18きっぷの旅 2日目
2日目
青森805→蟹田843
蟹田851→木古内946 白鳥93号
木古内1228→函館1333
青森市の某所で無事に迎えた、野宿の朝。
宿泊費は0円!埼玉から青森駅まで、2370円!
たびいちドットコムの初企画を飾る、「青春全開・超貧乏旅行」も、
もはや半分成功である!
港に近いため、-1℃ぐらいで思ったよりも冷え込まず、厳冬用の寝袋で寝たため、そんなに寒くは無かった
青函連絡船
今月から北海道新幹線が開通する時代となったが、昭和の時代は国鉄の連絡線が結んでいた
青森駅から、連絡船へは何百メートルにもおよぶ長いタラップの通路でつながっていた。今でも残っている。
現在では、タラップ方式は和歌山港駅から伸びる、和歌山>徳島行きの南海フェリーで現役である。
青森>蟹田
たくさんの高校生が乗っていたが、一本となりの油川でほとんど降りた。この油川にいろんな高校が集まっているのだろう。
その一人の学生の定期入れには「浪岡-油川」と見えた。浪岡から青森乗換えで行くにしても、便数が少ないので、乗りつぎも大変にちがいない。
蟹田>木古内
蟹田から木古内までの区間(特急白鳥)は、特急最後の日の、明日3月21日に公開!
お楽しみに!
木古内駅
特急白鳥が到着した9時46分から、次の普通列車の12時28分まで、2時間40分ある。
木古内でどうやって時間をつぶすか?
ここに来るまで、木古内は何にもない町だと思ってたが、これからの新幹線需要もあって、町がわりと新しい雰囲気がする。
きのうまでの東北の寂れた町から見ると、都会的に見える。
ロータリーをはさんだ目の前に、道の駅が見えた
新幹線の駅だけでなく、「道」の駅もあったとは!
道の駅は地図には載ってなったが、新幹線開通にむけて、つい最近できたばっかりだという。
木古内の「道」の駅
道の駅の中の売店で、「ザンギ」「いももち」を見たとき、ここは本州ではない!北海道だと実感。
まるで国境を越えた時のような、あるいは昨年インドの州をまたいだ時と似ている。
しかも道の駅は多目的ルームや無料WiFiもあるので、パソコン作業をおこなう。思った以上に快適に時間を過ごす事ができた。
みそぎ
木古内の祭、みそぎ
北海の雪と氷の極寒で行われる、みそぎ祭。
http://www.town.kikonai.hokkaido.jp/kankoujouhou/ibento/kantyuumisogi.htm
最初見たとき、一種の奇祭か?と思ったが、「禊」はかつて日本で儀礼として行われていた。
しかしこの顔抜き写真、本気なのかふざけてるのかわからんところがいい。
そして、「苦行」であるみそぎを、みそぎの苦しみを、まるで他人事のように
しっかりビジネスにつなげようとしているところが、なんとも。
新幹線まで20日、ということで、テレビ局HBCが取材に来ていた
やはりフンドシ姿のみそぎはネタになるのか、Drスランプ・アラレちゃんみたいなリポーターが、
フンドシ姿のみそぎのキーホルダーを見て、年甲斐も無くハデにリアクションしていた
木古内>函館
木古内の駅に戻り、プラットフォームで待っていたのは、
なんとたったの一両編成のディーゼル車。
15両もある湘南新宿ラインから、ついにここで一両編成のみとなった。田舎旅情の極み。
独特のディーゼル音がなんともいい。70km/hで走る。それでも併走する国道228号を走る車のほうが速かったりする。
そして、途中の駅から乗ってきた一人の中年女性は、彫りの深いアイヌの顔だった。
典型的な日本人の顔、青森で会った乗客の顔は東北顔というか、いわゆる「しょうゆ顔」だ(古い!)
そのアイヌの血を受け継いでるであろう人はハーレクイン風の恋愛小説を読んでいて、味があった
別の駅からも、高校生ぐらいの男女が乗り込んできたが、やはりアイヌや、シベリアの北方民族をほうふつするような顔立ちだ。
アイヌ風の顔立ちの人は、もちろん函館でも時折見かけたので、北海道は開拓者だけの大地ではないことを実感した。
もうすぐ函館駅だ
そして、函館に到着!!
ゴールの函館駅に来た途端、「やっぱここは北海道だ!」と思ったこと。
それは、構内に中国人(台湾人?)の大勢の団体観光客がいた。
埼玉の自宅から木古内までは、水上線でスキーをしに行く白人が乗ってた以外は、
外国人旅行者なんてほとんど見かけなかった。
北海道は、アジア各国からの人気急上昇の観光地だ。
とはいえ、北海道の中心である札幌や旭川と比べて、函館は距離的に離れているのにかかわらず、さすがは北海道を代表する観光地・函館にはたくさんの外国人がいた。
ともかく、函館まで来れたことによって、充実感に満ちていた。
なぜなら、埼玉の自宅から北海道まで、たった4740円で来れたのだ
これがバイクや車だったら、5000円以下で北海道に行くのは、絶対に不可能である。
しかもたくさんのすばらしい景色も見ることができた。、大変だけど、鈍行の旅は、こんなにすばらしいものだとは思いもしなかった。
18きっぷの旅が成功したことによって、これまで海外中心だった私の旅だが、日本国内の旅の面白さもウンと拡がった。
これからの我が日本の旅は、18きっぷで全国を旅して行きたいと思った。
明日はいよいよ、この旅の最大の目的のメインイベント、
「青函トンネル最後の特急・白鳥特集」です!お楽しみに!
3,007 total views, 2 views today