「新茶道」ならぬ「NISA道」を極め、あなたのNISAをもっと大きくする!それがたびいちドットコムの投資コーナーです
楽天証券のNISAで、S&P500を投資する多くの人は
eMaxis Slim 米国株式(S&P500) 以下マクシス
で投資されてると思います。従来の大定番で人気1位で、オルカンと張り合う大横綱ですね。
そして昨年から
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド 以下楽天プラス
が新たにできました
そこでつい先日、何気なくS&P500の設定を変更しようとすると、「楽天プラス版のS&P500」に乗り換えるよう、しれっと促されます。
楽天プラスなら運用管理費用も安く、しかもポイント還元もあるので魅力的に見えますが、
果たして実際はどのくらい得をするのでしょうか?
マクシスと楽天プラスで比較
各月の対象ファンドの平均保有金額に対し、以下の進呈率(年率)にて翌々月末にポイントを進呈いたします。
■「投信残高ポイントプログラム」の対象銘柄のポイント還元率
楽天・S&P500インデックス・ファンド 0.028%
楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド 0.05%
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20231027-06.html
https://diamond.jp/zai/articles/-/1031720
運用管理費用
マクシス 0.09372%
楽天プラス 0.077%
すなわち100万円当たりだと、運用管理費用はマクシスが937円、楽天プラスが770円。楽天プラスのほうが費用が167円低いので、明らかに得な気がしますが、
注釈を見ると
運用管理費用(信託報酬)とは
ファンドの運用や管理にかかる費用です。保有期間中、信託財産から日々間接的に差し引かれており、別途お支払いいただくものではありません。
実質的には間接的に引かれているというので、
正直、両者のちがいはよくわかりません(;^ω^)
それでは、基準価額の推移で比較してみると・・
2024年11月1日時点の基準価格は、
eMaxisが31336円 楽天プラスが13948円でしたが (100% / 100%)
過去の日にちの基準価格をそれぞれ比べてみると以下の通りです
eMaxis | 楽天プラス | 損益 | |||
24/11/01 | 31336 | 13948 | |||
24/10/01 | 29974 | 104.5439% | 13341 | 104.5499% | 0.0059% |
24/09/01 | 29789 | 105.1932% | 13260 | 105.1885% | -0.0047% |
24/08/06 | 27091 | 115.6694% | 12058 | 115.6742% | 0.0048% |
24/07/11 | 32813 | 95.4987% | 14605 | 95.5015% | 0.0028% |
24/07/01 | 31693 | 98.8736% | 14108 | 98.8659% | -0.0077% |
24/05/01 | 28573 | 109.6700% | 12718 | 109.6713% | 0.0014% |
24/03/01 | 27473 | 114.0611% | 12227 | 114.0754% | 0.0143% |
24/01/04 | 24154 | 129.7342% | 10748 | 129.7730% | 0.0388% |
23/11/01 | 22677 | 138.1841% | 10091 | 138.2222% | 0.0381% |
23/10/27 | 22207 | 141.1087% | 9888 | 141.0599% | -0.0488% |
仮に2023年11月1日に100万円投資した場合、
ちょうど1年後の2024年11月1日には
マクシスは138万1841円、楽天は138万2222円になる
その差は楽天プラスのほうが381円お得になります
判定は、7勝3敗で、楽天プラスの勝ち!
さらに楽天プラスだとポイント還元が0.028%なので、100万円だと1年あたり280円のポイントが付くらしい。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/rfund/guide/zandaka_program/
NASDAQ100の場合
eMAXIS NASDAQ100インデックスと
楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンドで比較すると
運用管理費用
マクシス 0.2035%
楽天プラス 0.198%
すなわち100万円当たりだと、運用管理費用はマクシスが2035円、楽天プラスが1980円。楽天プラスのほうが費用が55円低い
eMaxis | 楽天プラス | 損益 | |||
24/11/01 | 22513 | 12067 | |||
24/10/01 | 21518 | 104.6240% | 11531 | 104.6483% | 0.0243% |
24/09/02 | 21297 | 105.7097% | 11414 | 105.7210% | 0.0113% |
24/08/06 | 19294 | 116.6839% | 10339 | 116.7134% | 0.0295% |
24/07/11 | 24865 | 90.5409% | 13325 | 90.5591% | 0.0182% |
24/07/01 | 23595 | 95.4143% | 12644 | 95.4366% | 0.0223% |
24/05/01 | 20466 | 110.0020% | 10964 | 110.0602% | 0.0582% |
24/03/01 | 20148 | 111.7381% | 10787 | 111.8661% | 0.1280% |
24/01/30 | 19252 | 116.9385% | 10000 | 120.6700% | 3.7315% |
見事に楽天プラスの全勝、圧勝です
さらに楽天プラスだとNASDAQ100はポイント還元がより多い0.05%なので、100万円だと1年あたり500円のポイントが付くらしい。太っ腹ですね。
結論
マクシスと楽天プラス、どっちが得になるか?
楽天プラスの勝ちです。
最初ぱっと見では、どちらが得かはわからなかったけど、気になって日別でじっくり精査をしてるうちに、楽天プラスのほうが断然得だと判ってきました。楽天証券が自前でこさえてるファンドなのでその分手数料も安く抑えられるのでしょう。
私の場合つみたて投資枠はすでにずっとマクシスにしてて、いまさら楽天プラスに切り替えるのもいろいろめんどくさそうなのでこのままマクシスのままにしたかったが、分析した結果楽天プラスのほうが毎月ほんの何十円でもトクになるのなら、ためらうことなく来年から楽天プラスに切り替えることにしました。
成長投資枠のつみたてやスポット投資でS&P、あるいはNASDAQ100に新規に投資する場合は、今後はマクシスではなく楽天プラスで投資していく予定です。
デメリットとして、保有するS&Pにマクシスと楽天プラスの二種類があると項目も増えるし正直ややこしい。
だけど私は百円でも多く儲けるために「NISA道」を日々探求しているので、毎月数十円のつみかさねだと全然ちがいます!
一円の重みを知る者こそ、栄冠は君に輝く。
余談になるが、たびいちは20年前から楽天会員で、かつての仕事先でも楽天RMSというシステムでネットショップの管理補助したこともあり、そんな楽天経済圏に公私ともとても長くお世話になってるので、そのよしみで楽天プラスでもいいかな、と気分的に思いました。