チベットのうどん・トゥクパ。日本のトゥクパとインドのチベット亡命政府のあるダラムサラで食べたトゥクパはどう違うのか?比べてみました。
チベット亡命政府・ダラムサラな店内
日曜日に行われた三井昌志さんの帰国報告会。その日の懇親会は、近くのチベット料理店「タシデレ」で行われましたが、夜からという時間の都合、あいにく参加できなかったので、講演後に入ってきました。
インドレストランは街にたくさんあれども、(ちょっと昔はインド料理店はあまりなかったのだが)
チベット料理店はまだまだほとんどなく、東京ではここだけだとか。
店内は:
天井にはタルチョ。まさにチベット亡命政府・ダラムサラのようにチベットらしさあふれる店内
チベット歌謡のPVが静かに流れる店内
チベット関連の書籍や雑貨も置いてあり、ダラムサラにあったルンタレストランを思い出す
チベット料理といえばトゥクパ
なぜチベット料理の中でもトゥクパにこだわるのか、訳があります。
日本では、汁物の麺類・スープヌードル(かけうどん・そば、ラーメンなど)はもはや欠かせないものとなっており、
東アジア圏(韓国や中国、東南アジア)でもスープヌードル系の料理(冷麺、フォー、バーミーナーム、ラクサなど)はポピュラーだ。
しかし!
それがインドになると、まったくと言っていいほどありません。
たしかに、インドにも中華料理もどきはあります(インド式中華なので、作ってるのはネパール人)
だけどレストランとか行っても、うどんやラーメンのようなスープヌードルの類は、インドには一切ないのです。文化の違いなのでしょうか。
スーパーではインスタント麺はあっても、マギーのインスタントヌードルしかなく、アジアというより一気に欧米的になってしまう。しかも大概がマサラ味という、ラーメンとかが好きな人にとっては地獄のような国なのです。
しかし、インドでも亡命チベット政府のあるダラムサラでは、インドの中でもチベット文化圏なのでチベット料理もある。となれば、かけそばみたいなのが食べれるのではないかと、期待していたわけです
そして食べ比べ開始 ダラムサラと新宿
まずは、ダラムサラのTenyang Restaurantで食べたトゥクパはこれです
90ルピー(180円)と、観光地価格でした
ダラムサラのほとんどのレストランはベジタリアンのため、このトゥクパも野菜しか入っていないので、スープも非常にあっさりしていた。
それでもマサラ地獄のインド全土にはほとんどなかったうどんが食べれただけでも充分満足だったわけですが
そして新宿のタシデレのトゥクパ。(1000円)
野菜は、トマト、玉ねぎ、しょうが、にんにく、そしてセロリの味が際立った。
セロリの味が強いのはダラムサラと同じだったが、決定的な違いは、肉を使っていること。
ラム肉がふんだんに入っており、そのためこってりとした味わいで、コクが全然違う。とてもうまい!
ダラムサラのとてもあっさりしたトゥクパは、濃厚なラーメンとかを食べる日本人には物足りないとおもいます。
そして自家製の麺は、ソフトな食べ応え。
ラム肉と野菜と麺もふんだんで、
ボリゥームたっぷりのタシデレのトゥクパは、たびいちの一押しです。
チベット料理店 タシデレ
https://www.facebook.com/tashidelektokyo/
http://ichigaya.keizai.biz/headline/2215/
最寄り駅:曙橋駅
東京都新宿区坂町26-21-1F
03-6457-7255
11:00~22:00(L/O. 21:30)
Free WiFi、コンセントあり