超大盛飯店 新館 新大陸編(南中北米) 世界の食事と物価

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超大盛飯店新館

ちょー、ををもりはんてん しんかん

新大陸編(南中北米)

世界の食事と物価

※エクアドルやパナマなど、米ドルを使用していたり、あるいは米ドルと相場が

固定されている国々では、円ではなく米ドル($)で換算しております。ご了承下さい。 

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南南米編

 

南南米(メルコスル)地域は、おもに畜産が農業の基幹産業となっており、

当然牛肉も安く、自分もレストランや居候先でオニのように牛肉をありつけた。

ブラジルではシュハスコ、それ以外はアサードと呼ばれるが、どちらも仲間が

集まった週末、骨付き牛肉の塊に氷塩をふりかけて、炭火で豪快に焼くのである。

そしてアジアのチャイ同様、欠かすことのできないのが、マテ茶(テ・デ・マテ)である。

牛の角などでできたコップにマテ茶と湯を入れ、金属製の吸引具を使って飲むわけだが、

とても苦い。このマテ茶は、牛ばかり食べる牧童にとって野菜のビタミン不足を補う、

重要な飲料であり文化のひとつなのである。

 

ブラジル

通貨1へアル=60円  ・ガソリン 90円  ・宿 480円~ モーテルも多い

・昼食バイキング 230円  ・シュラスコバイキング 500円

・Fiha(小さいピザ) 21円  ・トルコ・ケバブサンド 30円 ・フランスパン 10円

・パスティス(揚げ餃子風で、インドのサモサみたいだ)?円 ・玉葱3個 35円

・ガラナ2L 38円 ・牛乳1L 100円  ・卵12個 77円 ・牛肉100g 34円

・洗濯洗剤1kg 150円

・弥勒米5kg(ブラジル産日本米) 510円  ・豆腐 90円 ・即席ラーメン 33円

 

※ブラジルは、食の先進国。どこでも安く、満足の行く食事ができる。国道沿いの

ドライブインや町のレストランでは、バイキングスタイルになっており、言葉が

わからなくてもうまいもので満腹になる。そして、サンパウロの日本人街、

リベルダージに行けば、日本食スーパーや、日本食堂など日本と変わらぬ環境である。

スーパーに関しては、ブラジルで生産できる日本米や和菓子、味噌、醤油、即席麺

といった基本的なものは安いが、その他の物は日本から取り寄せるので高い。

腹いっぱいブラジル料理食べて、それに飽きたら日本食!これぞ、くいだおれ王国。

 

※白人系ブラジル家庭、ラモン家に居候した時の食事例

朝 カフェ(コーヒーに牛乳を入れる)、伯式フランスパンにハム、チーズなど

昼 フェジョアーダ 伯国の代表的料理。フェジョン(豆)、骨付き豚肉、にんにくなど

大鍋で煮込んだもの。見た目はおしるこにそっくり。ぱさぱさのタイ米風ライスに

そのフェジョアーダをかけてカレーライスのように食べる。

この家庭では大体毎日昼食にフェジョアーダライスが出てきた。

あとはカリフラワー、トマト、人参の野菜炒め。マンジョカ(キャッサバ)。あるいは

パイで覆ってオーブンで焼いたグラタン

夜  軽食と言う感じで、それほど出てこない。例えばマカロニの上に牛肉入りの

カレーソースをかけたもの、 ポテトオムレツ、 パン、カフェ

休日 仲間がきた時、中庭でシェハスコパーチー

ブラジルの醤油。その名も 天荒

「ニッケイ新聞」はサンパウロの邦人新聞です

 

沖縄系のブラジル食品メーカー、PANCOがプロデュースするーめん。33円。

ヤン坊マー坊風(笑)のぼうやは、ポルトガル語とウチナーグチを話している!?

 

 

ウルグアイ

通貨1ペソ=9円   ガソリン 108円? アルゼンチンと同じぐらい 宿 630~900円以上

屋台のハンバーガー 90円   パン54円   レタス(Lechuga Morada) 35円

Manzana 2ヶ 42円   牛乳1L 54円   冷蔵ピザ 117円

シーチキン缶 71円   バナナ、みかん 各72円

※マクドナルドは昼になると行列が出来る。ハンバーガーの屋台なんてかなりあるのに。

 

 

パラグアイ

通貨100ガラニ-(ガラとも呼ぶ)=3.3円  ・ガソリン72円   ・宿 500円~

・石鹸 31円 ・コカコーラ2L 133円  ・ビール1L 100円  ・牛肉100g 18円

・日本米10kg 750円  ・パンチョ(ホットドッグ) 35円

・9人家族の1ヶ月の電気代 300kw 1920円  464kw 3740円

近くには世界最大のイタイプーダムがあって、パラグアイ国内では過剰供給な位

発電できるのに電気代がなぜか高いし、停電がひどい。

 

