01-02 韓国・北朝鮮国境を巡るドライブの旅 準備編~韓国入国

韓国・国境の旅
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突然ですが、今月は「韓国の旅」をお送りします。

なぜ韓国に行くのか?それは、ドライブするなら日本よりも走りやすく、そして島国日本にはない「国境」が見れるからです。

2006年11月の韓国の旅から、今月でちょうど10年。

現地で撮った写真を多く入れて、おもしろくパワーアップして復刻します!

ということで、

その名も「韓国・北朝鮮国境を巡るドライブの旅」!

韓国に行くきっかけとは

私は車を持っていない。持つ気もしない。

日本で車を持つということは無駄が多すぎる。

ガソリン代のほかにも税金保険車検代駐車場など、維持費だけでもバカ高すぎるからです。

ならびに、日本の道路事情は、山が多い国土なのに人口が多いので、人口密度が極端に高いゆえ、狭い道路の慢性的渋滞と病人のような流れの悪さ、そして信号の多さと理不尽な取り締まりのあらし。

世界的に見ると日本の道路交通は劣悪で極めてストレスフルなので、走る気にもなれない。

 

それでも、たまに車を運転したいのう。

たまには気分転換にレンタカー借りて東北あたりを何日かドライブしたいのう、とも思っていた。

しかし高速料金はこれまたバカ高いので、下道をノロノロ走らされるのはたまったものではない。

 

そこで韓国だ。

お隣の国なので飛行機で行っても近いし安い。山地が少ないので日本よりとても走りやすいのだそうな。

平均速度も当然上なのでラテン的運転の私にはある意味ちょうどいいかもしれない。

そして、今世紀に入り、関釜フェリーでバイクともども韓国内をツーリングできるようになった。海外ツーリングにとっては明治時代からも鎖国状態だった日本も、自分の愛車でじょじょによその国にいける。以前の島国日本では考えられなかったことだ。

 

自分の愛車で韓国にそのままいけるようになった。

それでも、単車共々の運賃と通関や保険などの費用や手間隙と責任を考えると、面倒だし、決して安くない。

「飛行機でソウルまで行ってレンタカーで韓国を周った方が安いんじゃないの?」

と思った。

(そう言うとロマンも情緒もない!と言われそうだけど、もう自分はロマンの固まりの世界一周してしまったんだし、もう、ロマンよりも安くて合理的でラクなほうがいいや)

しかもたまには4輪車に乗りたいという自分の欲求に一致するし。車の中で寝ればホテル代かからずタダだし!

ということで、決定。

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韓国旅に行く、もうひとつのきっかけ

そして、今回のきっかけは、タイミングがよかったこと。

2002年に一緒に沖縄を旅した友人が、こんどは東京から自走してビッグバイクで韓国内を走っていた。

なので、自分もバイクは無理でも、レンタカーを借りて合流したいと思っていたが、ちょうど自分も求職中なのでこのチャンスを逃してはならぬと思い、

気がつけば、アレヨアレヨと航空券を予約してしまいました。

 

Action is started.

2006年11月14日の午前。ソウル行きの格安往復航空券を買う為、ヤフーからトラベルコちゃんを見て料金比較。ノートPCを前に寝転びながらネットで料金比較できるとは、なんていい時代だろう。ネットのない時代なんか池袋中の旅行代理店を一日つぶして何軒も訪ねまわってたものな。

2016年追記:といっても、2016年現在だと完全に電子決済できるけど。韓国行きのLCCも多いのでイースターやジンエアーなどのLCCも手配可能。



そしてすぐに何社にか電話。希望する予定だと満席だったり追加料金がかかったりで苦戦したが、予定をずらして運良く

11月19日成田発、25日ソウル発

のアシアナ航空のチケットを予約。とらべるこちゃんに救われた。

翌日15日昼前、早速予約書が届いた。出発が迫っているのでその日のうちに振り込まなくてはならない!だけどネットバンキングでまたも寝転びながら入金。なんていい時代なんだろう。

お値段は燃料調整代と空港使用料込みで24000円。往復でっせ!北海道行くよりも安いでっせ!

そして愕く事に航空代だけに関しては13000円。いったいどうなってんだ

(※LCCが当然になった2016年では、その値段はもはやおどろきにもならないが、東京から大阪の新幹線よりも安くつくのは当時は衝撃的だった)

だけど底値に近い安さだけあって、出発時刻か何時なのかも不明のまま。同封されてた申請用紙を記入してFAXでおくった。といってもうちはFAXがないので近くのコンビニで送信した。正直言って少し不安。

 

この日は図書館で、地球の歩き方の韓国を借りた。もちろん韓国に持参ですよ!

そしてDC>AC100v80wコンバーターを買いました。2480円。

以前使っていた20wよりも一回りでかい。以前の20wだとバイク用にしておいたので単三電池充電はできてもノートPCは使えないが、これでカーバッテリーからPCも使用できるしやデジカメ電池の充電ができる。

 

 

06年11月17日

午前中に案内書が届いた。今まで航空券を買うときは必ず店に行って買っていたのだが、今回は店に行かないまま航空券を購入したので不安だったが、無事届いたのでこれで解消された。

 

19日> 15:30成田発 18:10ソウル(仁川)着

25日> 10:00仁川発 12:10成田着。

 

さあ、韓国の珍道中、

いったいどうなることやら!みなさん、こうご期待!!
いよいよ韓国・国境・珍道中がスタート!

