記念すべき6月初めの日で、日本一周100日目。100日後に死なないたびいちはまだ鹿児島県にいる。
天気:くもり
7時半起床。
佐多岬まで来たので、あとは埼玉に帰って北海道に行くだけなのだが
5月25日のタイムラインで自分にとって衝撃のイベントを知る。
それはたびいちのマイフレンドである、けっきょく南極大冒険家の阿部雅龍氏が、6月4日に兵庫県豊岡市に講演で来るので、そこに寄ることになった。
阿部雅龍氏の講演に行きます
この手のイベント参加は、本来なら公にいっさい告知せず、サプライズでがりゆー君にお会いしようと思ったが、5月いっぱいで吸収を後にするので、帰りの途中に寄ればちょうど日程的にドンピシャだし、たびいちドットコムを南極でも読んでくださってる以上、チャンス的に絶対に絶対に絶対に行かなきゃということで、それだったら前以て参加告知したほうが得策なので、参加表明いたします
ワイルドばらまき放題の野宿旅ですっかりたくましく暑苦しくなった生たびいちを見たい方、
満身創痍の旅姿の働くVストローム250を見たい方は、
豊岡で会いましょう。
私がそう公言したため、あさって3日の夜までに鹿児島から兵庫県豊岡に付かないといけない。
兵庫へのカウントダウンが迫っている。
あと3日あるのでゆとりはあるが、これから博多に寄るか、最短距離で門司まで行くか?
与力があれば福岡で仕事しようかと思ったが、無理があるし、ちょっといろいろあったので、やらないし、できない。
そもそも国道3号沿いは街が続き走りにくいので、これから阿蘇、天ケ瀬に向かうことにした。
テントを片付けたあとも、のんびり朝食したり、ひさびさに芸術家(昨年秋の西播磨の作品を作った緒方敏明氏)に電話したら、もう11時半。さらにそのあと日誌も書かなきゃなのであっという間に時間が過ぎる。でも静かなので落ち着く。
さっき土手で出会った散歩のおばさんから「出水の武家屋敷に行くといい」とのことなので、寄ってみた
しかし市街地を経由するので時間かかるのでめんどくさいし、屋敷の入場に500円かかるのでパス。
だけど武家屋敷の街並みは落ち着いた、地元の関東にはあまりないような、懐かしいような、とてもいいわびさびな風情を感じた。
出水からは八代を経由し、熊本を迂回して阿蘇へ向かう。
県境の国道の旧橋。
何の変哲もない場所でチャイをしばくとインド旅気分
熊本郊外までは下道が走りにくかったが、
阿蘇のふもとに来ると走りやすくなった
24年ぶりの阿蘇山に到着
西のツーリングの聖地と言われるだけあって、
風景も日本っぽくなく、ワイルドな風景と活火山の噴煙を見ると「地球は生きている」と実感。都井岬のように馬がいる。
山を下りると、盆地に平らな水田が一面に広がり、また外輪山を越える、不思議なカルデラの地形だ。
212号で再び大分県へ。日田の天ケ瀬温泉に到着。前回24年前の日本一周もここにやってきたのだ。もちろん前回とまったく同じ場所で野宿するのだ。
24年の昔と変わらぬ無料露天風呂に入ってスッキリ。そして前回と全く同じ、とある場所にテントで泊まることができて、全く変わらぬシチュエーションに大感激の感無量だった。
テントの地面は、あのときもいまも、温泉熱でオンドルのように暖かい。
朝 よもぎスパゲティ からあげ・レタス残り チャイ
昼 イモクロワッサン90
夜 スパゲティ
宿 日田天ケ瀬温泉 玖珠川軒下テント
走行 262km