SUZUKI EN125-2A
は老衰したGN125の後継として投入。GからEになっただけかもしれないが、見た目もスマートでカッコいい。
14Lタンクと幅広のシート、チューブレスタイヤ、インパネはギアポジ、燃料系つきと言う自動車並みの豪華さに惚れた。リアキャリアもあってツーリングに絶好の一台だが、スポーティな走りをしたい人はキャリアをはずすこともできるという心憎い配慮である
装備が豪華でうれしい反面、中国スズキの純正パーツの供給について不安もあったが、基本的な消耗部品はGNなどと汎用なのでとくに問題なかろう。
原付二種にしては、そしてGNよりは大きいけど、ふつうの中型以上の単車から見れば当然小さい。だから混雑した街乗りにもいいし、ツーリングにもピッタリ。
もはや瀕死の状態(当時?)125ccクラスにとってはめぐみの一台だとおもいます
GNと比べてみても
てっきり非力かと思ってましたが、それは大間違いで、ENは実に加速がなめらかで、その上レッドゾーンを越えても吹き上がってしまうエンジンには本当にビックリした。同じエンジンとは思えないすばらしさ。10000回転でメーターは105kmだから、オーバーレヴにならぬよう気をつけねばならない。
Gear & Power Ratio x1000rpm リストはGPS計測の速度です
rpm | 2. | 3. | 4. | 5. | 6. | 7. | 8. | 9. | 10. |
5th | 20.5 | 30 | 39 | 48 | 57.7 | 67 | 76.2 | 86 | 95.5 |
4th | 17.1 | 25 | 32.5 | 40.5 | 48.5 | 56.3 | 64 | 72 | 79.4 |
3rd | 14.5 | 20.8 | 27.5 | 33.8 | 40 | 46.8 | 53.2 | 59.5 | 66.8 |
音はというと、野太く落ち着いた音で、グイグイ加速するアクセレーションのエンジンフィーリングも、タイで乗っていたホンダのカブ(ドリーム100)によく似ている。だからENに乗るとタイを走っている気分にもなる?
ちなみに、以前乗っていたジェベル250だと加速が鋭く、信号青で全開発進であっという間に後ろの車が視界から消えるほどだから、これでは調子に乗ると捕まりかねないから、ENのほどほどなアクセレーションこそが安心な気もする。(そして自分のGNは、高回転の上がりが鈍く、今や80~90km出すのがやっとですから、それだけGNが老衰しているのでしょう。ちなみにGNは11万キロ走っていますが、エンジンは一度もいじっていません。GNは奇跡的なぐらいに頑丈です。)
GN125とEN125
説明書と注意書きのステッカーは、英語とスペイン語でかかれている。スペ語なんてなつかしい!Hola!Como esta?なんてね
だけど、初めてバイクに乗る人や英語の苦手な人はしんどいかもしれないが、自分にとっては問題なし(フリーウィンドの時は英語の他に欧州の5ヶ国語で書かれていたから、マニュアルは小さな辞書のように分厚かった)
ただ、ギアシフトペダルが思ったより堅いので、シフトアップがその分アレかもしれない。
シートに関しては大柄につくってある。でかくて体重のある白人が乗ることもあってシートも広くて肉厚だ。
そのてん純和風の原付二種は、一人乗りを前提としているので、GS125なんてシートがとても細くてげんなりしそう。
キャリアにはGNと同じリヤボックスを取り付けた。
燃費、回すタイプなので燃料計を見るとマンタンから125kmで3/4、200kmでハーフ。300kmで1/4の残量位置。だけど計算上 500kmは楽に航続できる。おどろいたことに、セルフスタンドですっからかんの状態でマンタンまでいれたらなんと16L入った。エコランすれば700km航続可能です。狂ってます。
トラブルとパーツ交換の話
これだけ豪華な装備なのにかかわらず、中国製で車体料金が安い、ということは、残念ながら安かろう悪かろうな所は存在する。(得体の知れない中国製パーツを使用しているので、今まで考えられなかったトラブルも起こった。)
しかし、日本製部品に替えれば改善できる部分も多い。
ヘッドライトが暗かった
夜ENで市街地や国道を走っている分には問題ないですが、街灯のない田舎道を走ると、純正の35Wの丸電球だととても暗い!お化け屋敷のちょうちんの様に暗い!ので、夜のツーリングでは不安です
そこでハロゲンを買いました。
ヨーロッパのスクーターで使われるH4BSの型は全然売っていないので、ナップスにてやっと購入。35W のスタンダートタイプで3024円。パッケージに「明るいぞ」「35W→60Wクラスの明るさ」なんてかいてあるやつです。
4輪と汎用のハロゲンならかなり安いのに、意外に金がかかった。
街灯のある普通の道では明るさの違いはよくわからないが、
真っ暗な土手でテストすると、その差は歴然。
純正だと、とにかく暗くて60kmしかだせなかったのに、
ハロゲンに変えた途端60Wクラスの明るさだ!ほんとに「明るいぞ」!
照射範囲も完全に照らせるようになり、70~75km出せるようになった!35Wでも充分満足のいく明るさ!
という事は、同じスピードで走ればハロゲンに変えたほうがその分断然安全という事です。
結論を言うと、確かに昼間しか走らない人とか、夜でも国道や街中しか走らない人は純正でも充分です。が、夜間街灯の少ない田舎道を走るようなツーリングをする人は、是非買っておきましょう
ハロゲン 35w 60w
雪の中エンジンかからず。原因はプラグ!
私もこの冬、みなさんとまったくトラブルをいたしました 。ある場所に一泊して、翌朝つもった雪を払いのけてエンジンをかけようとしたらENのエンジンがかからなくなり帰れなくなり、バッテリーもダメで押しがけもだめで、結局電車にのって帰宅し、後日また引き取りに行ったと言う二度手間をやらかしました。
色々考えて、エアクリーナーが雪水が浸透したのか、とも考えたが、ちょうどこのトピが立ち上がり、プラグが原因!という結論のようなので、今日プラグを買って変えたら見事に復活。あのときの苦労はなんだったんだろう、って感じです。
古いほうのプラグ(新品時からついていたプラグ)は、NGKではなく「NHSP LD」と書かれている得体の知れない亜流品だった!新しく買ったNGKのほうはプラグギャップの間に青白い火花がきれいに輝くのに対し、古いほうは黄色いダメ火花がめちゃくちゃな方向に飛び散っているという有様。こんなプラグだからどおりでエンジンがかからなかったわけだ。
ということでそのプラグを使ってる人は、早くまともなプラグに替えましょう!!
クラッチワイヤーを替えたら楽々!
以前ENに乗ったら、クラッチが異常に重くて、30kmも走ると握るのがあまりに苦痛になってきたので、クラッチケーブルを自分で交換してみました。
このケーブルはGN125用(58200-05391:南海部品で注文購入のため1650円!)で若干長くなったが、実際に組み付けるとほとんど問題なく取り付けができました
外したEN純正のケーブルは、引っ張ると全体的に抵抗があり。悪名高き90度ベンドのところでも抵抗があり、新しいケーブルに交換すると普通の軽さになりました。そのあとツーリングに行きましたが、問題無しです
ですので、純正で重くなったら替えてみるといいでしょう
なお、ブレーキレバーと、タコメーターケーブルもGN125と共通、フィット確認済みです。
注)GS125用なら長さはピッタリとのこと。品番は、58200-05350。