(88)サイババは生きていた!?~これであなたもサイババファンになれる~

インド2015
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世界一のいじられ神さま。それがサイババ。
あなたは、サイババブームを覚えているだろうか?
私がはじめてサイババを見たのはブームだった90年代半ばの高校時代で、同じクラスの女子生徒が、どこで見つけてきたのか、サイババのステッカーを悪ふざけで黒板の上に貼っていたのを見たのがきっかけだった。

そして、2000年に、生のサイババに会った。

サイババの町・プッタパルティの、

神殿の中に1万人はいるであろう信者に崇められるサイババは、神に見えたほどだった。

 

あれから15年。

サイババ亡き後のプッタパルティはどうなっているのか。

 

3月21日

7時起床。国道7号のフリーウェイを外れ、田舎道を進む。プッタパルティがどんな町だったかはもう忘れている。

途中、こじんまりとした村に大きな神殿があった。宿も多いのでここがプッタパルティかな、とてっきり思ってたら、ちがった。プッタパルティはさらに何キロか進めとのこと

15年ぶりにサイババの町・プッタパルティにつくと、正直信じられなかった。

 

というのも、昔はのどかな村、と言う印象だったが、いきなり村から市になったぐらいの規模で、昔は確かせいぜい2~3階建てぐらいの建物しかなかったのに、いまでは7~10階建てのマンションも立ち並び、町のあまりの急変貌に「本当にここはプッタパルティなのか?」といまでも信じられぬぐらい。

サイババの聖地なので、西洋人の姿も多い。昔とちがって、ロシアなど旧ソ連圏からの人が増えている。この日は休日なのか多くの店は閉まっている。

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サイババ神殿の入り口。このときは閉まっていたが、今でも入ることが出来る。

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街はいまでもサイババであふれている。

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「人生はゲームだ」

妙にかっこいいサイババ看板。

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サイババ村で泊まった宿

15年前に泊まったSAI SWETHAという宿を探す。すぐとなりには別のアパートが建てられてあって、本当にここだっけか?と思いつつも、部屋にはいると見覚えのあるなつかしい空間だ!

この町では、ほとんどの宿の部屋にサイババの肖像が掲げてある。

部屋はそのまま、15年前70ルピー(175円)だったのが、300ルピー(600円)と3倍以上高くなった。
そしてすぐとなりにアパートができていたので、陰になって狭苦しさと少し暗さをかんじた。

15年前とのちがいといえば、自前のパソコンやデジカメなどでコンセントを使うようになったこと。昔はコンセントを使わぬほどアナログだった。

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サイババさまのお膝元なのかレストランは相変わらずベジタリアンしかなく、安そうなレストランでAmerican Chopsuey 100ルピー。やたら待たされて出てきたのは、2~3人分はある野菜だけの超大盛あんかけそばだが(インドの料理は超大盛が基本)これがまたすごく塩辛くて、超大盛をなんとか頑張って食べたけど、あまりに塩分が濃すぎてとてもくえない。げんなり。

いまでもどこへ向いても15年前と変わらずサイババの写真があって、サイババマニアにとっては垂涎の町だが、これだけサイババにあふれていると、

「サイババは今でもどこかでひっそりと生きているのでは」

と言う錯覚すらおちいる。

走行153km

22日

バンガロールでやり残したことがあるので、いったん140km南のバンガロールに戻ることにした

高速道路なので、とても快適。GPSをフォローするとバンガロールの旧市街にあっけなくついてしまった。

行きはバンガロール市内を出るときさんざん迷ったのに。GPSは必需品だ。

前回泊まった宿はいまいちだったので、今回はほかの宿を探す。しかし例によって日本人とわかるとバンガロールでも宿泊拒否にあい、次第にムカッとくる。外国人でも泊まれそうな宿は高く、結局最低レベルの宿になってしまい、それでも600ルピーだった

何のためにバンガロールに戻ってきたのかと思うとむなしくなり、ためいきばっかり。

こないだの500ルピーのところに泊まったほうがよかった。

プッタパルティは思ったよりもうるさく、食事も不味くてもういやだ。かといって大都会バンガロールに戻っても不満たらたらで落ち込む。われながらなんて身勝手だとおもいつつも、インドの混沌と騒音だらけの安らぎのない毎日を過ごしているので、もう精神的に疲れているんだと思う。

