バイク歴21年、海外ツーリング歴18年の私たびいちが、
旅のお供として「これはいい!」と直感したもの。それが「ペリカンケース」です。
最近では、当たりまえのようにノートPCを持って旅する人が増えていますね。
そこで問題になるのが、自転車やバイクでの旅の場合。
振動や雨、高温やホコリなどで過酷でシビアな環境となるので、
どうやってPCを持ち運べばよいか。
ノートパソコンは、言うまでもなく精密機器
なので、宝物のように扱わなくてはならないので
私が8ヶ月におよぶ2009年のアフリカのバイク旅に行く前は、こんな対策を考えていた。
まず一に衝撃、二に防水か。宝物のように扱わねばなるまい。
PCの表面(液晶画面の裏側)にスポンジを貼り付け、自作のぷちぷち袋に入れて、ビジネスバッグに入れてさらにそれを衣類や寝袋の中へ包み込むように入れて、防水バッグにいれる。それをさらにトランクケースの中に入れたい。
アフリカでは砂埃と振動がただならぬし、だから無理のないルートになってしまうのが宿命か。
出し入れすると水とか砂埃とかはいるし、盗難や周辺機器の紛失を考えて、普段は使わんようにする。電源付きの設備良いキャンプ場や宿で使うのみにとどめる。
といっても、ぷちぷち袋ぐらいじゃ耐久性においても、とてももたない。
なので実際は事前にこの耐衝撃ソフトケースが手に入ったのでそれに入れて携行しました。
ところが・・・
なんてこった!液晶画面にキズが!
アフリカで二輪旅の時は、後ろのリヤキャリアにつけたトランクボックスにPCを入れてたので、
たしかに衝撃面では問題なく、帰国してからも普通に動いていました
しかし、アフリカツーリングの出発から1ヶ月経った頃。
度重なる単車移動中の悪路による振動によって、液晶画面に、一本の線のような、
筋状のキズがついているのがわかり、非常に凹みました。
それでも自分の場合はまだいいほうで、自転車で旅していた人の場合、持っていた小型ラップトップなんか、振動で液晶が割れたらしいそうです。
なぜ液晶にキズがついたのか
たしかに、耐衝撃ソフトケースに入れていたので、外因的な衝撃は防ぐことができた。
しかし、トランクの中にいろいろ入れていたので、荷物に挟まれてパソコンが圧迫される事に気づいた。
圧迫されるとどうなるか?
キーボード面と液晶面がキスしてしまい、キズができたわけです
つまり、圧迫によって液晶面が内側に凹み、そのうえに走行中の激しい振動が起これば、キーボード面と液晶面が擦れ合って、キズがつくわけです。
ツーリングの救世主!それがペリカンケースだ!
アフリカの二輪旅の後も、昨年のバイクでインド一周の時でも、アフリカと同じ風に持ち運んだのだが、
やはりバイクの走行中の振動で、さらに液晶のキズは目立ってくるばかり。
そして、私と同じくバイクでインド一周をしていた三井昌志さんに旅先で会ったわけだが、
https://tabi1.com/shibuikemenno-kuni
なによりおどろいたのは、インドの過酷な道を何ヶ月も走ってきたはずの三井さんのMacBook Pro は、
キレイで無傷だったこと。インドでは奇跡とも言うべき状態だ。
「どうしてそんなに無傷なんですか」と聞いてみると、
ひとつの頑丈そうなケースを見せてくれた。
それが、このように押してもビクともしない「ペリカンケース」だった。
ペリカンケースは、あの米軍も御用達とあって、とにかく無骨だが
その分絶対的な堅牢性と防水性がある。
ソフトケースで衝撃は防げても、ソフトケースだけでは防げなかった「圧迫」からも守れたため、
ペリカンケースに入れた三井さんのMacBookは無傷だったのです。
14インチ以下のノートPCなら
15インチ以下のノートPCなら
ほかにも、いろんなタイプのペリカンケースがあります。
ペリカンケース
まとめ:ペリカンケースを持つべきか?
そんなペリカンケースにも弱点はある。それ重さと大きさ。
バイクでトランクケースをつけてる場合、小さなトランクケースだとかさばってしまう場合もある。
しかし完全防水・衝撃なので、気兼ねなくサイドバックの中に入れたり、
後部座席にくくりつけることもできる。
しかも、自転車旅行者なら、雨や振動やホコリや衝撃をよりダイレクトに受けるので、ペリカンケースのメリットは非常に大きい。
なので、普通のスーツケースやバックパッカー旅行ならソフトケースでも充分かもしれないけど
ツーリングなどをする人は、その頑丈さゆえに、
一度買ってしまえば「何十年でも使える一生もの」
になるので、買って損はないと思います。