混迷と迷走の毎日。カリンポンと、3時間で見たシッキムと。

インド2019
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5月3日

8時50分起床。令和気分もそろそろ終えて、次なる目的地、シッキムへと出発する。

朝食は、きのう露店で買ったマンゴと、普段よく飲む10ルピーのマンゴジュースを食べ比べる。
1個40ルピーのマンゴは本格的に熟れる前なので、タイで食べたのよりも身が固めで、甘酸っぱい。味は違うが、ジュースよりも本物のほうがやはりうまい気がした。

朝からSIMがつながらず。ネットもできないし、電話もできない。
らちが明かないので、宿のWiFiを使って、早速airtelのサービスセンターを調べて、行く。

結論を言うと、やはり外人旅行者向けのSIMのため、たとえリチャージしても、5月3日でいきなり使用不可になってしまった。SIMカードも5月3日でただのゴミ!になった。

SIMは買いなおすことになるが、正規の購入となり、友人なりの電番が必要になる。。とのことだった

そんなめんどうをするぐらいだったら、コルカタのサダルストリートなら、旅行者用SIMが裏で買えると言う話なので、そこまで我慢するしかない

せっかくインパールのairtelショップでリチャージ出来て、7月まで使えるとよろこんでた矢先なのに、突然の使用不能におかげで心からがっくりきてしまい、正直日本に帰りたくなった。いったいわしはこんなとこで何やっとんじゃ、という気にすらなった。

ただでさえ転倒ガソリン事件で参ってるのに。4年前同じようなパターンで、特に令和作戦以降、情熱も燃え尽きていってる。

山の道へ

シリグリを出発し、とりあえずシッキム方面に北上するも、携帯ショップにも寄ったせいでこの時間からだとガントクに着くのは遅くなるし、その間におそらく雨に降られると思うので、とりあえず途中の町カリンポンを目的地にする。

カリンポンのことは全く知らないが、地名がカリントウみたいだし、これまでもどっかで聞いたような地名なので、そこなら遅くならないうちにたどり着けるし、必ず安宿はあるだろうということで。

カリンポンやシッキムへの道は全線舗装されてるものの、静岡や山梨あたりの県道の峠道のような狭い山道が続き、前にはトラックがトロトロ走り、天気もどんよりとして、気分も落ち込み、走っていてちっとも楽しくない。

カリンポン到着

山道を上り詰めたところにあるカリンポンに入ると、少しずつ雨が降り始めてきた。標高1200m。シロンのような雰囲気か。ネパール人が多い。高原の町なのでクリスチャンも多いが、シロンやコヒマと比べると、チベット仏教の色合いがある。街の中心部に安宿を何件か発見。

そのうちのシェルパロッジは、裏通りの奥の部屋なので静かだが、部屋は狭くて窓もなく、独房のように息苦しい。

そして 古い宿であるHotel Tripti は向かいがCafé Coffee Dayというカフェチェーン店で、部屋は広いが、大通りに面してるのでうるさい。

両方とも500ルピーと安いので、どっちに泊まろうか考えた結果、宿のおっちゃんの人柄と、部屋の広さから大通りの宿に泊まる。

宿に荷物を置き、しとしと雨のなか、歩いて夕食へ出かける。

BEEFと書かれた屋台を発見。十字架のマークが描かれている。キリストやイスラム教は牛を食べる。

焼肉のようなものかと思いきや、ビーフソーセージを輪切りにしてカリカリに揚げたもの。30ルピーでごっそり入れてくれる。味はよくわからんかった。ビーフと言うより、どこか小魚のような後味がした。一気に全部食おうとすると味が濃く脂っこくてまずく感じるが、酒のつまみのように休み休みつまむとまあまあいけると思った。

そして、時計台すぐにある食堂へ。インドらしからぬポップな内装

サーリートゥーレート(遅れてごめんね)と言って出てきたチキントゥクパ(チベット式うどん)は、反対に全然味がなかった。要は自分で塩などいれて味を継ぎ足せってこと。少しだけ塩を入れるとあっさり味。素朴な旨味が感じられた。

この店にはネパールの定番・RARA Noodle発見。20ルピー。らららーめん。4年前現地ネパールで買ったときは15ネパールルピーだった。ネパールの1.5倍ぐらい。

