まさかの凍るアフリカ! キンバリー版の日光明治村

南アフリカ諸国・冬編
スポンサーリンク

日本は寒い!だけど南アフリカが寒い!そして南アのUFOキャッチャーの景品が意外!な旅です。

6月14日。レソトから南アに再入国した途端、またも民家が少なくなり、荒涼とした風景がずっと続く。

首都から首都へ。ブルームフォンテーン

ブルームフォンテインBloemfontein着。人口30万位の地方都市だが、これでも司法上の首都のひとつで、高層ビルもいくらかある。この日のうちに、レソトの首都から南アの首都に来たのである

実質的にはプレトリアが首都だが、南アの場合形式的には、3つの首都があり、行政府のプレトリアのほかに、立法の首都(国会)ケープタウンと、司法の首都(最高裁判所)ブルームフォンテーンと、首都機能を三都に分散している。

日本でたとえるなら、東京のほかに、国会を大阪に、最高裁を福岡か名古屋か札幌のいずれかに置くという感じだろうか?

こないだまでは大阪都構想もあったし、今では信じられないが、バブルの頃は各地方への首都移転運動があったのを思い出す。

南アのUFOキャッチャーの意外な景品は?

ブルームフォンテーンのスーパーの前には、

日本と同じようにUFOキャッチャーがあるが、いかにも開店休業のような、さびついたようなUFOキャッチャー

左にあるのはテトリスのミニゲームだが、奥にある景品は・・

景品は、なんと中国緑茶。UFOキャッチャーの景品としては、あまりにシュールすぎる。

いかにも売れ残りの商品を入れて、余計に誰もやりたがらないという悪循環が見えてきそうだ(笑)

夕ぐれのブルームフォンテインから西進、キンバリーへ向かう。このとき17:50。

すっかり冷える。気温も7℃。寒い、寒い!とひたすら寒さに耐えながら走りつつも、標高もブルームフォンテインの1300mから1175mまで下がると、そのぶんいくらか寒さも和らぐ。そう思えば夜走りも案外楽しい。

これまでのアフリカでの夜間走行は危険で不可能に近かった。

凍り狂うアフリカ・寒すぎる野宿の果ては

21時前にキンバリーに到着したが、キャンプ場もバックパッカーズも見つからないので、町外れに戻り野宿することにした。

野宿にふさわしい場所を精一杯探し、結果市内から8km戻った雑木林の中でテントを張る。ほとんど車は来ないが、強盗に見つからないとも限らない。しかしそんなこと考えてもキリがないので、なるようになれという気持ちだ。

23:45寝る。とにかく寒い。

走行404㎞

6/15、7時起床。寒くてなかなか眠れなかったが、明け方はあまりにも寒すぎて寒すぎて震える。

標高1050m。テント内の気温1.4℃。

外気温はなんと0.1℃。テントにはうっすらと霜が張って凍っていた。

アフリカでテントが凍るほど寒いなんて、もう笑うしかない。

・・・・とはいえ後で知ったことだが、キンバリーやブルームフォンテインあたりは、南緯29度で標高も高いため、冬になると関東内陸部と同じように氷点下に冷え込むようだ。

元気の出る朝、闘志の朝

テントをたたみ8:50、出発。キンバリー街中のマクドナルドでのんびり朝食。

もちろん、マラウイにあったような、「自称マクドナルド」ではない

本物のマクドである。

充電しながらパソコンも使い作業。

バイクは目の前に駐車してあるので、とても安心。

 

コーヒー(S)6.95R チキンバーガー8R ソーセージマフィン10.95R。これで25R・250円と安い。

ソーセージマフィンがうまい

外もあったかくなり、朝食で体もあったまり、なにより店員さんもフレンドリーなので、元気がもりもりわいてくる。

さすが、南アフリカはサービスの概念が先進国だとおもう。

あたたかい日差しを浴びているうちに、「よっしゃ!行くぜ!やったるぜ!」という闘志がみなぎってくる。

1週間前ヨハネスにいたときは、「もうこんなつらいツーリングはやめたい、日本に帰りたい」、すっかりどん底で落ち込んでいたのだがウソのようだ。

キンバリーの歴史村

キンバリーでは、ダイア鉱山の博物館と大穴がある。日光江戸村のような歴史村も兼ねているので見学。

そういえば西オーストラリアにある鉱山もキンバリーだった
「金張りー」だから?

駐車場には荷物をくくりつけぱなしだったが、警備員もいたせいか戻ったときは特に問題はなかった

12:45キンバリー発、これより西へ、アピントン、そして最後の国・ナミビアへ向かうのだ。

Loading