5/19 Day183(18) 26年ぶりの面影を追う
天気:はれ
7時10分起床
広大な佐賀平野とあって、少し野焼き臭い。でも寒くないので快適
SAGA morning pic.twitter.com/EYtK6aRFTp
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例の施設に寄ってから出発 pic.twitter.com/WdSSJymite
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佐賀を出発、目的地は長崎県島原。Googlemapのナビ通りに進むと、快適な広域農道がある。北海道のようにツーリングバイクでいっぱいだ。
あの車メーカーが
なぜこんなとこに?
と思っていたら pic.twitter.com/vOLWi8s8M2— たびいちドットコム@日本一周済 (@tabi1com) May 19, 2024
その途中、割と派手目な看板の無料販売所が目を引いたので、何気なく寄ってみると、みかんが一袋100円と安いではないか。それが「幸っちゃんの店」
たまたま見つけた店
お世話になりました
みかんががばいうまか! pic.twitter.com/btG9lOqEcF— たびいちドットコム@日本一周済 (@tabi1com) May 19, 2024
ためしにみかんを一袋買って食べてみると、
味が濃く、とても甘くて、がばいうまか!
これの仰天するぐらいのうまさは人生で一二を争うぐらいのみかんだった
そうしてるうちに店のだんながやってきた
あとから奥さんの幸っちゃんもやってきた
無人販売で多いのが、ドロボー。
防犯カメラを元に盗人を何人も捕まえたと言っているが、その盗人たちは近所に住む者も少なくない。中には再犯する出所者もいるらしい。
盗人は年齢的に老人、とくに73~75歳ぐらいが多いのだという
それは子供の頃、食べ物が無い貧しい時代で畑に入って盗んでるような時代の名残だと言っていた。
そういえばうちの父親も団塊の同年代だが子供の頃「人を見たらドロボーと思え」と言われて育ったらしいから、敗戦後の混乱期はいまとは比べ物にならないぐらいモラルもなく、やさぐれてすさんだ弱肉強食のシビアな時代だったのだろう。
かたや50代以下の人、若い世代の盗人は皆無だといっていた
それは教育を受けているからだと言っていた。
私が思うに、50代以下の人は現役世代だし、みなそれなりにITリテラシーがあるので、高性能の防犯カメラがある以上盗んだらいつかはバレるのがわかるわけで、たかが数百円の万引きで職場を解雇されたりと厳しい制裁を受けるからだろう。
人のいい夫婦なので、みかんを4袋買い、ゆでたわらびも買った。楽しみ。無料でドライフルーツなどいただいたので、おいしいみかんをさらにもっと買えばよかった。九州の田舎の人は本当に気前がいい。
銀水を求めて
ここからは、26年前の初代・日本一周をたどる旅になる
島原の目的地は島原名物の銀水。Googlemapのナビであっけなく店に到着。
バイク雑誌のツーリングレポートで、老齢のばあさんが冷たい湧水でつくる銀水(当時200円)のことが描かれていて、九州に行くならこれを食べにぜひ行こうと思ってた
しかし26年前実際に来た時は、唯一の造り手だったばあさんが亡くなりになっていてガックリしたことがあるので、今回はそのリベンジである。
そのため26年前はあまり観光客は少なかったが、その後、有志の間で銀水復活プロジェクトになり、おばあさん手づくりの味を復元した銀水が復活した。そのときの様子はドラマ化した。
そのためかインスタ映えをねらってそうな若い女子や、若いカップルの姿が目立つ。さすがは令和。
かつては130円で売ってて、おこづかいで買えるほどの安さをコンセプトとした、子供のたまり場だったそうだ
現在では税込み550円。
かつてはばあさんが一人でやってたであろう店内も、人気スポットになったいまでは現地の2~3人ぐらいの女性スタッフが働いていた。
26年ぶりに来た島原名物、銀水かんざらし pic.twitter.com/sskIOGYudd
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銀水・かんざらしの味
味のない白玉もちに、とても甘く濃厚な黒糖ベースのシロップ状の汁。それと共に食すと、いい味になる。
26年ぶりにリベンジを果たせて感無量。
銀水もとても良かった
ハートフルで素晴らしかった
旅をするには九州は日本の中でも格別だ。
古くから韓国人旅行者を受け入れる土壌もあってか
九州の田舎のおばちゃんは日本一すばらしい。
雲仙を越えて、反対側の小浜温泉にやってきた。
オバマ温泉ときたら
このお方じゃないとね pic.twitter.com/PD8qRY0P3y— たびいちドットコム@日本一周済 (@tabi1com) May 20, 2024
スーパー大門で買い物。26年前、店内のBGMにブラビのタイミングが流れていたが、今回はどんな曲なのだろうとスマホで拾って調べた。どんな曲かは一番下に書きました。
海を照らす夕焼けを見てタイミングを聴きながら、わらびをいれたみそ汁をつくって食べる。普段食べる機会のないわらびなのでその滋養とうまさが身に染みた。
昨夜は農直で買ったわらびでみそ汁作った pic.twitter.com/I4SYiqVF8G
— たびいちドットコム@日本一周済 (@tabi1com) May 20, 2024
その後入った小浜温泉の浜ノ湯は、市営の公衆温泉浴場だ。市民は100円、市民以外は150円。おそらく26年前と同じ料金という驚きの安さだった(しかし、ちょうど翌月6月からそれぞれ150、300円に値上げ)
浴場の中のことは忘れてしまったが、26年前と変わっていない。ああ、ここでしみじみ26年前の日本一周の若き日に浸りながら浜ノ湯を味わい、最後の22時の閉館間際に出たのだった
結局26年前と同じ、マンション近くの空き地にテントすることにした
野宿経験値たくさん積んだ高レベルないまだったら、とてもこんな街中の空き地でテントなんて張らないのだが、
マンションの近くはいまだに空き地のままだし、せっかくあの頃の若き日と同じ追体験をしたいので、テントを張ることにした
とてもすばらしい本当に最高の一日だった。
朝 よもぎスパゲティ Coffee
昼 みかん アイス 銀水かんざらし550
夜 わらびとわかめのみそ汁 チョココッペ半額64
宿 雲仙市小浜町 海岸沿いマンション造成地の空き地テント
みかん一袋100
わらび100
コーヒーゼリー半額68
カステラサンド4個入り214
走行 166km
おまけ スーパーで聴いたBGM
今回はどんな曲なのだろうとスマホで拾って調べたら、以下の曲。Deep drip trip結音や、雷櫻MAISONdesとか。どこか音ゲーっぽい。添い寝ごはんは、タイの3等列車に乗りながら聞きたいなと思った
26年経っても、やはりナウなヤング向けのいいBGMが流れていたのだった
2024年8月14日