大通りには街灯が灯っており、夜の雨に濡れるそんな街を見てると、なぜか東京のしかも文京区当たりの雰囲気を思い出してしまった。

今夜も雨が降り続いている。幸い夜に雨が降ってくれてるが、もし明日ずっと終日雨なら、シリグリに戻ろうと思う。

ねっともつながらないので、23時ごろ寝る。夜室温22.5℃

朝 マンゴ1個40 マンゴジュース10 バタークッキー10
昼 アップルサイダー20
夜 オムレツ20 ビーフソーセージ30 チキントゥクパ50
宿 Kalimpong Hotel Tripti 500
走行 85km

 

5月4日

8時20分ごろ起床 ずっと雨が降っている 20.5℃

でも、10時半ごろからようやく回復してきた模様

時計塔近くのベーカリーで、チョコケーキを食す。日本でケーキ屋と同じレベルのおいしさだった。しかも超安い。インドのスイーツ事情もだいぶ進化した。

これだけうまけりゃ、店員のおばちゃんたちは太っている。自分も油断してると太りやすい体質なので、安くて旨いからと言ってケーキを食べ過ぎぬよう気をつけんとなあ。

 

インドでは珍しい、漢字の看板。古くから中国人が住んでいるようだ。このあたりだと漢字の看板を見かけるのはコルカタとカリンポンぐらいだろう。この看板のさびれ具合が、タイのチャイナタウンを思い出した

カリンポンの町から少し降りた売店で昼食。肉まんが巨大。4個分はありそう。あまりにデカいのでフォークなども付く。さらに汁もついて、これで30ルピーは非常に安い

ただ、おばけ肉まんの中味は大味。日本のコンビニの肉まんのほうが断然うまい。さすがにでかすぎて食べきれず、半分だけ食べて、残りを自前のビニール袋に入れて、夕方食べることにする。

山の中腹にあるガソリンスタンドに入って、タイヤの空気を入れると、運営者一家から歓迎を受ける。息子は日本に興味があり、アニメが好きだという。マンガなどの二次元の話を少しする。アキハバラにも興味があるという。また会いたくなったぞ。

山を下り、シッキムに向けて川沿いに進むと、ラフティングの店が目に付く。ちょうどマナリあたりのような道だ。

シッキム到着

川沿いに北へ進むと、シッキム州に入州。そこには州境の町・ランポーがある。

もともとは独立国だったシッキムは、現在でも入州する場合は、パーミットが必要。入州したときはフリーパスだったが、外国人用パーミットの看板があり、そこの建物に行くことに。

パーミットをとるためには写真と、マーケットまで行ってパスポートのコピーして来いと。すぐに作ってくれるのかと思いきや。てゆうか事務所にはコピー機すらないの?

その瞬間、何が何だか一気にめんどくさくなってきた。ガントクまで行かずともこのランポーでも充分シッキムに入ったということにもなるし。

このところ、地を這うような旅になってるので、ガントクまで行くと、日数的にキリがなくなる。そもそも予定よりも大幅にオーバーしてるし。

そして、一番レフが壊れていた。あのとき何度か転倒したさいに、衝撃でレンズはフレームが外れ、本体はガタが来た。ダストリムーバルがかくかくっと誤作動するため、動画がダメというありさま。

もう心もズタボロだし、ガントクなどは、また次の機会でいいやな。

ということでランポーの街の中を走る。

 

シッキム州なので、インドではとても珍しいカジノを発見。インドでカジノがあるのは、ゴアとシッキムとダマン・ディウ連邦直轄領のみ。

といっても、豪華なカジノではなく、写真で左の地味な階段から上っていくと、ネットカフェのようなスペースで、中に入ると掘っ立て小屋版のボートピア(場外舟券場)のようなシンプルさ。

ルーレットも、いちいち本物を使わず、ゲーセンのようにPCからのモニターに映し出されたバーチャルルーレットで、見事に経費削減ができている。味気ないけど。

客は地元の男たち。ルーレットで負けた男が、玉が入れそうで入れず、悔しそうに机をたたいていた。きっと自動操作してるんだろう。あまり長居するような雰囲気ではない。

カジノを出た後は、インドのほかの町と変わらないという感じで、ブータンのプンツォリンからインド色を濃くしただけのような町で、

ガソリン代は、76ルピーと西ベンガルと同じぐらい

バングラデシュに引き続き、3時間で充分シッキムを堪能。

夜、川沿いの道を走っていると、ほたるが見えた。
写真や動画を撮ろうとしても、ほとんど映らないので、これだけはおのれの心に焼き付けておくほかない。

今夜はどこに泊まろうかと思ったが、カリンポンに戻り、昨夜泊まったところと同じ宿に泊まることにした。

中腹のガソリンスタンドに戻ると、偶然家族がやってきた。息子とはゲームの話で盛り上がる。XBOX360を持っていて、タイトルはロードオブザリングや、KOFなどのソフトを持っているという。