※パラグアイ人家庭、アントニオ家に居候した時の食事例

昼 ソパ(スープ。豚骨、野菜など入る)、御飯。マンジョカ、サラダ、生メロンジュース など

パラグアイの家庭だが、日本人移住地、イグアスに住んでるので御飯も食べる。

日本人にとってなんと有り難いことか。

夜 牛かつ、お好み焼きみたいなの、御飯。イグアスには湖があり、釣った魚も味わえた。

小魚は唐揚げにして、テラピアは醤油とわさびで刺身にする。どれもうまい。

 

※イグアスに住む日系人の食事例

御飯、みそ汁、自家製の漬物、冷やっこ、もろきゅう、卵焼き、鳥肉の煮物、牛かつ。

 

こうしてみると、パラグアイに住む日本人の食生活は本国と同じ。ただ海から遠いので、

海魚は少なく冷凍物しか手に入らないが、近くの湖で釣りをして、テラピアや黄金の魚、

ドラードを捕まえて唐揚げや刺身にする。

ここでは日本茶や麦茶の代わりにテレレを飲む。テレレとは、レレレのおじさんの

公式飲料ではなく、マテ茶に冷や水を注いだもの。マテにお湯いれると、効きすぎて

とても苦いが、テレレならマテの風味もほどよく効いてさわやか。

マテ茶は非常に安く、栄養あるので日系人もテレレは欠かせない。

それらのせいか、日本で生まれた純血な日本人も、移住してパラグアイで育つと、

風貌もパラグアイ人に似てくるのだ。

 

アルゼンチン

通貨1ペソ=$1  ・ガソリン $0.99。パタゴニアは安くなる。 ・宿 $10~

・ゲーム$0.25~1 ・フランスパン$0.29  ・レタス$0.06 ・牛乳1L$0.49

・ローストチキン(Pollo)$0.78

当時はまだ通貨がUSドルの固定相場制だったので、品質の割に物価やガス

がとても高かった。宿に関してもどこもボロいくせに高い。ウルグアイも同様。


              南米・北部編

 

概要

チリも含む南米北部は、マテ茶を飲んで牛肉を食べまくるメルコスルとは異なる。

主に米、もろこし、いもが主食になり、じゃが、もろこしなどはこのあたりがルーツなので、

質素ながらも穀物の祖先の味が堪能できよう。

 

チリ

通貨100ペソ=20円  ・ガソリン74円  ・宿 800円~(地方600円~)

北チリの定食:じゃが、肉、もろこし、かぼちゃのスープ、パン、コーラ

Guatita(日本のカレーライスそっくり)のセット。以上で270円

 

スーパーの惣菜 サンチアゴ: ピラフとステーキ 158円 ミックスベジタブル 70円

・ローストチキン1/4羽分とポテト 198円  ・メロン6個 200円

・キャラメルアイス70円 ・サンチアゴ地下鉄 34円  ・ゲーム14~20円

・日本への小包1.9kg 2336円(船便のつもりが航空便で届いたようで、1週間で届いた)

※チリは海産物が食せるが、やはり上記のような食事が一般的で安い。

山岳地帯は物価も高い。

 

ボリビア

通貨1ボリビアーノ(ボリとも呼ばれる)=18円  ・ガソリン 60円  ・宿 270円~

・ゲーム 6円~  ・I-NET 108円/h

定食: ステーキまたはチキンカツ、サラダ、ポテト、ライス 108円

屋台: ウインナ-&ポテト 45円 ローストビーフバーガー 99円 ジュース 18円

・ラパス名物 肉じゃがならぬ、もつじゃが 27円

※ラパスは富士山頂と同じ標高で、息がつらいし寒いが食べ物は安くてうまい。

 

ペルー

通貨1ソル=33円  ・ガソリン 70円 ・宿 330円~  ・I’net  66円/h

定食:牛と玉葱煮、ライス、スープ、水に近いジュース 66円 ペルーの定食もうまい

・じゃがと牛肉串 33円

・ペルー名物・インカコーラ 1.5L 116円(黄色いので、別名おしっこコーラ。

かなり高いが、類似品は安い。)

※秘魯之利馬(ペルーのリマ)中華街有。  ・チャンポン 217円

・CHIFA(小皿に焼飯とあんかけそばをのせたペルー風屋台中華) 33円

・Cha Siu Pau 99円 (肉まん。高いだけあって日本のコンビニのよりうまい)

 

