DVDレコーダーがこわれて、テレビ離れと日本メーカーの没落の理由がわかった

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先日、シャープのDVDレコーダー「DV-AC72」が

こわれてしまいました。

それ以前から調子はよくなかったが

HDDに録画していたら、途中で止まってしまい、

しばらくして、こういう画面が出てきて

一切操作できなくなってしまった。

電源入れなおしてもだめ。

ついに引導をわたす結果になったわけです。

 HDDの交換はできないのか?

ハードディスクにエラーが発生しましたので
一部の機能がご利用できません

というテロップのとおり、調べてみると

おそらくHDDの寿命故障だと思われるのだが、
御客様センターに依頼するしかなく、

http://www.sharp.co.jp/support/repair_cost_bd.html
修理値段を見ると、、なんと2万円以上!

そもそも、このサイズのHDDなら、5000円ぐらいで買えるのに、メーカーのぼったくりやんけ!

HDDを交換するだけで2万以上は高すぎるので、
自分で交換できないかと考えてみたところ、

とんでもない事実が発覚したのでした

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個人でのHDD交換は、ほぼ不可能?

仮に、自分でHDDを新しいのに交換したとしても、それだけでは動かない。

そのためにはなんと、セッティングするために「特殊な信号を発するリモコン」が必要らしく、当然シャープのサービスマンしか持っていない。

ようするに、個人では交換させないのは明白。

「ようよう、なおしたかったらはよ2万円出さんかい!」

といってるようなもんだ

だけど、中にはすごいひとがいるもんで、なんとスクリプトを使ってリモコン信号を変えてしまう
http://d.hatena.ne.jp/ooharak/20140327/1395913778
という神技をやってのけた猛者もいますが、

自分の場合それ対応の器材すらないので、もうお手上げ。

幸いなのは、たいした番組は撮ってないので、未練なくあっさりレコーダーに別れを告げて処分することができるぐらいだろうか。

メーカーに考えてほしいこと
· そもそも壊れやすすぎることが一番の問題ですよね…
· HDDの換装がしにくい仕様にしているのは、ダビング10のようなDRM的な配慮か、もしくは廉価なHDDを使って大容量化されることによって上位モデルが売れなくなることを恐れたのでしょうか。私は海賊行為には反対ですが、今回のような自前の修理がしづらいことなどを考えても、コンテンツプロバイダの顔色ではなく、もう少しユーザの方に立ってほしいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/ooharak/20140327/1395913778

 

だからテレビ離れが進み、日本のメーカーは没落したのだ

そもそも、HDDや、DVDユニットは、消耗品なのです。
なのでノートPCなら、簡単にDIYできて交換できるようになってます。

私はHDDの換装などあたりまえにやります。
新しいHDDなら、安く買えますし、パソコンなら普通に交換できるからです。

しかし、家電だと、その常識が通用しない。

そもそも、DVDドライブもHDDも消耗品で壊れやすいのは判っているのに、なぜ個人で交換できないのか。
ノートパソコンなんかHDDやDVDドライブは簡単に換装できるのに、DVD家電となると、なぜできないのだろうか。殿様商法というか、ぼったくり料金で修理しかない。

さらに神経を逆なでさせたのが、

DV-AC72の場合、HDDが壊れても、DVDは動くはずなのに、テレビ画面真ん中にジャマくさいテロップが出てDVDはおろか全く何にも操作できない。

あまりに意地が悪い。

日本のメーカーはここまで落ちぶれたのか。

若いころは、日本製は絶対的な信頼があった。

それどころか、日本の製品は世界一優秀で頑丈だと、唯一神のように信じていた。

VHSビデオ時代は、機械的にシンプルなのでそんなにたやすく壊れなかったし、壊れてもリサイクルショップに行けばVHS本体が中古でも数千円ぐらいで安く買えたので、なんとかなった。

ところが、いまになると、不要なまでの高機能と複雑化だけが進んで、とても高くなったくせに、コロッとあっさり壊れるようになった。

テレビ離れがすすむのは、番組がくだらないだけじゃない。
レコーダーが壊れやすくなったからだ。

こわれたら、高い金出して買い換えるか、ぼったくり料金で交換してもらうしかない。

短い周期で買い替えとなれば、とても負担になるので、これではテレビ離れが進むのは当然だと思った。

そして、シャープ(東芝なども)は日本製ということで、天狗になってたのもある
先述の意地の悪いテロップとか。

アフターサービスが充実してるようで、実際は自分で交換すらできないとなると、ちっともユーザーフレンドリーではない。だからそっぽを向かれて、シャープなどはダメになっていくのである

私のようにちょっとでもメカのわかる人間からすれば、
「ようよう、なおしたかったらはよ金出さんかい!」
というメーカーのおごりの本性が見えてしまうのである

このトラブルをきっかけにテレビ離れ、日本のメーカーがあちこちで没落する理由が見えてしまったのであります。

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