海外で旅行・留学・出張予定の方必見!
使い方次第ではクレジットカードよりも得するかもしれません!
数ある国際キャッシュカード(デビットカード)の中では、手数料もまちまちで悩むところですが・・
そこで、格安旅行を研究するたびいちドットコムが、海外においてレート的に、どのデビットカードが一番得になるかを突き詰めて厳選しました!
2018年11月追記:
そのうちの一つの住信SBIを作りましたので、併せてご覧ください
デビットカードの時代がやってきた!
いまや海外の旅では、ATMで現地通貨を引き出すためにデビットカードやクレジットカードは不可欠になりました。
短期の旅行なら、現金やクレジットカードのキャッシングでも済ませられると思いますが、キャッシング枠では足りないぐらいの長期旅行や、あるいはクレカを作れない人は、デビットカードを使うことになります
とはいっても昔と違い、これだけいろんなところからデビットカードをリリースしている時代なので、その中にはクレカよりも安い場合もあります!
条件としては、年会費無料で、レートの安いデビットを選んでいるため、当然年会費のかかるもの(三菱東京UFJ-VISAデビットなど)や、手数料率4%以上のものは除外しました。
その中から安かったデビットカードは
●イオン銀行 デビット
http://www.aeon.co.jp/creditcard/lineup/aeondebit.html
●ソニー銀行 Sony Bank Wallet
http://moneykit.net/visitor/sbw/
●住信SBIネット銀行
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i020801CT
ほかには
●ジャパンネットバンク(JNB)
●楽天JCBデビット (楽天VISAデビットだと年会費がかかるが、JCBなら無料)
●マネパカード
となりました
デビットカードも手数料がいろいろ
それぞれのデビットカードで海外ATMから引き出した場合の手数料を調べたところ
マネパ 事務手数料率0.80% 1回の手数料 US$ 2
イオン 事務手数料率1.60% 1回の手数料216円
ソニー 事務手数料率1.76% 1回の手数料216円
住信 事務手数料率2.50% 1回の手数料 0円
JNB 事務手数料率3.01% 1回の手数料 0円
楽天 事務手数料率3.01% 1回の手数料 0円
となりました。
ただ・・
マネパカードのレートは0.80%と一番魅力的だが、有利なのは6カ国の通貨のみ。ユーロや米ドルぐらいしか利用できない。
長期旅行で香港ドルなんてまずおろさないし。特に先進国6カ国以外だと、タイバーツとかだと余計に手数料かかるので意味がない。
しかも銀行カードではないマネパカードはかなり特殊で、あらかじめドルやユーロ向けなどに入金しないとダメだったり、アカウントに入金するだけでも振り込み手数料かかるし、得する使い方をするならマネパのFXの口座を持たないとダメみたいで、とにかくややこしくめんどくさい。
しかも旅を終えて清算するときもけっこうな手数料がかかり逆に損しそうなのは明らかなので、個人的にはマネパはばかばかしくなってあっさりやめた。
ただ、ソニー銀行なら、マネパの6カ国以上に10カ国対応しています
国によってATM引き出し額の上限がちがいます
治安のいい日本とちがって、海外ではATM現地通貨引き出しで、1回につきせいぜい2万円ぐらいしかおろせない事が多いです(治安のいい国や、先進国だと上限額がもっと増える)
そして、国によっては現地ATM設置機関利用手数料(現地手数料:ローカルのATM利用手数料)がさらにかかります。たとえば・・・
インドは
1回のATM引き出し上限は10000インドルピー 約17683円。
そして事務手数料率と1回の手数料がかかる
ネパールは
1回のATM引き出し上限は15000ネパールルピー 約16582円。
そして事務手数料率と1回の手数料と、さらに現地手数料400ルピーがかかる。
つまり、ネパールのATM利用は大損します。
実際、インドでは庶民でも日本同様ATMの普及率と利用率が高いですが、ネパールになったとたんATMの数が激減し、そしてほとんど誰も使ってません。ネパールでは日本以上の現金至上主義です。
ネパールのATMには必ず警備員が配属されているけど、一日座ってるか同僚とおしゃべりしてるかという、まさにニートもうらやむぐらいの暇の帝王。そのネパールのシステムのあまりの非効率とムダさかげんだが、考えようによっては日本からみればホワイト職場かもしれない。
この現地手数料、国によってかかるところとかからない国があって、ネパールだけでなく、
フィリピン(1回の上限10000~20000ペソで、現地手数料200ペソ)
タイ(1回の上限20000バーツで、現地手数料180バーツ)
アメリカ(現地手数料2~3ドル)
などでもかかります
ただでさえ手数料がかかるのに、さらに追い討ちをかけるように現地手数料がかかるのは、ほんとにいやですね。
では、どのデビットがおとくか、リスト化しました
実際、海外ATMで1万円分の現地通貨を引き出した場合、上乗せされて請求される合計はいくらなのか?
