NASDAQ100はやめとけなのか?S&P500と利益率を比較した結果!

つみたてNISA・投資
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「新茶道」ならぬ「NISA道」を日々探求しているたびいちが、NASDAQ100とS&P500、どっちがお得か?そしてレバナスは美味しいか?を分析しました。

2年半前にはじめてNISAを始めた頃は、まったく右も左もわからないのでまずは指示されるがままに「しっかりコース」を買い、その後S&P500沼にズボズボのめりこみ、いろいろ銘柄を買い比べました。

その後は山あり谷ありを一通り味わい、経験値も増えてレベルも上がったので、より強い相手に挑みたい。

それが・・

それがNASDAQ100です

たびいちの大好きなS&P500に比べると、NASDAQ100はよりハイリスクハイリターン型で、変動が激しい。

●価格変動が激しいナスダック100への投資には、長期的な積立投資によるリスク分散がおすすめです。
●定期的に買い付けることでドルコスト平均法によって平均取得単価が抑えられ、短期的な市場変動に左右されにくくなります。

●ナスダック100は価格変動が激しいため、短期での運用に向かないという懸念点があります。
https://klikandpay.co.jp/invest/nasdaq100-not-recommended/

 

成長投資枠のつみたて投資で長期ホールドする予定なので、

自分にぴったりだと思いましたが・・・

NASDAQは「やめとけ」の真意

しかし、

個人的にNASDAQ熱が「急に冷めた」理由がこれです

引用元: https://www.paypay-am.co.jp/feature/special/index_us/

 

30年のスパンで見ると、ミレニアムのITバブルのあと、とてつもなく大暴落し、その後も何年も低迷したままで、リーマンショックでまたどん底に落ち、結果的にもとのピークに戻るまで15年もかかっているからです

そしていまも再びうなぎ上り、どころか大爆謄になってますが、再び弾けるかもしれない

今年の夏のブラックマンデーで汗ばみながら青くなった身にとって、その不気味なまでの上がり調子を見るとNASDAQに多額の投資をするのは正直、怖いとおもいました。

そして利益率を見ると、

30年グラフでNASDAQを見ると大爆謄してるように見えるが、本当に儲かるのかを検証したところ、

右の%は2024年11月26日時点のeMaxis基準価格(Nas23899円、S&P33388円 AC(オールカントリー)27136円)からの比較ですが、

ナスダック100は2023年1月4日から24年11月26日の間に226%の増益になってて、一見とても儲かるイメージに見えます。すなわち2023年1月4日に100万円分買ったら、226万円になるわけです。

NASDAQ S&P500 AC
24/11/26 23899 33388 27136
24/01/04 17436 137.07% 24154 138.23% 20756 130.74%
23/01/04 10539 226.77% 17690 188.74% 15757 172.22%
22/01/04 14064 169.93% 19291 173.08% 17073 158.94%
21/01/29 10000 238.99% 13641 244.76% 13130 206.67%

ところが、22年1月からの23年1月の1年間でNASDAQはなんと25%も下落しています。これがS&Pだと8.3%、オルカンだと7.7%の下落で済んでいます

しかも総合的に見るとS&PのほうがオルカンどころかNASDAQよりも利益率で勝っており、ナスダックは意外と旨みはありません

では長期はどうか?

emaxisだと2021年しかないので、「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」と「iFreeS&P500インデックス」で2018年までさかのぼって比較すると

ifree-nas ifree-sp
24/11/26 38217 37097
22/01/04 22545 169.514% 21526 172.336%
21/01/29 16309 234.331% 15245 243.339%
20/01/06 12151 314.517% 13279 279.366%
19/01/04 7826 488.334% 9858 376.314%
18/08/31 10001 382.132% 11992 309.348%

5年以上経つと逆にNASDAQのほうがトクになります

S&P500なら優良かつ黒字企業だけだし、テック株のみならず様々な業種のバランス型で一番の高パフォーマンスだといろいろ比較して判ったので、同じようにバブルが弾けたとしても、NASDAQだと10年以上かかるのがS&Pなら何倍も速くリカバリーできるし「信頼と実績のS&Pだからしょうがないや」とあきらめがつきます。

ただ、S&P500に飽き足らず、さらなる冒険を望むのなら、ハイリスク承知のうえで成長投資枠でつみたて、あるいは下落した時にスポット買いで無理のない額で挑戦していけばいいでしょう。

NASDAQ100は大器晩成型のようだ。長期保存が吉

「NASDAQ100はハイリスクだからやめとけ」

と言われますが、最初はかなりリターンがあるのではと期待してましたが、いざ分析したら3~4年ぐらいだと思ったよりも旨みが無い。

しかし今日まで5年以上手つかずに寝かせることができればS&Pよりもさらに得をする、もしかしたら最強の銘柄かもしれない。

その代わりテック株のためバランスが不安定で、バブルがはじけた時の損失が恐ろしすぎます。もちろんこれから5年後どうなるかはまったくわかりません。S&Pよりもギャンブルです。運が悪かったら何年もひたすら耐え忍ぶしかないでしょう

それでもNASDAQに挑戦したい勇者は、あきらめる必要はありません

まずはたった千円でも、1万円の少額でいいからすぐに成長投資枠のスポットで「試し買い」してみればいいのです

そして、しばらく様子を見るのです。

自分にとっていい予感がしなかったり(この直感は大事!!)、やっぱりダメそうだったらやめて安定のS&P500を買いなおせばいいし、自分に向いていたら自分の目利きやタイミングを信じて豪快に買って何年も寝かせて、億万長者の夢を見るのもいい。

個人的には、適度にNASDAQ100を買って、ずっとノータッチで寝かせて、20年後とかに使うというのなら、悪くないかなと思います

ビットコインだって、過去の暴落の際に「あんなうさん臭いのはもう滅亡する」とさんざん悪評を言われましたが、今でもしぶとく残るどころか、うなぎのぼりです

いわんやNASDAQはテック100社なのでビットコインよりもずっと信頼と安定があるので、「未来の自分」に向けていくらか賭けてみます。

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レバナスはおいしいか?

レバレッジをかけたレバナスは、レバニラ茄子炒めのような略称ですが、私はやりません。短期決戦向けで、より煮詰めたギャンブルだからです

なにより手数料が多くかかるため、長期運用するほど損をするらしいです。としたら全然おいしくないね。

まとめ

たびいちはこれまでS&P推しでしたが、これからは基本のS&Pと、冒険と長期のNASDAQの二刀流で行きたいと思います。といっても割合的にはまずは9対1や、8対2ぐらいがいいかなと。

イメージとしては

S&P500=まずは王道。ローリスク・ハイリターンなので、できるだけ投資し、手持ちの現金がなくなったら取り崩す。

NASDAQ100=長期向けなので最低でも何年かは手つかずに放置。10年後、それ以後に向けて、樹を植える。

 

なお、楽天証券でやってる人は

楽天証券でNASDAQ100を買う場合

eMAXISではなく

楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド(楽天・プラス・NASDAQ-100)

で買えば、ポイントも付くのでお得だそうです。

では同じ銘柄でもeMAXISと楽天プラス、どちらがどのくらい得か?は次回に詳しく解説します

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