カンボジア・シェムリアップの町でレンタルした電動スクーターで、小さな旅!
どんな道中になったのでしょうか
今回レンタルした電動自転車の詳細については、前回の記事をご覧ください
電動自転車でアンコールワットへ行く
カンボジアのシンボルと言えば、言うまでもなくアンコールワット。
シェムリアップの町から北にあるそんな世界遺産・アンコールワットへ行きました
動画は、アンコールに向かう道です。
チケットなしでのアンコール付近の入場は不可!
レンタルバイクがあれば、アンコールワットまで自由に簡単に行ける!と思いでしょうが、アンコールワットを外からタダで見たいと思ってる人は、あきらめましょう
なぜならチケットがないとアンコールワット付近に行けなくなってしまいました。今まではチケットがなくても、ワットの周囲・外濠なら自由に行けたのに。
実際、今年の場合も、せっかくシェムリアップに来たなら、アンコールワットにあいさつをしておこうと進むと、途中のチェックポイントで止められた。
現地人ならOKでも、外国人はチケットがない場合はこの先進んではだめだという。濠の外から眺めるだけで別にアンコールの中に入るわけじゃないのに、とても腹立たしい。
しょうがないので別のルートでとつげきしたところ、現地人と思われたのか停められず入ることができた(しかし後日125㏄スクーターで再度通ったら、ストップがかかり断念)
ということで、チケットがないと、アンコールのアの字すら見れないものだと思ってください。
アンコールワット前に到着
最初の検問でストップがかかるも、2回目の道路で、なんとかばれずに通過。目の前には濠があり、その奥にアンコールがある。
しかしここからだと、まるでRPGのラスボスの城のように、その先のアンコールが見えない。
西口の入り口に来ると、先が見えた!これでアンコールワットへのあいさつが叶ったぞ。
しかし親中路線真っただ中のカンボジアなので、思った通り団体客がうじゃうじゃですっかり興ざめ。
一大観光地の宿命とはいえ、これじゃあ静寂の中で祇園精舎の世界に浸るのは無理。入場料も1日37ドルとガンガン値上がりしてるし、もう今後アンコールワットに行くことはないな。
絵葉書売りの少女
そういえば、以前このアンコール西口に来たときは、何人かの子供がやってきて、そのうちの一人の少女が「アサヒ、アサヒ」と連呼していた。
なんと日本語ができるとは!もしかしたらこの少女は朝日新聞の販売員かと思ったが、なんのことはない。朝日の映っているアンコールの絵葉書を売っていた。
何枚か入っていながらたったの1ドルだというので、その安さに買う気はないのに思わず買ってしまった。
今思うとこのアサヒ少女に「アサヒィ スゥパー ドルァイ」という言葉を教えればよかったと心から思った。そしたら日本人は間違いなく笑うので、売れ行きが増えたかもしれない。
でも、今では「そんな物売りしてないで学校へおいきなさい」ということなので、物売りの少年少女は見かけなくなった。
かわりに、ちょっと外れに行くとアイスクリーム売りがいた。最初2000Rとぼったくりだったが、1000R(27円)に負けてもらう。うまい。
アンコールワットに背を向けて
そして翌日は、アンコールワットとは逆方向の南方向、トンレサップ湖方面に行くことにした。
昔は湖の岸まで行くことができたので、今回も行けるところまで行こうとしたが、いまでは湖の港から少し行くと開発の工事をしていて、その先に行くことはできない。つまらんことしやがって。
この写真は2005年。湖に面した漁村があったが、開発によって今はもうないのだろうか
まあどっちにせよここまで来るとバッテリーの残りが気になるので、戻らなくてはならない
湖港近くの売店で休憩。1個27円のカンボジアアイスがうまい
プノムクロムの小山から湖と地平線を眺める
湖に行く前の道では、途中小山に突き当たる。
(この写真は2005年撮影)
階段を上り、小山の中腹辺りから、ようやくトンレサップ湖が見える
井戸水の味
のどが渇いたので、途中の集落で井戸を見つけたので、水を飲もうと井戸に行くと、ちょうど少女が水くみと洗濯をしていたので、それが終わってから井戸水を拝借しようとおもってた
プラプラほっつき歩きながら待っていると、少女がやってきて、なんと自分に水の入った杓子をだまって差し出すではないか。
なんて優しい子なんだ。
井戸水はやや塩気があり臭みのある水で、飲用には適さない味だし、有害物質も含まれてるかもしれないが、飲んじまう。ここで断ったら世界一周ライダーの名が廃る。
その井戸は、シンガポール人の有志によってドネーションされて作られたものなので、そんなガイジンに対するささやかなお返しなのかもしれない。感謝の循環。
そして2013年はシェムリアップ郊外の村に立ち寄った時、村人からマンゴをもらったことがある。通りすがりの日本人なのに。シェムリアップの田舎は本当にいい!
カンボジアはインドシナで最も強烈な国だ
そんなこんなで旅したカンボジアの感想。
騒音によるストレスにまみれ、首都と地方・貧富の差は激しい。
役人などは腐りきっていても、カンボジア人は心の優しい人が本当に多い。
そんな激烈なカンボジアに足を踏み入れると、「ただの通りすがりの旅人」では許してくれない強烈さがあるのでした。
2,743 total views, 2 views today