青い海のバカンス生活もおちついてきたところで、床屋に行って、長くのびてきた髪の毛を切ってもらうことにしました。
2月6日
8時50分起床。今朝も10時間睡眠。この日、やっとガソリンが手に入った。原因はタンクローリーの遅配らしい。
以下、日記より:
きょうの天気はくもり。寝間着のズボンもじとっとしてどうも気持ち悪い
そうそう、ケニアに来てからは、ガソリンの値段以前に、先日なんかガソリンそのものが買えなくて非常に困っておりましたの。
どこのスタンドいってもペトロール(ガソリン)は不足していて売ってないといわれ、かといって運が悪いことに自分のバイクにはほとんどガソリンが残っていないので途方にくれてました。オイルショックみたいで、ある意味ものすごく不安でしたね。
そのため、現地の人と同じように、ローカルの乗りあいワゴンに乗ることができたので収穫。
その翌々日(2月6日)他のスタンドの店員から教えられたとおりにCALTEXの給油所にいったら、やっとタンクローリーがきていて給油できた次第です。うれしさのあまりおもわず雄叫びをあげたぐらいだった。おかげで両替やスーパーでの買い物が自由にできるようになる。
ケニアは、他のアフリカに比べればちっとはまともな国だと思ってたけど、やっぱりここもアフリカでした。
アフリカに行くと、そういった類のトラブルがもう山盛りてんこ盛りです。日本ではあたりまえに入るペトロール。あらためてありがたみを実感しましたね
24時寝る。が寝られず、2:50頃寝れた。
走行52㎞
朝 ビーフシチュー150円 うがり30円
夜 チャイニーズライス(焼飯)120円 玉子焼き75円
ネットカフェ 330円
ヘアスタイルは田舎坊主
それでは本題に入ります。
私のヘアスタイルはというと、経費削減のため、アフリカ出発前にボーズにしていた。スキンヘッドのように丸刈りだ。
とはいえ自分の顔だとクールな丸坊主にはならず、ださい田舎坊主なので、いま思うとぜんぜん色気がないな~と思った。吉田栄作とかのようにツーブロックみたいにすれば多少はモテたのに、と思う。
でも、南アとかは危険だから、軟派なツーブロックよりも、ボーズのほうが見た目怖いため、そのほうがおそわれにくかったので、結果的にはよかったと思う。
まあ、日本一ワイルドなJD・山崎美緒ちゃんだって丸坊主だったから、これでいいのだ!
散髪に行く前の写真
五厘にしてから2か月以上たったので、正面から見ると意外といい。
なのでこのままでも悪くないのだが、すでに横から見るといびつだし、もみあげのびまくり。
これ以上のばすとみすぼらしくなるし、どっちにせよ真夏で暑いし、頭がべとついてかゆいしムズズなので、散髪決定!
散髪屋へ出陣せよ!
自分も真のアフリカン・ローカルヘアーにしてもらうべく、ケニア南部の町・ウクンダ(浮くんだ?)の床屋に向かった。
でも路地を歩いていると、突如なぐり合いのけんか、すなわち本物のストリートファイターをしてるのがいて、こわかったぞ。
のっけからそんなスリルを味わうも、何件かの床屋を覗いて値段を聞いた。
お代のほうは、最初は500シリング(725円)だといっていたが、
「そんなの高すぎる、100シリング(145円)なら払う」
と言ったら、100でOKしてくれた。
なんともカジュアルなぼったくりや。
南アフリカでも丸刈りは150円ぐらいだったからそれが「ボーズ・スタンダードプライス」の相場なはずだ!
(となりの客だって100シリングだけ払っていたし)
いざ散髪
その床屋はまるで昭和30年代のような床屋の中だが、
椅子に座ると、村一番のカリスマ美容師(古い!)は、バリカンに消毒液をかけた。ここはエイズが多いからにゃあ・・・
一通り刈り終えると、今度はひたいと、もみ上げをいかすスタイルに時間をかけて整えてくれた。黙っているとHipHopな髪形に変身していた。
どんな髪型になったのか、
というと・・
見よ!この南の海にふさわしい、さわやかな頭を!
みてのとおり、もみあげが出刃包丁のようにエッジがきいて一新。
でも、こうしてみると島流しにあった犯罪写真にも見えるが。
「もみ上げはシャープに」
「ひたいを地平線的にソリコミを入れる」
この2点が、2009年の黒人のトレンドなのだろう。
ふと外を見ると、東洋人の断髪シーンが珍しいのか、店の外から黒い子らが凝視していた。
Before & After
どちらをみても、こわそうなことには変わりないけど
日本だとただの坊主頭ですまされそうだが、アフリカの場合は国民の大半がボーズで、ボーズはアフリカのオフィシャル公式ヘアスタイルなので、坊主頭でももみ上げやソリコミを加工することで、違いを入れることでヘアスタイルの差別化を図っているんだね。
まるでガクランのボタンにピカールを塗る中学生のように。
たかがボーズでも、
手の込んだ丁寧なボーズになって、余は満足じゃ。