オーストラリア編、気が付けば1ヶ月以上間が空いてしまいましたが、ワーキングホリデーでの仕事は何をしたのか?を書いていきます
オーストラリアでやるべきことは、「仕事」であります。
これまで、世界を旅していたときにはできなかった仕事が、オーストラリアではワーホリビザなので、堂々と合法的に仕事ができるのだ!
ということで、異国での求職活動と仕事を振り返ります
ラーメン屋の時給は、高校生のバイト以下
まずはシドニーのシティの真ん中にあったショッピングセンター内のラーメン屋で働いたことがあるんだけど、日本のよりもさらにハードで、しかも時給が日本よりも安い!
私も昔は日本でも飲食店で皿洗いなどのバイトしてたことあるのでわかるんですが
皿洗いとかはめっちゃハードですよ。
なので家にいても、普段はぐだぐだゴロゴロしてても、皿を洗ってるうちに、反射的に無意識にてきぱき洗っちゃうぐらいでしたからね。
このシドニーの店の場合は、日本の比でないぐらい思った以上に量が早くてきつく、皿洗いをするも、ドレイのような目が回りそうなぐらいの早さについていけない。
しかも非常に狭苦しい厨房の中はまったく日本と同じなので、せっかく外国に来たのにずっと日本人同士とかたまっていては英語などもうまくなるはずもなく、ろくなことはない。
それでいてジャパレスなんて
「最低賃金?なにそれおいしいの?」
という世界なので、そのラーメン屋の時給は、な、なんと、8ドル、640円!
まかないラーメンが食べれるので、もちろんそれ以上の価値にはなるけど、
それでも日本の高校生のバイトよりも安い時給。
すぐにバカバカしくなって、2日で辞めました。
ワーホリは1年しかないので、こんなところで時間と労力を1分たりとも無駄にしたくはない。
時間のほうが貴重だ。
とはいえワーホリの勤労のたまもので、オースでは日本料理が安い値段で食べられるようになった。
これは日本人にとっても、オーストラリアに住む人々にとっても、ありがたい事なんですが、その陰にはブラックな労働環境までもが輸出された結果、というのを肝に銘じてください。
そして、配達の仕事を
今度はコンビニで働こうと思ったが、やはり採用はしていないとの事。考えて見ればこの国のお店やみやげ物店では若い女性しか雇わないのが不文律で、暗黙の了解らしい。
かわりに、男ならデリバリーの仕事があるというので、喜んでやることにした。
面接へ行くとそこは日本のビデオと食品をあつかう店。
英語力は問われず、逆に日本の常識問題のようなのをテストされた。
日本で就職試験してるのとかわりない。
そこでの仕事は、日本のバラエティーやドラマなどの番組をダビングし、シドニー内の各チェーン店に配送すると言う仕事。
まるで現代のサンタクロース?
同時に日本の食品や御菓子なども一緒につめる。忙しい時はダビングの手伝いや、テープのラベル用にexcelでの入力事務的作業もした。
会社の車・トヨタのスターレットで配送したのだが、FMかけながらドライブ気分で、ハーバーブリッジを越えたり摩天楼の中を走り抜けて仕事する気分はいつも最高だった。
North Sydney
Harbor Bridge
City
偶然にも、前の車が「AHO」だった!
しかも人間関係も恵まれていた。従業員は日本人だけなのだが、日本と違って慣例だの縦社会だのといったわけわからん堅苦しさがなく、オージーナイズされてるので自分の性格に合い、非常に働きやすかった。こういうところなら終身雇用で働いてもいいと思った。
「あきらも、もうすこし働いてみるか?」と上司から言われた。仕事を続けたかったが、しかしいろいろ考えた結果3ヶ月でやめる事にした。
理由は、給料の安さ。時給7ドル(560円)という高校生のバイトより低い時給で、交通費も当然なし(シドニー南部Rockdaleの家からシドニー北部のChatswoodの職場まで往復60kmかけて通っていた)しかも勤務時間が短いのでいくらできるだけ仕事をもらってもぜんぜん稼げず、働いても赤字になっていくので、くらしていけない。
しかしここで働いて本当によかった。今でも我が人生で最高の仕事のひとつだと思います。