それらはガントクで買ったという、シリグリでも買ったという
「オタク」をしってるか?といったらよろこんでた

そうなると、なぜかガントクに行きたくなってきたが、ネットもできないし、ルピーも足りない。優柔不断すぎるのでキリがない。潔くシリグリに戻ろう。また次の機会でいいや。

安宿に戻り、やっと車の騒音がなくなったとおもったら、こんどは野犬の群れ。安宿だからしょうがない。ぜいたくいってはいかんわいな。

昨夜は雨だったからそうでもなかったが、今夜は野犬の群れが思った以上にうるせえし、こええ。夜もうるさいと、こんなとこやだ。カリンポンはこれで最初で最後かもな。

朝 ビーフソーセージのこり チョコケーキ30×2 チャイ15
昼 肉まん30
夜 肉まん残り チャイ10  フライドエッグ30 ゆでたまご10×2
宿  Kalimpong Hotel Tripti 500
走行 96km

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5月5日

8時10分ごろ起床 22℃
今日のルートはどこへ行くかどうしようか悩む でもまたガントクを目指すとなると、行ったり来たりでばかげている。

とりあえず朝食として、また時計塔近くのベーカリーでケーキを。3個も食べるなんて、我ながらケーキバイキングか。

それを思うと、インドは旅がしやすいと思った。ケーキにコーヒーだと、日本だったら値段的に6倍かかるのに。そして親日な人も多いのでさらに旅がしやすい。昨夜のGSの父さんも、日本に原爆を落とすアメリカは悪いといっていた。

インパール慰霊碑と少女と。家族を持つことの難しさと、過食のツケ
4月20日7時ごろ起床。自分的には早く起きたほうだが、インパールからコヒマ行きのバスに乗るため早く出発するとおるさん一家は、すでに片づけがすんでいた一家を見送った後は、今度は自分の片づけ。私と一家5人の計6人で同じ部屋で2泊したが、大変なこ...

この山岳エリアはそれだけ快適なのだろう。とにかくシリグリに戻ったほうがいい。ラダックにもいかなくてはいけないので、ぐだぐだするひまはない。シッキムはまたじっくり堪能すればいい。また行くぜ、待ってろガントクと言う気になる

朝まではきわめて精神が不安定だったが、おいしいケーキをたらふく食べ、ひさしぶりのあたたかな日差しを浴びると、元気が出てきた。

12時40分ごろカリンポン出発。このまますぐにシリグリに戻るのはもったいないので、山を下りて、とりあえずメリの街にて昼食。インスタントラーメンだがインドですこしでもラーメン風のものが食えるのはありがたい。

昼食後は、あれほど葛藤してた心が穏やかになり、自然と心は南へ、ベクトルはコルカタやシリグリ方面に向かってる。

充分にシッキムに行けなかった未練は少なからずやあるが、また次回行くぞ。それよりもはやく先に進みたい。といいつつ、くだらない写真ばかり取って中々もどれない。それがとてもつらい。

夜、シリグリに戻ったらいつもの常宿が満室なので、もう一つの宿へ。部屋は狭くWiFiもなく650と高いが、スタッフの応対がとてもいい。

早速遅い夕食。屋台のフライドチキン。とりあえず30ルピー分買ってみる。かなり味付け濃すぎると思いきや、結構うまい。なのでさらに50ルピー分買った。

夜室温29℃ 水シャワーでも問題なし。
これまでの道中は洗濯できず、それゆえにすっぱいにおいがしたスッパイマンなので、一気に大洗濯する。

1時半ごろ寝る

朝 チョコケーキ30 オペラケーキ25 コーヒー15 バニラケーキ30
昼 わいわいラーメン40 リムカ20
夜 屋台のフライドチキン量り売り 30+50
宿 Siliguri Royz inn #103 650
走行 110km

それにしても今日食べたものは栄養的にひどい食事だ。ぜんぜん野菜がない。せめて果物を。タイやベトナムだったら野菜をふんだんに使ってるのだが。