5/18 Day182(17)
天気:はれ
8時半起床。
テントの外から
「ハアハア」
という馬のような息遣いが生々しく聞こえるではないか。
テントの外で
誰かエイチなことをしているのか?
それともまた自分がエッチな夢をみたのか?
と思われるかもしれないが、
実際は何のことはない。
ランニングのトレーニングをしてる人が右往左往してるだけだった
そのハアハア河川敷では落ち着かないので、少し外れた人の来にくい墓場近くに移動し、朝食を作り、防府を出発。
防府・佐波川の朝 pic.twitter.com/XMPIZej4OE
— たびいちドットコム@11/16日本一周トークin国分寺 (@tabi1com) May 18, 2024
いつもならそのまま九州に行くのだが、今回はせっかくなので九州に行く前に、下関の街に行くことにした。
下関駅に来るのは27年ぶりだが、その1997年の春に、初めての海外ひとり旅として関釜フェリーで釜山に行ったことがある。
フェリーの中は日本のフェリーとまったく同じような2等の大部屋で、そこには行商のように韓国へ買出しに行く在日のアジュンマ(おばさん)が多く、テレビからはこち亀が流れていた。
釜山からソウルへは、「日韓共同きっぷ」といってフェリーと国鉄特急がセットになってて、当時はKTXが無かったので、セマウル号という日本の在来線特急と同じ特急で4時間かけてソウルについた。
韓国の街並みも日本の街並みも、どこか似ている。しかし少し海を越えただけで、言葉も文字も全く違う。いまでも不思議な体験だった
あのころはいまみたいにkpopや韓流などの文化交流の全然無かった時代。
そのため子供の頃は韓国というと、となりの国ながら謎の文字を使うどこかこわい国という、北朝鮮とごっちゃになってたイメージだった(五輪の開会式みたいだ)
しかし実際はソウル駅では日本語のできる駅員のおじさんから翌日一緒に職場の飲みにつれてってもらえたりと、いろんな人たちに出会えてとてもいい思い出ができた。
海外旅行バージンだった自分にとって、世界はこんなにおもしろいものなんて。未知の発見だらけの19歳の初体験!な海外旅だった
この韓国の旅を機に、もっと世界へ行こうと決意したのである。
そんな思い出のある下関だが、駅から北の商店街は、関釜フェリーのりばから近いとあって、コリアンタウンのようになっていたが、新大久保や鶴橋などとちがって開いてる店はまばらだった。古ぶれた街並みは西成にとても似ていた。再訪してみると駅周辺は正直いって自分的には雰囲気のいい街ではない。
ここでミス。下関駅近くの駐輪場から出ようとしたとき、間抜けなことに駐輪券を無くしてしまった。インターホンで訳を話し、出ることができたが、無料時間内なのに結局200円を払わされる羽目に。たかが200円でも死に金なのでもったいない。自分の不注意で運気が下がった気分。
関門海峡へ
関門トンネルで九州に行く前に、まずは壇ノ浦に面した人道トンネルに入ってみた。国内の観光客と、韓国や台湾やタイなど、アジアからのインバウンドが多い。人道トンネルは珍しいし、徒歩ならタダで入れるからだろう。
せっかくなんでバイクだけでなく人道にも歩いた🚶 pic.twitter.com/0AiBQ2hv1I
— たびいちドットコム@11/16日本一周トークin国分寺 (@tabi1com) May 18, 2024
その後バイク共々九州上陸し、今度は門司側にバイクを置いて、もういちど徒歩で人道トンネルに入り、下関側の壇之浦に戻り、そしてまた人道トンネルを歩いて門司側に戻った。
関門トンネルはチューブ状になっており、バイクで走った車道の真下に人道がある。
最近太りやすいので、これを機にいい運動になった。
もうすぐ九州に pic.twitter.com/KiTCkZzDJv
— たびいちドットコム@11/16日本一周トークin国分寺 (@tabi1com) May 18, 2024
ただ、自転車とくに50㏄バイクの場合は人道を押して歩かないとならないので、その押して歩く様子を見てると、門司通りではなく文字通りの「関門」だと思った
本州島の山口県から見た、対岸の九州島・福岡県に我がVストローム250がある
拡大すると。木の下にあるのがVストローム250
2022年以来毎年来ている九州。日本のほかの地域よりも面白い。旅情が深く、旅がしやすい。今年も九州が楽しみである。
北九州からのR200は本当に走りやすい。悪名高き筑豊の運転だが自分にとっては早く走ってくれるので快適だ
帰ってきた激安店 164円は安い pic.twitter.com/aoU4LOyOKD
— たびいちドットコム@11/16日本一周トークin国分寺 (@tabi1com) May 18, 2024
門司から鳥栖までは割と快適だったが、鳥栖から佐賀までのR34はすごく走りにくく、ハズレだった
今夜も佐賀で快活。30分210円
その快活の近くにひょうたん島公園というのがあったのでここなら野宿できそうなので行ってみたが、夜更けなのに車の通りがけっこうあるので落ち着かず。
そこでさらに田んぼの真ん中を進むと、水門があって行き止まりになっているドンピシャの場所を発見。ここなら誰も来ず眠りを妨げられないだろう。
朝 よもぎスパゲティ いか練り天 泉唐匠からあげ半額115 ロースとんかつ半額129
昼 チョコもなか80
夜 ソフト
宿 佐賀 田んぼの真ん中の水門前
関門トンネル110
灯油0.52L
走行 243km 2024年8月8日