写真もふんだんに載せていきますので、ぜひ笑覧ください!

まずは上野駅

2006年11月19日。くもり。気温10度。

のっけから異国感たっぷりの上野駅周辺の店

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このレトロさがたまらんね

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このころはまだ日暮里成田間は、51分の時代だった。

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スカイライナーと対して時間が変わらないのに、普通運賃の1000円で乗れる「特急」というなの快速列車に乗る。まぎらわしいけど安い。そのため旅行者の割合が多い

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そして空港に到着

成田空港駅改札を出ると、すぐにスターバックスがあるが、WiFiを使ってるのかノートPCを使っている白人男がいた。

当時でも、空港ロビーでもWiFiが使えた。WiFiにかんしては今も10年前もそんなに違いはないのかもしれない

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レート。円安。がっくし。なおここでウォンに両替すると損なので、韓国に行ってから換えます

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一平ちゃんが100円。国際空港なのに、なぜかドラッグストアーのように安い。

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出国手続き後、免税地点へ

ここからはカップラーメンが300円と、山小屋のように高い。同じ空港ターミナルなのに。

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東京からソウルの時間と飛行ルート

「15:30成田発 18:10ソウル(仁川)着」

のアシアナ航空の便は、

20分遅れの15:50ごろ、成田空港を離陸した。

16:05には都心上空。15分で都内に戻ってしまった。

16:08には八王子上空。

16:13 甲府

16:37 福井

16:53 鳥取沖

17:00 松江と隠岐島

17:30 朝鮮半島上陸

18:25ごろ、仁川空港到着。


そして機内

アシアナ航空の機内食。東京大阪の新幹線よりも安いのに、無料でうまい機内食。

しかもふんだんに牛肉を使っているので、心から感激するの図。

今回の韓国旅の食事のなかでは、これが一番ゴーカだったかもしれない。

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日本の紹介をするのに、

サブカルはもはや定番となった。

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なぜか気分落ち込む、韓国入国

仁川空港到着。日本のようだけど、もう韓国ですよ

 

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ひさしぶりの海外。せっかく海外に来たのに、うれしいはずなのに、

いいようのない孤独感。

先月行った大阪だったら関西弁とは言えど日本語が通じたのだが、ここでは通じないのだから疎外感である。

まるで海外旅行初心者だが、日本的な生活をしていたのでいつの間にやらワイルドさが抜け来てしまったのか。情けない。

そして心が沈む原因として、韓国もアジアの国だが物価は安くない。もはや日本並みに近い。間違ってもアジアのバックパッカー的な貧乏旅行を考えてはいけない。

一時期ウォンが安かった時期もあったが、このときは1万円で8万ウォンを切っているので非常にありがたくない。物価高いの、やだ!

路線バスで失敗

物価の高い韓国では、市内へのアクセスも安くする為に、エアポートバスではなく普通の111番のバスに乗ってそこから地下鉄でソウルに行くことにした。

路線バスとはいえ高速道路なので、GPSを見ると104kmから107kmで走っていた

路線バスで仁川・桂川駅に就いたはいいが、ひさしぶりの外国というかコミュニケーションに苦労する緊張の為か、バスを降りる際、料金箱に1000ではなく間違えて10000ウォン札を投入してしまった。

しまった!W10000をどぶに捨てた!

と嘆いたが、あせったように運転手さんがおつりを出してくれて、お釣りのW500ウォン玉を数えるとちゃんと3500で収まっているのでホッとした。

それでもなんとも後味の悪いも思いをしたので、もうすっかり落ち込んでしまう。

こんな思いするなら高い金だしても最初から空港バスに乗ればよかったかも。

ところがその後・・・

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気前の良さで気分が上向く

電車に乗れたけど、Tmoney(ティーモニ・ソウル版のSuica)も買えず、 物価も高くなった事もあいまって沈んでいると、途中から4人の登山帰りのおじさんたちが乗り込んできた。

手前に3人と、自分の隣に一人の4人だが、手前のおじさんが仲間にお菓子を(饅頭。洋菓子の中にあんこが入った感じの)配りはじめていたが、ちょうど私にもくれるかな、これが日本だったら赤の他人にくれないだろうな・・・

と思っていたその時に、自分にも分けてくれたのだ。

 

そうだ、この気前の良さが、韓国の良さなんだ。

図書館で借りてきた地球の歩き方を見せながら小児レベルの片言の韓国語でおじさんたちと話し、カムサハムニダと礼を言う。

日本にはなかなかない、こんな気前のいい出会いがあったおかげで、

すっかり気分が変わった。

やっと心が上向いてきたぞ!

こうして駅を出て、夜道に迷いつつも夜10時ごろ、

今日のソウルの宿泊地、大元旅館に到着したのでした

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