それぞれ、イオン銀行、ソニー銀行、住信SBI、JNB、楽天JCBで比較し、1万円、1万5千円、2万円、3万円、5万円、10万円とシミュレートして、どちらが一番得になるかランク付けしましたので、ご参照ください
ただ、1回のATMで、10万円下ろせることはあまりないと思うので、リストの中では10000円から30000円あたりが常用範囲となります。
2017年11月現在の各社手数料率
そして、結果発表!
たびいちドットコムが総合的に選んだのは
1位 ソニー
栄えある1位に輝いたのは、Sony Bank Wallet!
外貨預金で下ろしたい人や、簡単に口座とカードを作りたい人、カードフェイスがかっこいいのが好きな人はソニー。
さらに外貨口座を設定して、外貨預金対象国のATMでおろせば1回の手数料216円がかかりません。ただ対象国は10カ国に限られるし、それらの外貨管理する必要があるので多少手間がかかるかも。
だけど、アメリカやユーロ圏など対象10カ国での利用で、予めドルやユーロなどを外貨預金してショッピングする場合は、ショッピングなら手数料がかからないので、レートに事務手数料が加算されるクレカのショッピングよりもトクになると思われます
ワーホリや留学など西洋系の国に長く行くなら、断然お勧めします
https://moneykit.net/visitor/sbw/
2位 イオン
イオンが2位ですが、
海外でシンプルにATMを使いたい人や、自宅の近くにイオンがあってよく買い物する人は、
迷わずイオンを勧めます。
http://www.aeon.co.jp/creditcard/lineup/aeondebit.html
1回の手数料が216円かかるが、事務手数料率が1.60%と一番安い。
海外のATMで一度の引き出し限度額が2万円前後の国が多いので、その場合はトータルの手数料は住信やソニーとさほど変わらないし、
3万円以上引き出せた場合は、一番トクになる。
ただ、さらに安くなる外貨預金サービスはないし、デビットでありながらクレジットカードに近い性質を持つイオンデビットなので、いったん口座を作ってからデビットカードを作らねばならず、面倒。
しかもせっかく口座を作っても、デビットの審査に沿えない可能性もありうるので、2位にしました。
3位 住信SBI
事務手数料率が2.50%だが、1回の手数料がかからないので、ATM引き出し限度額の低い途上国に行くのが多い人、小額だけ下ろすことが多い人は、住信がいいです。
国内の使用でも、他の金融機関での振り込みも月1回までなら無料というメリットがあります
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i020801CT
4位 JNBまたは楽天JCB 判定外・マネパ
となりました!
では、あなたはどのデビットカードを持つべきか?
1位も2位も甲乙つけがたい・・どっちのデビットにしようか・・・
と思うかもしれませんが、実は迷う必要はありません!
早い話、ふたつ以上作ればいい!のです
ソニーもイオンも住信も両方作っておいて、海外では複数枚持っていけばいいのです。
得するほうを国によって使い分ければいいのです。
なぜかというと、カードのリスクがあって、一枚だけで旅をするととても危険です。
その理由は:
スキミング
たとえば中南米などはスキミング被害があまりに多いのですが、被害に遭って勝手に使われた分は、たいてい返金してくれます。
そのかわり、いちど悪用されたカードは利用不可になるため、それしかカードを持ってないと、あなたの旅はそこで終わります。
ATMにカードが呑み込まれる
ATMのカード呑み込まれは、メンテナンスのおろそかな途上国に多いです。画面に突然エラー表示が出てカードが帰ってこない場合がありますが、どうにもなりません。
すぐに係員を呼べるよう、銀行内の営業時間中のATMを利用しましょう。
カードの取り忘れに注意!!
あと、気をつけて欲しいのが、カードの取り忘れ。
ATM利用した後にカードを取り忘れたまましばらくすると、他人への悪用防止のために再びカードがATMに飲み込まれてしまう。
ATM使用後はおろした現金だけでなく、絶対に忘れずにカードも回収しましょう!
紛失盗難
そして旅先でカードを紛失・盗難すると、再発行しても旅先で受け取れません。
なので、一枚がなくなったり使えなくなってもいいように、
デビットカードは複数枚もつべきです。
2018年11月追記:ということで、まずはそのうちの一つの住信SBIを作りましたので、ご覧ください
以上になりますが、
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