側からすれば、ただただうざったくおもうだけ。だから若者が寄り付かず、高齢化になるのではあるまいか。

なぜなら、いまの若者は、中高年世代に比べると

「上の世代においしいところを取られた」

「恵まれてない世代」

だからです。

人は人。自分は自分。相手は相手。

「元気」なくせに、自分と縁もない他人を愚痴ってる暇があったら、

自分がやりたい未来の話をしようぜ!



なぜ、海外ツーリングをやる若者が少なくなったのか

9年前の2008年にWTNJでコラムを書きました。ちょうどリーマンショックの前で、ガソリン代がアホみたいに高かった時代だ。

いまや海外ツーリングにとって冬の時代、いやスーパーブリザード時代かもしれない。
思い起こせば1990年代のあのころが、一番の黄金時代ではなかったでしょうか。

バブル時代にかせいだ金で、Hit the Road! 今ほどガソリン代もかからず、しかも円の価値が強かったためどこへ行っても物価が安かった。たとえばオーストラリアなんて、そりゃあもうウジャウジャ日本人ライダーだらけ。

しかし今はどうだい。このWTNJの掲示板を見たって6年ぐらい前にくらべて件数も少なくなっているのがわかります。かつて世界の富を占有していた日本の経済も、BRICsなどの新興諸国に経済力を吸い取られ、確実にしぼんでいくのがわかるとおもいます。
だから海外ツーリング者の数も80年代そして70、60年代のように希少価値化してきそうです。

かといってその頃に「バイクで世界一周をしたんだゾ!すごいやろ!」なんていっても、パイオニアだったカソリさんのころと違い、もはや世界一周の前例なんて沢山あるから、「そんなのはただの道楽だ」で片付けられてしまうでしょう。それどころか、「こんな時代なのにガソリンまきちらしやがって」と逆ににらまれたりしてね。

http://www.wtn-j.com/html/column/aflo/aflo.htm

さらにあれから9年たち、

海外ツーリングはさらにやりにくくなってると思う。

お金に余裕がない。道楽に金を注ぎ込む時代ではない

最近、日本でも「貧困」という言葉を聞く機会が日増しに増えてきましたね。

たとえば、いまの中高年世代が学生のとき。
大学の学費や仕送りは誰が出してくれましたか?

公立だろうが私立だろうが、全部親が出してくれた人が大半だと思います。

あのころはバブル景気で、恵まれてましたからね

しかし、経済も傾き、現在では学費も上がり、親の金だけでは学費は払えず、今では奨学金という名の借金を借りて大学に行く人も多いのです。

だから海外ツーリングというリスキーでとんでもねえ道楽に注ぎ込むよりも、ネットやゲームなどの娯楽に恵まれた環境で、堅実に生きたほうが合理的なのです。

昨年大反響を呼んだ記事。

海外ツーリング経験者が海外ツーリングを勧めない

なんて、そりゃあ反響を呼ぶでしょうな

私が海外ツーリングを安易に勧めない理由 
海外ツーリング研究家のたびいちです。 これまで6大陸を単車で走ってきました。 昨年もインドを一周してきたので、 それら合わ...

やりたければやればいいし、やりたくなきゃやるべきではない。

誰もほめちゃくれないし、お金にならない。

だから海外ツーリング者の数も80年代そして70、60年代のように希少価値化してきそうです。
かといってその頃に「バイクで世界一周をしたんだゾ!すごいやろ!」なんていっても、パイオニアだったカソリさんのころと違い、もはや世界一周の前例なんて沢山あるから、「そんなのはただの道楽だ」で片付けられてしまうでしょう。それどころか、「こんな時代なのにガソリンまきちらしやがって」と逆ににらまれたりしてね。

海外ツーリング黎明期の70年代とかは、個性として認められていたけど
いまやたくさんの人が前例を作っているので、ただ道楽だけになってしまうと、就職にも役に立たないことが多くなった。海外でどんなに危険な目に遭っても。

それどころか、海外ばかりに行くと、物事を斜めで見たりするので、日本の社会適応が難しくなる人もいる
もちろん身に着けた国際感覚や適応力や語学力を生かしながら体よく良い働き口を見つければ別だが、それでも日本の横並び・事なかれ主義からすれば、ハミダシ者は扱いずらい人材だとされてしまうのである

なので、私がユーラシア計画をやるとしたら、仕事として行いたい。

旅で稼ぐ。~海外ツーリングとマネタイズ~
海外ツーリング研究家・ならびに格安旅行研究家のたびいちです。 ところで、「海外ツーリングで食べてる人」は、果たして何人いるのか。 ...
ユーラシア計画という海外ツーリングを仕事にするとはどういうことなのか?
それはまた次回に。

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