スンガイコロクから三等列車でヤラーに行く
電光掲示板見ると20分遅れの出発と書いてあったが
それを信じるのも怪しいので定刻前の5分前に駅に着いたら
ちゃんと定刻通りの出発に戻ってたのですぐに乗り込んだ。やれやれだ
始発のスンガイコロクからの3等は自分以外100%ローカル。そしてほとんどがムスリム
あれだけいた西洋人旅行者はハジャイでは一気に少なくなり、コロクではバッタリ見かけない。コロクからコタバルのルートでは一組だけ見かけたけど。
西洋人は西海岸のバタワース・ペナン島を経由するのだろう。
車内販売が無いのがつらい。テロ対策のためかゴミ袋もない。
途中の大き目の駅でかなり乗り降りしていた。ナラティワート市に近いからか。
1640、待ち合わせ
ラーローの駅ではただの田舎の小さい駅なのに、銃を持った3人の警察の特殊部隊がいた。近隣のルソーとかバーロー(笑)のあたりがタイでもっとも治安が悪いのだろう
バーローの駅。

右下、一見タイのごく普通ののどかな田舎に見えるが、道路沿いの検問所には装甲車が見える。のどかさと治安の悪さの対照が不気味だ

ヤラー到着
ヤラー駅に着くと、プラットホームには銃を持った特殊部隊がいない。その治安の良さ(?)に拍子抜けした。
タイ深南部ヤラー到着 pic.twitter.com/ZJ8qPXT1nQ
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思えばハジャイをはじめタイ深南部の列車は、朝から夕方までしか営業してないのが特徴だ
夜に走らせるとテロに合うからだろう。なおこの日は夜は駅構内での貸し切り宴会の準備をしていた
ヤラー駅時刻表 pic.twitter.com/q4Nx4FZsWl
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危険な深南部の街での懸念は、泊る所があるか?ということ
行きの時に来た時、車窓からホテルの看板がはっきり見えるので
ここに泊まろうと思っていた
まず少し高級そうなラーマーホテルでは、格のわりに一泊550バーツとさほど高くはない
そして近くにある、その本命のローカルホテルに行くと、「熱烈歓迎」などのとにかくクセツヨ看板や飾りが入口にひしめく。
フロントに行って「1泊いくらか?」と尋ねると
なぜか「タイ語は話せるか?」と聞き出すので「ニノイ(少し)」と答え
「どこの国?」「イープン(日本)」と答えたら
しばらくして「フル」というではないか
え、なんで?部屋はあるはずだろう?
もし本当にフルだったら最初からフルだというはずだ。
これって事実上の宿泊拒否ではないか?
自分の見てくれが悪いのか、外人は泊めさせたくないのか、日本人が嫌いなのか?
街にホテルがたくさんあればいままで宿泊拒否されても気にならならなかったが、ヤラー駅では高級ホテルとここしかないのだ。(注:後で調べたらほかにも旅社ホテルは3件ほどあったが)
仮になんとか懇願して泊めさせてもらったとしても、意地のいい応対はしてくれないだろう。
ふざけんなくそったれ。何が熱烈歓迎じゃこのタワケ。泊める気ないならホテルなんて看板だすなとむかついてくるし、差別されるととてもくやしい。
ヤラーでは、外人旅行者は珍しいのか、現地人からときどきじろじろ見られる。ちくしょお。
と、その時は大いに憤っていたが、
タイの地方宿では、なにかトラブルあった時に言葉通じないと解決しないので宿泊拒否されることも多い、と後になって知った。
しかしだ、逆の立場で日本もマナーの悪いインバウンド公害で大問題になってるが、ぜんぜん異文化に慣れていない地方の田舎だったら言葉も文化も通じないとなれば、断りたくなるだろうなと。
それを考えたら仕方がないのかもしれない。
この二つのほかに泊る所はないのかとオーガニックmapで探すと、「ブティックホテル」というのがあるので
そこ行ってダメだったらしょうがないから550バーツの高級ホテルにとまる。
ブティックホテルというからとても高いかと思いきや、バックパッカーが泊りそうな雰囲気なので一安心。
そのヤラーの宿 The Guestはエアコンなしだと380バーツ、トイレ付きで450
バストイレなしで380は少し高いが、本館1階が受付と家族経営の小さなCaféになっており、パンガンのホステルのようにアットホームな雰囲気があって、ここならホスピタリティもありそうだ。
