先日、群馬に4日間おり、群馬の二大都市・高崎と前橋にそれぞれ2日間いたわけですが
何かと張り合う高崎と前橋、さらには群馬と東京を、勝手に比べてみました
なお、筆者の住まう熊谷は、概ね群馬と東京の中間ぐらいにあって、群馬程ではないにせよ車社会でありながら、かろうじて東京への通勤圏なので、中間の微妙な立ち位置であります
ライバル都市は数多い。
リオとサンパウロ、メルボルンとシドニーなど、二つの規模の都市があると、ことごとく張り合っている
人口はほぼ同じでも、
新しもの好きの高崎と
文化を大事にする前橋は、
性格が全然違うことに気づきました。
高崎駅前と前橋駅前を比較してみた
高崎駅前
前橋駅
ご覧の通り、差は歴然としている。前橋の駅は、恐ろしいぐらいに人が少なかった
似たようなライバルとして大宮と浦和があるけど、
大宮駅の繁華街ぶりは言うまでもないにせよ、ライバルの浦和駅にも伊勢丹やパルコがあるというのに、前橋というとデパートが撤退し、離れたところにスズランが残ってある程度。
しかし落ち着くところがあるのが前橋の長所
名物
高崎名物と言えば、観音像とだるま。
タイやミャンマーのように仏教的な名物だ。
いまはミャンマーには旅できなくても、グンマーの旅ならできる。
前橋は赤城山と、萩原朔太郎、養豚といったところだろうか
食文化
食べ物なら、高崎パスタだそうだが、小麦が名産だからだそうだ
となりの県の新潟の名産は米と魚だけど、海から一番遠い内陸の群馬では、食文化も少し大陸的な気がする。
前橋は養豚などの牧畜が盛んで、豚肉が名物。
前橋の街では寿司や鮮魚や魚料理の店はあまり見かけず、肉料理の店が目立った。
レストランなども、肉料理を前面に出していることが多かった
なお、意外なことに群馬県の肉消費量は多くない。商品作物としての意味合いもあるし、あまり肉ばかり食べると体に悪いからだろう。
普段は肉を食べすぎない生活を心がけ、外食で肉料理を楽しむと言ったスタイルだろうか
東京と群馬の違い 車社会
そして東京と比べてみると、群馬県は言うまでもなく、車社会だ
群馬テレビを見てると、ジャスト6などのニュース番組には、必ずと言っていいほど何社もの車のCMが出てくる
非車社会の港区などの都心だと、車はお金とテクニックのある人しか乗らないし、ほかはタクシーや商用車のため、車の速さは一定してることが多いが、
前橋だと、🔰付けた若い女子から紅葉マークのじいさんばあさんまで、県民の多くが車を運転してることもあってか、遅い車もあれば速い車もあってスピードのばらつきがあり、車線変更のタイミングとかがどうも読みずらい。
ヘアスタイル・高崎にショートヘアの女性が多い理由とは?
東京とかに比べると、高崎はショートカットの女性が割合的にとても多い気がする
高崎のマンションに配達した時、居合わせたそれぞれの4人の女性はみなショートだったので、ショートカットフラッシュだった
その原因は、夏は非常に暑いのと、冬はかかあ天下の空っ風で、女の力が強いからか?
そういえば比率的には福岡でもショートカットの女性が多いらしい。
でも
よく考えたら、
群馬は車社会だから、ロングヘアーだと車の運転がしにくくなるからではないか?と思った。
まとめ:日本の縮図のような街
高崎は流行 前橋は文化の街ということがよくわかった
UberEatsの旅を通じて、いろいろな地方都市を訪れたなかでも、高崎の駅前はほかの都市と変わらないほどで、とくに高崎駅西口は、名古屋駅西口によく似ていた。といっても人通りの数は名古屋とは比べ物にならないけども。
そして前橋のインパクトは強烈だった
東京とは全く正反対の、日本の田舎の縮図のような街だった
なのである意味面白かったのだが
県都である静岡も新潟も、中心部に行けば東京的な街並みだったけど、車社会の極致の前橋は、そんなものがない。
25年ぐらい前は、よく前橋に行ってたが、その頃はまだバブルの名残もあって、西武百貨店などのデパートもいくつかあって、いまよりも活気があった。
しかしその後は空洞化が進んだようで、かつてはデパートだった建物が、パブとカラオケ店が入居するようになった時は、寒気がするほどだった
地方の衰退は、コロナで急激にとどめを刺される気が。
バブル時代の子供のころ描いていた「近未来の21世紀」が、こんな形になろうとは https://t.co/3VfTeUKKcG— たびいちドットコム tabi1.com (@tabi1com) August 19, 2020
失われた30年をえてわかったことは
東京にいる限りは、開発が続けられタワマンなどが林立して繁栄を続けていて、不景気だとは気づきにくいものの、
前橋の露骨ともいえる現実をみてると、日本経済を映す鏡だと思った
あの頃の前橋の活気はもう戻ってこない。
しかし、そんな困難がありながらも
文化を大事にしていることがよく伝わった。
とはいえ、群馬をちょっとかじっただけにすぎないので、何かあればまた追記をしますし、機会があれば群馬に配達の旅をして、飾りなき群馬の姿を見ていきたいと思います