2016年3月5日。旅立ちの日がやってきた!
思えば前日は、一日使って休養と準備にあけくれた。
昨夜は22時半まで準備したものの、22時40分ぐらいに寝て、夜中の2時に起きる予定だった。
が、2時なんていつもなら睡眠ピークの真っ最中なので、なんとか目がさめても眠くて眠くてどうにもならず、2時半になり、3時になり、結局3時15分に起きた。
再び準備して、日の出とともに家を出て駅へと歩いた。
さあ、青春18きっぷの旅が始まる!
行き1日目のスケジュール
上野513→高崎655(途中駅より乗車)
高崎710→水上814
水上824→長岡1021
長岡1027→新潟1127
新潟1143→村上1257
村上1335→酒田1556
酒田1631→秋田1819
秋田1841→大館2035
大館2119→青森2248
時刻表の出典・参照先: さかなのページさん
いってきまーす
駅に着いて、改札へ。
18きっぷは、当日に買うと出発前で慌ててしまいいろいろトラブルが起きそうなので、余裕を持っておととい買っておいたのだが、これが正解だった。
有人改札へ行くと、女子駅員より、改札印をもらう。
改札のあと、女子駅員から「いってらっしゃい」と言われたので、私も「いってきまぁす!」と妙に自信たっぷりに返答した。いい旅になりそうだ。
18きっぷの初電車・下りの湘南新宿ライン高崎線に乗り込む。
今日は土曜日。車内には登山客やスノーボーダー、家族ずれも目立つ
6時38分ごろ、岡部駅あたりでふっかちゃんが描かれたガスタンクを見る。いよいよ旅気分が始まっていく。
そういえば深谷駅あたりから、乗り降りの際は、自動ドアではなく、ボタンで開閉するようになる
それ以南の首都圏の電車だと自動開閉なので、とても新鮮。同じ埼玉県なのに。
高崎駅
高崎を降りると北上したせいか、少し寒く感じる。
名物だるま弁当。キティだるままであるのは、世の流れか。
赤いだるまの弁当箱は、貯金箱になるって知ってた?
高崎より先の列車は、どんな列車なんだろう?
と思って見てみると、なつかしのカラーリングだった
ボックスシートで朝食を食べてる人も多く、これもまたレトロな雰囲気。
深谷より先は北海道まで、ドアの開け閉めは、自動ではなくなるが、水上線では、なんと手動。昭和の匂い。
高崎までは15両編成だったのが、水上行きは、4両編成。これまで10両とか15両の列車に乗り慣れてるので、ギャップがありすぎる。
渋川のあたりは、眺めが良い。
水上線は、多くがボード客や登山客だ。向かいには、一人の山ガールがいた。背は高く、登山者という雰囲気だが、まだあどけないかんじがして、10代後半ぐらいだろうか。化粧気が無く素朴。自然が好きなんだろうね。
7時48分、初のトンネル。ここから山が始まる。
トンネルを過ぎると、山影に雪が出てきた。しかし岩本駅や沼田駅には雪はない。
8時10分の写真。
水上駅
水上駅から長岡行きの列車に乗り換える。登山者とボードを背負った若者がとても多い。
そのなかで、ボードを担いだ高校生男子2と女子1の3人組が乗り込んできたが、彼の手には水上から500円の片道切符が見えた。
水上の高校生は、まさに「買い物に行く感覚」で気軽にゲレンデにすべりに行くのだ。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
水上を出ると、まもなく群馬と新潟を結ぶ長いトンネルになり、トンネル内には二つの駅がある。地下鉄みたいだが、トンネルの中をそのまま駅にしたものなので、その質素さはまるで洞くつみたいだ。
トンネルの中の土合駅。
そのトンネル駅では、何人かの登山客が降りていった。
長いトンネルを抜けると、一面真っ白の世界に変わる
天気は関東と同じく晴れてるので、いきなり雪国、というほどのインパクトではないが、
このあたりは駅ごとにスキー場がある。ほとんどが駅の目の前がスキー場だ。そこでスキー客のほとんどが降りていき、静けさが戻った。
しかし新幹線のある越後湯沢駅につくと、やはりスキーボード客がドドドと乗り込んで来た。向かいに座った若い女子は、ハーフ的なモデルのような都会的。まるで東京の満員電車。
上越国際スキー場の駅でまたドドドと降りていったので、もとの静けさに戻った
そういえば2013年夏の旅で、静岡県三島駅でサラリーマンなどがドドドっと乗り込んできたが、次の沼津駅でドドドと降りて、またもすっきりしたので、そのときを思い出した。新幹線の駅は三島にあるが、やはりビジネス・商業の中心は沼津のようだ
思えば、首都圏から普通列車でも3時間ぐらいでスキー場に行けるので、余った18きっぷの活用として、日帰りでスキーとかに行くのもありだなと思った。
バブルの頃は、スキーなんて「シーマに乗ってスキーに行く!」というお金のかかる遊びというイメージだたが
そもそも駅ごとにスキー場があるということは、自家用車の少なかった昔はみんな、東京から上越線に乗ってスキーに行ってたのだ。
バブルも終わり、最近では車を持ってない人も多いので、鉄道でスキー・ボードに行くという動きも復権している。
9:36、まだ雪が濃い浦佐付近。
長岡駅
長岡で、快速新潟行きに乗り換える
ここまで来ると、スキー客はおらず、地元の人やサラリーマンなど。混雑しているため、あまり写真も撮れず、少しきつかった。
一面の真っ白の銀世界だった景色も、長岡まで来ると大分少なくなり、さらにだんだんと少なくなっていくのがわかる
下の写真を見ると・・・・
9:36、まだ雪が濃い浦佐付近。
10:34 見附付近
10:34 見附付近
11:07 新津付近
雪国からあっという間に、このように変わっていく。
長岡のあたりから広大な田んぼが広がるのだが、田んぼはだいぶ融けて半分雪で覆われていたのが、
見附あたりになると、田んぼには雪がほどんどなくなる。
三条では道陰をのぞいてほとんど雪がなくなり
そして新潟市内(亀田)までくると、どこにも全く雪がない。
その変わり行く姿は、新潟県でも山沿いと海沿いではガラッと変わっていくので、これほど景色の変わり具合が面白いものは、ほかにないと思う。
新潟駅
そしてついに新潟着!
さあ、これからどうなるか!はたして本日中に青森に着けるのか!?
後半につづく。
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