日本で一番熱い夏!この日は、熊谷市にとっては、文字通りの灼熱の「王者奪還の日」ですね。
ということで、ちょうど本日23日は所用があったので、熊谷市内に赴いたわけですが、このときまさか日本一の41度超えになるとは思ってなかったです
ということで、地元民である私が、この国内最強の暑さをどう感じたのか?熊谷の一日をつづります
いちばん暑い熊谷の一日
熊谷は車社会であるため、多くの市民は車を使って移動するわけですが、自分の場合はそんなことしたら負けです。
ブロガーとして最高の気温をみっちり体で味わうために、灼熱の中、汗をかいて自転車こいで市内に行きました。勝手にひとりスポ根です。
外に出たとたん、青い空にかーっとなる暑さ。むわっとした暑さではない。しかし照りつける太陽と、暑さの度合いが強い。
なんと直射日光の下だと45.8℃。日本でこの気温は見たことがない。まるで自分が超人になった気分。
駅前に行くと、さぞマスコミがこぞってスタンバイしてるんだろうなとおもってた。
が、あまりの暑さのためか駅前は閑散としており、熊谷駅から少し行ったところにテレビ東京の中継車がいた程度。
かわりに、八木橋デパートに行くと、マスコミ取材陣が殺到していた
取材クルーで埋め尽くされる。エネーチケーや民放各局、新聞社、遠くは大阪の読売テレビまできていた。
すごいぞ!大阪まで吸い寄せるこの猛暑パワー!
八木橋の盛り上がりに連動してか、近くの信用金庫には新しくリアルタイムの温度計が出現。15時20分の気温、39.0℃!どうせなら40度以上になるところを見たかった。
手書きで「41.1℃」というのを見て、初めて日本一になったことを知る。デパートの中の店員同士の会話でも、この暑さの話題でもちきりだった。
温度計ボードのようなシンボルとなる目印があるため、マスコミはやってくるし、このボードをスマホで写真を撮る人もひっきりなしにやってくるため、老舗デパート・八木橋にとって、最高の宣伝。
ここで気づいたのは、八木橋デパートの最大の上顧客は、猛暑様である(笑)
41度の暑さを実際に体験した結果
北日本などのそんなに暑くない地域では、41.1度ときくと「外に一歩出ただけで、丸焼きになって死ぬのでは?」と思うかもしれません。
でも意外や意外。
むしろ昨日のほうが暑苦しかったぐらい。
それはなぜか?
北風(と言っても熱風)
きょうは、いつもとちがって朝から風が強めだった。そして青空だった。
まるで冬のような空っ風だった。
そのためフェーン現象で気温がめきめき上がったんでしょう
だが、風が強いおかげで、外にいても天然の扇風機となり、日陰に入ればうんと体感気温も下がるので、不快指数は昨日よりは低かった。
湿度が低い
ここ最近とちがって、湿度が低かった。なので汗がすぐに引くので、エアコンでなくて扇風機でも持ちこたえるぐらいの湿度の低さだった
12時のつぶやきより
この何年かで一番の気温の高さらしいが、気温の割にからっからに乾いて汗も引いてさらさらなので、逆にきのうよりも快適なぐらい。
きのうは38℃もあって、しかも曇りがちで風もなく、非常に蒸し暑かったが、きょうは北風と湿度の低さのため、41℃でも暑苦しさは感じにくかった(と言っても暑いものは暑い!)
きょうの暑さの予兆・昨夜は異常に暑かった!
なぜきょうは記録更新の暑さになったのか?
それは、昨夜の異様な暑さだった。
ビックリしたのは、昨夜の22日の夜の7時。もう真っ暗なのに、外に出るとやたら暑いのである。昼間暑いのは仕方ないし、太陽が汗を乾かしてくれるのだが、夜の19時でも35度あり、もわーっと汗がひかず、じつに不快なくらいだった。
はっきりいって、夜7時なのに異様な暑さは、日本では今までに感じたことのない暑さだった。インドのような暑さだった
さすがに夜9時になると和らいでいったが、どうやらこの日は特別に暑いようで、22日の昼間は中部地方が高温ランキングをかっさらっていったが、この日はどういうわけか夜になっても気温が下がらず、23時の気温ではなんと全国トップだった。
アメダスランキング(高温)2018年7月22日 23時00分現在(毎時更新)
1 埼玉県 熊谷 32.3℃
2 愛知県 名古屋 32.1℃
3 三重県 桑名 31.9℃
4 三重県 津 31.7℃
5 群馬県 伊勢崎 31.6℃
5 岐阜県 岐阜 31.6℃
夜でも異様に暑かったせいか、その熱気が残り、きょうの記録更新となったわけでしょう
で、今夜はというと、日中あれだけ派手に気温が上がったのに、夜になるときのうよりも気温が低く、かなりマシに感じられた。
2007年の8月の40.9℃の時はどう感じたのか
今回の41.1℃は、この最近の暑さに慣れていたせいもあったし、きのうの夜はとても蒸し暑かったので、じっさいきょうになるとあまり極端なインパクトはなかった
逆に2007年8月に初めて最高気温記録更新した時のほうがインパクトが大きかった。
その時は、ちょうど今日と同じような天気だったけど、外に出たとたん「うわっ、なにこの暑さ!熱い!」と思いました
暑いを通り越して「熱い」
このときは「これはぜったい異常な暑さだ」と思いましたが、結果見事に全国一の暑さになったわけです
灼熱のインドと争える暑さ
私は以前、地獄の暑さのインドを旅したことがあって、そのころ日本でも
「40度以上の熱波で大量の死者が出ている!」と盛んにニュースになってました
実際に、インドの北部内陸部は赤い40℃以上!!
インド熱波のど真ん中の都市・ラクナウの気温は、なんと44.4度。これ見たとたん、なんちゅうあつさだ!とぶっとんだわけですが、
でもね、
よくよく考えたら、熊谷とたった3度しか違わないわけです。
どうでしょう?41.1℃なんて、インドと張り合える暑さじゃないですか。
そんなインドと張り合える爆発的な暑さなのに、この日熊谷市内では、自転車に乗る人もけっこういた。そのタフネスぶりは、インド人もびっくり!
暑い街の地元民が教える、酷暑から生き延びるための方法
ということで、真夏の熊谷や、激烈なインドの熱波からのりきってきたたびいちドットコムがお教えする「暑さから生き延びる」方法は・・・
無理をしない
屋外にいる場合は、ゆるく、ゆっくり行動する。インド人やタイ人のライフスタイルのように。
水分補給
作業などで屋外にいる場合は、とにかく水。水。とにかく水呑み百姓のようにこまめにどんどん水を多く飲むこと。どんどん汗となって流れて体温を下げるため、脱水症状による熱中症は防げる。
まとめ
いやあ、それにしても本当に暑い!暑い!
暑さに燃える地元民として、これまでの5年間の屈辱(?)を忍んで、本日再び記録をぬりかえて一位に返り咲き、正真正銘の一位のビクトリーをつかんだので、これは誇りです。
って、まるで青春ドラマみたいだね。
でも今後2週間は暑い日が続くというので、またどこかの町が41.2℃以上を記録したら最強ではなくなるので、うかうかしてられません。
ただ暑いだけじゃ苦痛だけど、中途半端な暑さではなく、「日本一の暑さ」という誇りがあれば、暑さをポジティブに変えられるし、暑さを楽しむぐらいの気概がでてくるというものです。
ということで、この灼熱列島から生き残るためにも、水をいっぱい飲みましょう!