Let’s あいりん♪ 日本一の安宿街・西成・釜ヶ崎を行く

日本の旅・みどころ
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日本離れした安さ!そんなホテル激安王・西成・釜ヶ崎のエリアは、果たしてどんなところなのか?ひたすら歩いて撮影してみました

 

大阪駅から環状線で、あいりん釜が崎の駅・新今宮駅で降りると、

あきらかに空気が違う。

交差点では、昔の中国のように、自転車が鳥の大群の如く行き来している。

駅から道路を越えて南へ進んだとたん、いきなりカオスのドヤエリアが始まるのだ

真夏なので、上半身裸のじいさんが布団やダンボール敷いて野宿している人が多く、まるで夜中のファランポーン駅。これぞ、ザ・釜ヶ崎。

建物などの街並みも、雑然としており、まるで香港やカンボジア・プノンペンの下町そっくりで、そしてドヤエリア中心部は、とにかく小便臭い。夏だからなおさら臭い!立小便してるのを何人も見かけた。

そんなエリアなので、ドヤには南京虫などもいるらしい。21世紀の日本とは思えぬ看板。

 

 

そんなところなのに、なぜか70年代のフォークシンガーのような、ワンレン黒髪のヒッピーのような色白の若い女子が、釜ヶ崎のおっさんたちと話していた

 

朝からホルモン焼きで呑む。これぞ西成流。

じゃりン子チエの世界、そのままの店

 

すっかり西成化している西洋人男子

西成内の引越しは、リヤカーでもできる。究極のエコロジーだね

やるぞ!!

・・・・何を?

 

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2006年と2013年のちがい

最初に西成に訪れたのが2006年だが、再度2013年に訪れると、某・有名弁護士で元府知事(市長)の政策効果もあってか、あいりんはテコ入れして、改善していた部分もあった。それまでの釜ヶ崎は誇張なく危なかった

06年に比べて、掃除をしてる業者の人も多く、ゴミも少なくなり、この写真だと以前行った時にあった怪しい露天なども撤去されたのか、テントだけになって影を潜めている。が、やはりディープさはまだまだ健在。

釜ヶ崎ならではの、優雅なアーバンアウトドアライフ。


日雇い労働の斡旋している者もおり、3回もこえかけられた。「8月10日の仕事、でけへん?」などといわれ、ほかにも別の若い男から「仕事しませんか?」などとても丁寧に言われたりしたが、契約した途端ドレイのような扱いを受けるのだろうか。

あいりんの治安

2013年の釜が崎は、午前中や昼間のドヤエリアでないところなら、意外に若い女子の姿も何人か見かけた。2006年にいたときはほとんどいなかったのに。学校帰りの小学生の姿も。

 

ただし、夜は安宿は門限があるので、夜も24時近くになると、田舎の住宅街のように人気がない。カオサンとは正反対である。

門限でどこも閉まってるということは、この時間のドヤエリアでは、うかつな一人歩きは危険という意味である。

 

天下茶屋のスーパー玉出で中華丼を買う。198円。玉子丼にいたっては158円という激安ぶり
関西らしい一品として、かやくごはん100円も買っといた。自販機も50円と安い。釜が崎といえば玉出しかないので、接着剤のように切っても切れぬ状態で、自動的に玉出教に洗脳される

それを近くの閉店した店の軒下で食べていると、自転車に乗ったおっさんがやってきて、私の近くで勝手に寝始めているではないか。なんとフリーダムであろうか

 

 

西成・釜ヶ崎は、日本のカオサンとなるか?

日本一の規模を誇る安宿街・西成。ただ、外国からのバックパッカーが増えたからといって、世界一有名な安宿街・バンコクのカオサンのようになれるかといえば、ノー。

なぜなら、いまだ釜ヶ崎は治安や風紀が悪いからです
改善していた部分もあったが、まだまだ一般の人が身軽に入れるエリアではない。
そこがカオサンとちがう。

たとえばカオサンの場合は、エリア一帯は安宿だけでなく、旅行者向けの店やカフェやバーなどのエンターテイメントが何でもそろい、地元のタイ人にとってもおしゃれな場所なのだが、

転じて釜ヶ崎にそれらはあるだろうか。釜ヶ崎にスタバはあるだろうか。

インドのスラムのように小便臭い街中と、あちこちにやばそうな柄の悪い人間がいるとなれば、普通の人は近づきにくいし、負の部分ばかりが目に付くと思う。

 

カオサンのようなバックパッカー街を作りたいのなら、

まずは立ちションを完全禁止し、

街中に拡がる小便臭を撲滅せねばなりません。

まずはそれからです。

 

次号は、さらにキケンだった2006年の釜ヶ崎をお送りします!