日本一周27 広島>京都 日本最古の寮 墓場は穴場

日本一周2023
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6/03 Day27

天気:はれ
今朝は同じところで目覚め、昨夜買いまくった半額弁当で朝食し、またギャラリーであいさつ。

その後、名残惜しさとあまりの旅の疲れで走る気が起こらず、ゆめタウンでPC。
とは言え天気もいいので、もう少ししたら出発せんと。

とても天気がいい。福岡は梅雨入りしたけど東に逃げればまだ梅雨空ではないようだ。

行きの時は雨で撮れなかったこの場所からの広島市内の写真。

のん太の道の駅に戻った。ほぼ行きと同じルートで帰る。

福山では商店街の祭りのようなものをやっている。夢と尊厳を踏みにじった忌まわしいコロナもやっと終わりが見えてきた気分だった

ああすっきり。2日に一度はシャワーとソフトで快活になる

快活は全国あちこちにあって、体を洗えるのでだいぶ日本の旅もイージーモードになれる

25年前に日本一周した時は、シャワーのついてるマンガ喫茶なんかなかったと思う

その代わり、福山はシャワールーム(8分300円)を併設したローカル企業運営のコインランドリーがあちこちにあった。最近はエネルギー費高騰で銭湯や健康ランドの入浴料も高いし。

その後、野宿地を探してみたけど、干拓地のように広くても畑だったりでいい場所が見つからない。
結局2021年の時に泊まった岡山県瀬戸内市の空き地にする

1年半ぶりに来た野宿地は今回もひっそりとしている。しかしピーピーと1分おきぐらいの電子音が断続的に聞こえる。

まわりが非常に静かなのでその音が気になり、夜中とあって気持ち悪いので音の主を探した
すると近くに棄てられたガスコンロからの安全装置か何かの音だった

それをひっくり返したら音は消えて一安心だが、不法投棄する悪い人間の業に対する嘆きの声のように思えた。

朝 牛カルビ重半額249カップサラダ半額99グリーンリーフ半額34えびカツ巻き半額199

夜 快活ソフトクリーム
宿  道の駅一本松外れの空き地キャンプ

走行 229km

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 6/04 Day28

天気:はれ
8時過ぎ起床。ほとんど車も通らず、誰も来ないことをいいことにのんびり片付け、朝食。ひとりじめの大自然の中リラックスじゃ。

その後、盛大な便意が来たので、山に入って、穴を掘ってのぐそして、埋めた。誰にも我が運はつけさせぬ!

旅先の用便はイ〇ンモールでウォシュレットなどが多かったが、のぐそは山の養分になる。とてもいいことをした。

12時半出発。この日の目的地は京都。国道2号と372号デカンショ街道というGooglemapで最短距離で行く。

この時代遅れになってしまったアジアっぽいパロディー精神がナイス

加古川からは山里の道へ。途中、墓場があったので休憩する。3割引きで買ったヤマザキのナイススティックをかじる。

墓場とV-Strom 250

なんとも墓場とVストローム250のツーショットなんて、誰もやらないではなかろうか。

最近のツーリング系のツイッター見てると、観光地だのツーリングスポットとかで写真撮っててありふれててしゃらくせえので、あえて反主流的かつシュールにしたるデー!

休憩するなら墓場は穴場だ。とはいってももちろん区画管理された霊園ではなく、このように山と雑木林に埋もれてるようなワイルドな墓場に限るけど。

道の駅などとちがって人が来ないので落ち着くし、自然を満喫できるのだが、そのぶん蚊が多くてかゆかった。

墓場にも格差があるのか、左の大きな墓もあれば右のそこらの石と変わらない墓もある
それを見てふと思った。

左の立派な大きい墓よりも
右の路傍の石のほうが好きだ

なぜならいい墓だと、子孫にいらぬ負担をかけてしまう

かたや路傍の石のほうが
どこへ転がっても自由である

墓場で気づかされた、セレンディピティ。

 

19時、京に到着。けっきょく南極大冒険家のがりゅー君にお目にかかるのは、ちょうど1ねんぶりぶり

1週間ぐらい前にJoanaも撮っていた

1年前の旅

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噂の吉田寮へ

そしてこの夜は京大の吉田寮祭をやっているというので行く。

建物自体は現存する寮では日本最古で、ある意味貴重な建築遺産なので、ぜひ内部に入りたかったのだ

いまでこそごたごたがあったり、コロナで普段は入れなくなったけど、昔は私の知人が旅の途中で何泊か寝泊りしたこともあるぐらいにきわめてオープンな世界だった

やはり吉田寮は有名なのか、SSTR帰りのツーリングバイクも見かけたほど。
ちょうど寮の住人の学生が中をガイドしてくれるので、混ぜてもらう

入口の居間には、老人のようにまったく微動だにせずDVDを見てる二人組がいて、この時点で異世界感満載。地元ではまず見かけないような謎センスな学生がぼちぼちいて、マンガやら古いプレステのソフトやら自動車工場の期間工勤務服がつるしてあったりしてるが、基本は昭和(大正?)の寮生活のままだった

戦前のままの長い木材が今でも床板に使われてて、とても貴重だ。

いい意味でも悪い意味でも、大正昭和の学生寮のままなワイルドな環境ゆえに、日本の清潔無菌状態な新入りは入寮後、かぶれやじんましんができたりするが、長く住むうちに免疫がついて病原菌に強くなれるという、冗談のような世界がまっている

そのため便所が、とくに大便所が激烈に汚かった。昔ながらのだるま型小便器と、壊れかけた水洗和式便器。おそらく長い間ロクに掃除されておらず、AKIRAにでてくるような落書きが描かれていて、ガイドの学生もあまりに汚すぎるので、わざわざ離れた新館のトイレを利用してると言っていたほどだ

その吉田寮の新館のほうは、何の変哲も面白みもない普通の大学の現代的な建物という感じで、新館のトイレに行くと、全部個室の洋式。10室ぐらい個室があって、男子女子もなく男子小便器もなく時代先取りの完全ジェンダーフリーだ。過去のトイレから、現代をすっとばして未来のトイレに来た気分だ

食堂では、メニューも京都らしく「はも骨せんべい」のような珍しいメニューや、「王将で働いてた人が作る炒飯(350円)」というのが京大らしいヒネリがあって面白い。

食堂ではシーシャありバンド演奏DJプレイのクラブ状態。しかしその中のあるグループはあまりに歌がド音痴過ぎて、正直聴いてて萎えたほどだが、そのわけのわからない若気の荒削りで爆発的なパワーだけはこないだの福岡タイフェス以上にギラギラ全開に感じられた。

正直、これまでの日本一周旅と、吉田寮の世界だとあまりに世界が違いすぎてさすがの自分でも消化不良気味だったが、たとえるなら大昔の海外のアングラチックな日本人宿を見てる感じだった。

この寮もいつまで残るかはわからないが、最古の建築と、AKIRAのような混沌でディープな世界が味わえたのでよかった。

朝 スパゲティ
昼 ナイススティック3割引き74
夜 はも骨せんべい100 からあげ200 やきそば割引100
宿  琵琶湖畔 帰帆島 キャンプ

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