がっくりしながらも今日買ったサイババグッツをみてるうちに、不思議と笑えてきた。さっき落ち込んだ気分が晴れてきた。サイババ専門店をやってみるか。

さすがに本業にはなりえないけど、楽しみながら売れるサイドビジネスとして成り立つのではないか。

そう思うと気分も晴れてきた。サイババパワーのおかげか。

走行224km

23日

昼間バンガロールで用を済ませ、夕方4時半にバンガロール出発。例によってイスラム街で肉をいっぱい食べる事ができたのでよしとしよう。途中バンガロールの国際空港に少し寄り道したりで9時半プッタパルティに到着。5時間かかった。別の宿に泊まる。4階の部屋。

なんだかんだでいったんバンガロールに戻ってしまったわけだが、自分の旅は、本当にどう転ぶかわからない。

疲れていたのか、11時半には寝てしまう

走行228km

24日

8時半頃起床。バスルームに干したYシャツもきれいに乾いている。

室温は32度もあるのに、湿度が極端に乾燥しているので、シャワー後に風に当たると肌寒いぐらいだった。

Yシャツの脇のところに穴が開いていたので直してもらう。20ルピー。いい仕事してますね

午前中、日本に送り返す荷物の整理。昼間は猛暑でシェスタのように昼間は店も閉まるため、ヘルメットも洗濯する。熱風が吹いているので1~2時間で乾くはず。

プッタパルティも実は快適ではない。昼は猛暑で、めしはダメダメだし、いちいちホーンが耳障りでやかましくてストレスになる。サイババの町でストレス、なんてなさけないけど、やっぱりプッタパルティ(というかインドの田舎)も早く出たいと思う。

なぜならプッタパルティはベジタリアン食しかないせいか、肉や魚を食べていた時はぴたっとおさまっていたゲリが、再発するようになる。

普段雑食なので、ベジ食だけになると、食欲も失せるしゲリも再発するし栄養バランスが崩れてろくなことがない。

走行19km

25日

8時半起床。朝食はメロン。この町はよく停電するので、アイスクリームが売っていない。

この町での目的の一つにサイババグッツを爆買い。ということで日本へ送るわけだが、まずは衣料店に行って、タダでいらない紙箱をもらった。

そのさい箱だけではダメで、郵便局へ送ろうとすると、となりのテーラーに行って白い布で箱ごと縫製しなくてはならないのだが、いちいち布で縫製というこのわけのわからない非効率さは、15年前と変わってない。

だけどここはポジティブシンキングで、「発送もめんどくさいからこそインドのものは価値が出る」と思いたい。

4.2kgで送料は1543で端数切り上げ1550ルピー払った。そして縫製料100ルピー。

(おそらくSAL便だとおもうが、日本の家には5月7日ごろ届いた)

ともあれ発送の仕事がやっと終わったので一気に気分が晴れる。宿便を出してすっきりした気分か。そのままネットカフェに行く。ネット屋はたくさんあるのだが、3軒目でラップトップをつなげてくれる店でねっと。

となりにロシア人らしき白人女がいたが、彼女の謎のテンションというか、若気の至りぶりを見て思わず笑ってしまう

1時間15分ネットして50ルピー。満充電だったPCのバッテリーが残り17%になっていた

宿に戻り、PCの充電をしながら片付けと一休みしたあと、夕方前にプッタパルティを出発。

さらばプッタパルティ、さらばサイババ。

~Sai Baba Forever~

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必見!みんなのサイババ・コレクション

それではおまちかね!ジャニーズなんて目じゃない、サイババコレクション!

サイババショップはすごすぎる。

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15年前でもお世話になった、サイババ・ウォーター

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この町は、なんでもサイババずくめ。

銀行もサイババ

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派出所までもサイババ。サイババファンは萌え死にするでしょう

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サイババはどこでもお見通し。悪いことはできんね

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神との組み合わせ

笑っていいのか悪いのか!

キリストとサイババのコラボ

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かといって、俗世間な面もある。

ドラムもたたく、ドラマーサイババ

これぞお宝写真!

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神と電化製品の融合

サイババとのコラボは、ハイテク製品までにおよぶ!

時計からもコンニチワ。

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レーザービームを発射するサイババ

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仰天!サイババの目!

そして、サイババグッズの真打ちは、「サイババの目」

もし私を見るのなら、

私も君を見る!

なぜ私を怖れるのだ!!

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では、このサイババの目ステッカー、

どんな使い道があるのか?

というと

おそらくこれです

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日本でも、ドアに貼っておけば、
間違いなくセールス撃退できます。

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