部屋は道路をはさんだ向かいにある別館の2階にあり、誰も客がいない貸し切り状態だったので、バストイレ別でも全く面倒はなかった。
夕食にしようと宿から南に歩いて突き当たりのバーミーナムの店へ。日本語にも興味がある青年がいた。
夕食はバーミーナーム ピセー(大盛り)
餃子も入って65バーツ
夕食はバーミーナーム ピセー
餃子も入って65バーツ pic.twitter.com/kK81fojFNk— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
外人が少なく差別されやすいが、その分あったかみがある人もいる、
タイのほかのエリアだとかまっちゃもらえないだろう。
それまでむかついてた機嫌も一気に上向いた
タイで流行り?のブティックホテル
開放感があってきのうの窓なし独房の臭かった宿よりも何倍も快適
ヤラーの宿
タイで流行り?のブティックホテル
きのうの窓なし独房宿よりも何倍も快適 pic.twitter.com/eKDp2Al2Y6— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 18, 2025
この深南部で、女性議員が乗った車がカーボムで炎上、幸いに車から脱出できたというニュースを見た。
つい昨日の事件やんけ。
あいかわらず深南部はテロ多いんだな。
そんな深南部にのこのこ行くのは日本人だとわしぐらいなもんか。
朝 コッペパン13 牛乳13 パパイヤ10 パイン10
昼 駄菓子ジュース320ml5x2
夜 バーミーナムピセー(大盛り)65 ナームケン(氷)1 とんがりコーン風スナック20 チョコパン13
宿 The Guest Yala #10 380
3/19 Day64
天気:はれ
9時45分起床 室温30℃ 昨夜はネットしたり蚊が入ったりでねむれず
ここの宿でいいなと思ったのが、
オーナーの旦那さんのほうが自発的にまめまめしく掃除したりする
掃除はパートのおばさんや奥さんの仕事にされそうだが
奥さんはフロントでゴロゴロしてるけど
いい具合にリラックスできるのが心地よい
日本みたいに「なんでもしっかりやれ」「客の前ではこうするな」という窮屈さがない。だから人との距離が遠くなるし、その分コストもかかるのでなおさらつまらなくなる。
宿のだんなも「ここはスローライフだ」と満足しているようだった
このヤラーのゲストハウスは住宅街にあるので、静かで快適だ。レベル3の危険エリアだとはとても思えない
昨日も今日も客は自分以外にいない。ファランもごくまれに泊りに来るらしい
日本人は泊まるかと聞いたら、タイのサッカーチームに所属する日本人選手?が泊まりに来たらしい
そんなヤラーのブティックホテルthe guestはとってもアットホームで癒されました💚✨
友達の家に泊ったかのような気分だった。ヤラーに来たらまた来るよ
ヤラーのブティックホテルthe guestはとってもアットホームで癒されました💚✨
ヤラーに来たらまた来るよ pic.twitter.com/pNX8Wcj1kf— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 20, 2025
昼は昨夜のバーミーナムの店に再訪。並盛50バーツ。
昼は並盛 pic.twitter.com/00q725FiXo
— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 19, 2025
街を歩く
一見普通のタイの街だが街の随所に兵士(自警団?)がいる。スンガイコロクでも見たコンクリートの爆発除けがある
それ以外はほかのタイの地方の町と同じで、意外にもごく平和な感じで、ピリピリした雰囲気もない

コロセウムというショッピングモールに入ると、20年前のバンコクのように入口で手荷物検査をさせられたが。
車にまゆ毛!走行中につけま取れるかも?
車にまゆ毛 pic.twitter.com/OdrzoyAaf6
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もう一つ変なもの。
顔つきタピオカはいかが
顔つきタピオカはいかが pic.twitter.com/mhW9VNtJXx
— たびいちドットコム @タイ旅連載中 (@tabi1com) March 19, 2025
ヤラーの印象がグンと変わった
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