にせ札事件発生!ルサカは苦難のデパートだった

パンクしたまま140キロの道のりを6時間かけて走り、心身が何倍も疲れながらも、首都ルサカに戻った。

しかし、ここからがもっと悲惨になるのを、知る由もなかったのである。

不自然な行動

ルサカに戻ると、宿にチェックインし、庭のすみにテントを張り、そのあと市内中心部のバイク店に行き、すっかりボロボロになったチューブとタイヤの交換をしてもらうのだが、ザンビアクワッチャが足りないので両替する必要があった。

店から両替所に向かおうとすると、ひまだった担当の中年メカニックが「わしも同行しよう」といって付いて来た。

「ついて来なくていいです」と言ったが、たしかに現地人といる方が安全かもという考えもあった。でも今考えると、このメカニックが元凶だったかもしれない。いや、グルだったとおもう。

われわれが行った頃にはすでに両替所は閉まっていた。4時半にはだいたいの両替屋はしまるのだ。メカはそれでも探し続ける。

「もういいよ、もう帰ろう。両替は明日でええがね」と言ったのに、メカは両替屋がすべて閉まっていたので、街角に立っていた闇両替と相談していた。

闇両替・・!

もし自分が一人だったら、ぜったい利用しないだろう。

ただ、現地のメカニックもいたことだし、興味はあったので話は聞いてみた

「レートは5000。100ドルだから50万はどうだ?」
といって闇は5万クワチャ札10枚、50万を差し出してきた

もちろん、ズルしてるかもしれないのでしっかり数える

よし、50万あるから両替ね、と言ったら
「待った!あと5ドルくれ」
「なんでじゃい。5ドル払ったらうちら損する。じゃあいいよ、50万返すから。キャンセルだ。サヨナラ。」

そして、100ドル札を返してもらった。

1月14日

そしてその翌日。
昨日は両替できなかったので、開いていた両替屋に行き、昨日の100ドル札を出すと、受付のおばさんは札を100ドル札をろくに見もせずに

「それはフェイクじゃないの!」

と、いきなり偽札だと決め付けられてしまい、正直むかついた。

が!!

たしかにすかしはあるけど、紙質が微妙におかしい・・・。

自分の持っている、

東京のしかも天下の銀座6丁目の両替所で交換しておいた、

本物の新品100ドル札と見比べると・・・

・・・・・・・にせ札だった。

一気に血の気が引いた。

ニセ札事件、大勃発!

顔面蒼白なこの出来事。

そうなのだ、きのう断った闇両替のしわざなのだ。
自分が両替を断った際、というかあえて断らせた際に、闇が本物とニセモノをすりかえして返したのだ。

さすが両替のおばさん。一瞬でにせ札を見分けるなんて、その道の匠だ!プロ中のプロだ!

と感心してる場合じゃないわい!

チクショー許せん!

もうはらが立って仕方がなかった

たかが100ドル、1万円足らず。人生で見ればはした金かもしれないが、もうくやしくて仕方がない、怒りが収まらない。

短期の旅行者だったらくやしくて泣き寝入りするところだろうが、こうなったら警察に行ってやる。

犯人が捕まるかはともかく、くやしさをぶつけるにはそれしか方法がなかった。

偽100ドル札で警察へ出頭

夕方警察に行くと、受付にいた女は「ふーんそれがにせ札なのね、アハハ」と、渋谷のギャルのように笑いやがった。

ばっきゃろお!これが日本だったら

「本日午前、ニセ100ドル札が発見されました。警察は偽札をわたした男たちの行方を追っています」

と6時のニュースのトップ記事になってるんだぞ!

と心が叫びたがってるんだけども、怒り心頭でにせ札を破り捨てたいと思いつつも、にせ札は重要な証拠物件なので、2Fの奥の部屋に行った

担当の若い刑事は、私服なのでそこら辺の若い兄ちゃんとなんらかわりない。
そのにいちゃんが報告書を書き上げる。
でも刑事は、「ここには電話がなく、自分の携帯から架けなければならないので、電話代が欲しい」とまで言い出す始末。

「警察には電話はないのか!携帯代ぐらい経費で落とせないのか!アホンダラァー!」と思いつつも、しかたなく電話代として2000クワチャわたす。

でもその日は結局、「今は車がないから。また明日の朝来てや」
このやる気のなさ。
もう我慢の限界じゃ・・

ルサカでは本当についていない。

しかし宿泊先のチャチャチャBPのキャンプでは、

そんな打ちのめされた男を、決して慰めたり癒してはくれなかった。

それは、夜中に土砂降り。

雨季なので蚊も猛烈に多い。テントの中も雨漏りして、おちおち寝ていられない・・

なにもかもが最悪。あまりに最悪。

ルサカでは本当についていない。大転倒、パンク、ずぶ濡れと蚊まみれのキャンプ生活、そしてこのにせ札。

絶え間なく襲い掛かる苦難と、死ぬほどのくやしさのあまり、思わず目から汗が出てしまった。

1月15日

6時50分起床。昨夜は3時半ごろになって雨も穏やかになったので、やっと寝袋をしいて寝ることができたが、寝不足。

その朝、宿から歩いて、8時40分警察へ。闇両替の現場に警察と一緒に現場検証したが、この時間は闇両替なんているわけもなく、手がかりはない。9時15分検証終わり。

被害の現場はこの写真ではないが、イメージとして・・

そのあと二輪店に行くと、見事にタイヤも新品になっていた。うれしい。

しかし、1㎞ほどして、すぐにまたパンクした!一体どうなってるんだ、呪われているとしか言いようがない。さいわい1㎞程度なので、もういちど店へ戻り、再度修理してもらう。

夕方16時半より、もう一度警察の現場検証に行かされたが、この時間にいるであろう闇両替はおらず、手がかりもくそもない。

とはいえそもそも被害は現金だけだし、よくよく考えたら自分にも非があるし、時間だけかかるので、この件はあきらめるほかなかった。

とにかく思うのは、

スランプの塊のような呪われたルサカを早く抜け出したい。

土砂降りのテント生活に懲りたため、チャチャチャBP近くの、別のBPに引越し。ドミの中はまだ20時なのに電気消して寝てる人がいた。なので自分もおとなしく22時に寝たのだった。

13,14,15日の食事

13日の朝食 魚とチキン・ンシマ、ビスケット 253円

夕食 りんごとジンジャーエールをミックスしたようなジュース 500ml 25円

りんご22円 チョコサンドビスケット44円 カレーラーメン

走行153㎞

14日の朝食 街中の食堂で、ンシマとGame Meat(ハンティングで獲った、レイチョウ?の肉)220円

夕食 甘食型スコーン6個132円  スナック菓子11円 牛乳500ml(少しいたんでるのか微妙にヨーグルト味。はげしいゲリはしなかったものの、ほんとについてない!!)

走行20㎞

15日の朝 スコーン

昼 昨日と同じ、ンシマとゲームミート 220円 チョコアイス77円

走行75㎞

写真は、スーパーで売ってたザンビア製のしょう油!!

どんなものかとおもって買ってみたら、すこしドロッとしてて、お好み焼きソースのようなカラメルの香り。しょう油とは程遠い。生で使うのは適さないが、料理用に使った。

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