昨年は18きっぷで「雪の東北・北海道函館」に行きましたが、今年はがらっと北から南の島々へ!「沖縄放浪特集」をお送りする予定です。
2002年、GN125という125ccの単車で回ったので、過去の話なのですが、
当時は、台湾航路もあった時代です
(さすがに石垣島から台湾へ、単車で行くのはダメだったけど)
そのぶん、沖縄や石垣など南西諸島をくまなく大放浪したので、どんな濃い話が出るかこうご期待。3月中旬から実録を公開予定です。
そこで、日本をツーリングをするとなると、沖縄ならどこまで行けるのか?がテーマです
本州から沖縄本島までのフェリーと、運賃
現在だと、カーフェリーでは、大阪・神戸または鹿児島から沖縄本島までは行けます。もちろん単車と一緒に乗船できますが
https://www.aline-ferry.com/
大阪~沖縄(2017年2月現在)
2等和室19330円 原付7920円 自動二輪10520円
鹿児島~沖縄
2等和室14610円 原付5700円 自動二輪7120円
大阪からだと、自動二輪ともども行くとなると、片道だけで29850円。鹿児島からでも21730円と、あまり変わりはない。大阪から行き来すると6万円になる。
そして、
問題なのは、その先です。
そこから先、沖縄本島から先島諸島(宮古・石垣など)そして台湾行きのフェリーは廃止され、飛行機だけでしか行けなくなりました
そのため、単車で行くにはどうすればいいのでしょうか?
那覇から宮古・石垣に単車を送る場合
自分は飛行機で行き、
単車は貨物扱いで港留めで送ることになります
http://marine-cargo.net/business/ferry/
輸送量は当然高い。
那覇から宮古島(石垣島)は
50ccでも17000(18000)円。
250ccで23000(25000)円。
と高く、いまやLCCのジェットスターの東京~那覇間のフライトだと4回分になるのですよ。
しかも運行便は毎日ではなく、週2~3回。送るには事前手続きが必要だし、いちいち港まで行き来して預け引き取り、自身は空港まで行って飛行機に乗る必要がある。
割に合わないし、とにかく面倒である。
短期の観光旅行だと、台風シーズンの欠航などもあれば、もう無理といっていい。
なので、このマリンカーゴは、しまんちゅ向けのサービスといっていいでしょう。
ただ、このマリンカーゴはいきなり北海道・苫小牧や八戸とかから沖縄にも送れるので、お金と時間に余裕のある人は味があるかもしれない。
レンタルバイクの値段
何日かの観光の場合なら、ツーリングしたい場合はレンタルバイクなどを使わざるをえない。
石垣島 24時間 50cc 2000円。
125ccと軽四は4000円。
それどころか1週間なら125ccよりも軽のほうが安く、それなら軽自動車を借りたほうがいいという罠。
http://yaeyamaocean.com/kumanomi/prise.htm
といっても、レンタルバイクはタイやベトナムなどに比べれば当然何倍も高いので、何日も借りると割高になるし、しかもいくら小さな島だからといって、もちろん日本なので無免許で50ccに乗ることはできない。
沖縄の宿・ホテル一覧
沖縄旅の基点となる那覇市内と、格安ながらも部屋からきれいな海が見えるオーシャンビューのホテルの紹介。予約はこちら↓より。
自由に安く移動するには
キャンプなどをしながら安く自由に移動したいのなら、飛行機に持ち込める「折りたたみ自転車」を持っていくしかないでしょう。
しかも自転車なら、帰るときに買い手が見つかれば、現地で自転車を売って帰るという手もできる。
折りたたみならフェラーリなのに、たったの18800円!時速355km/hで漕ぎまくれっ
まとめ
個人的な考えですが、改めて、若いうちに沖縄や先島諸島をじっくり旅しておいて本当によかったと思いました。
たしかにいまならLCCでたった何千円かで3時間もかからず沖縄に行ける。
しかしあのころはフェリーだと大阪から那覇まで、2等運賃だけでも当時17300円かかり、しかも2泊3日と長く、外洋のため揺れに揺れて、船酔いとの戦いでずっと寝てて、はっきりいって退屈だった。
いまや大阪からなら、LCCだと6000円ぐらいで乗れるとなると、2等船室でもなんと3倍もかかってしまう。さらに船酔いと退屈との戦いにまでなる。
金持ちが船に乗り、貧乏旅行者が飛行機に乗るという、まるで革命後の時代なのです。
それに引きかえ、LCCの普及で東京から沖縄が非常に安く行きやすくなった分、先島諸島行きのフェリーがなくなり、先島諸島をくまなく単車で動けるという自由がなくなった。
それだったら個人的には、きょうびタイや東南アジアに足を伸ばしたほうが物価も安いし、日本よりも断然エキサイティングでワクワクする旅ができる。
なので2002年の旅を最後に、もう今後先島諸島に行くことはないだろう、と実感した次第であります