エクアドル

通貨US$  ・ガソリン$0.26  ・宿 $3~   ・I’NET $1.00/h

定食:スープ、チキン、ポテト、ライス、サラダ、コーラ $0.90~

Tallalin (超大盛おすすめ中華あんかけそばで、日本でいうラーメンや餃子

のようにエクアドルの定番中華。200円あれば海老や肉がたくさん入った

贅沢なあんかけそばが出る。滞在中は毎日食べた。

※南米の中華料理屋は、箸ではなくナイフとフォークが出てくるのが一般的。

日本人にとって中華をナイフとフォークで食べるのは変な感じだが、華僑の

経営している店でも箸の用意されている店は意外に少ない。

Guatita(日本風カレーライス。海を越えたエクアドルで味わえるなつかしの味。

屋台の立ち食いが主だが、ゆで卵が付いていて、なお良かった。$0.60~

※ エクアドルは、ガス、宿、食べ物なんでも安い!コストパフォーマンス世界一!

 

コロンビア

通貨100ペソ=5.8円  ・ガソリン 51円  ・宿 348円~ 

定食: スープ、ステーキ、ポテト、ライス、豆の煮物、目玉焼き、豚脂揚げ、サラダ。

    以上で232円。 ・コーラ40円  ・焼肉串 29円 

 ・靴下 169円 ・フィルム36枚撮 272円  ・プリクラ 290円

        


 

中米編

 

概要

中米は小国が連なっているが、それでも国ごとに食事内容が違うのは興味深い。

中米のガソリンスタンドは日本風のコンビニも併設されており、中米でも人気の

カップヌードル(100円位、米国製)も食べれる。

 

パナマ 

通貨US$  ガソリン$0.48  宿 $8~

セルフの定食: 肉または揚魚、スパゲッチ-、ライス、サラダ $2.50 うまい

・屋台のかき氷 $0.25  屋台焼肉串$0.35

中米一安いパナマのマクドナルド Hamburgesas ハンバーガー$0.39

Queso burgesa チーズバーガー$0.49

・洗濯洗剤 200g $0.35 ・コインランドリー$0.50

 

コスタリカ

通貨100コロニア=36円  ガソリン72円 宿 1080円

定食 内容はコロンビアと同じ。288円。パナマに比べると不味い ・バナナ5本 18円

 

ニカラグア

通貨コルドバ=8.9円 ガソリン 65円  宿 534円

定食:ガジョーピント(この国の主食。豆入り飯。見た目が赤飯そっくりだが、米は

パサパサして麦飯のようにのどを通らない。)固くて小さい肉、バナナ煮、

酢漬けキャベツ、 トルティージャ (とうもろこしの粉で作ったパンで、中米

で食される。餅とホットケーキをあわせたような食感。国によって厚さとか

も異なるが、ニカラグアではインドのチャパティのように薄い感じだった)

以上で135円

※ニカラグアやエルサルバドルは食糧事情が悪い(インドよりはずっとマシだが)。

保存を効かすため、味もきつかったり、不衛生で厨房にはネズミがいたりする。

庶民の生活は貧しくとても質素で、肉などもあまり食べる機会がない。

しかし、新市街では日米のようにきれいなショッピングモールが次々オープン。

そこでファーストフードなど金さえあれば何でも食べられる。貧富の差が激しい。

※ニカラグア学生の自炊メニュー

ガジョーピント、トルティージャ、残り飯に野菜を入れたおじや、

ドリンクとしてコーン粉とココナッツ、砂糖を水で溶いて沸かしたもの。

この学生の場合も苦学生で、質素な食事だが、その分のお金で古本を

買って勉強しているのだと言う。どこぞの国の学生とはえらい違いだ。

 

 

ホンジュラス

通貨1レンピラ=7.8円  ガソリン 78円 ・タコス 86円 ・バナナミルク500ml43円

 

エルサルバドル

通貨1コロニア=13.4円  ガソリン59円 宿 335円  ゲーム13円 ・タコス 134円

定食:干魚のフライまたは牛肉煮、クリームシチュー、ピラフ、ポテト、トルティージャ(餅の

ようにどっしりしている) 以上、スーパーのカフェテリアで 350円、市場の食堂

なら134円~  ・合成ジュース250ml 13円(水代わりに飲用、駄菓子屋の味)

 

グァテマラ

通貨1ケツアル=15.5円  ガソリン 53円  宿 388円  ゲーム 7.7~15.5円

・I’NET 186円/h  ・タコス 109円

メキシコ

通貨1ペソ=12.8円  ガソリン 69円  宿 512円 I’NET 256/h円 ・タコス64円


北米編

概要

最近は、低カロリーのジャパニースフードが人気で、地方の町でも”FUJI” とか

”TOKYO”といったアメリカナイズされたジャパニーズレストランがある。

そのメニューは、スシ、テリヤキ、テンプラといったもの。ラーメンとかかけそば、

カレーライスなどの”日本食”は、まだNYやLA等の都市に行かないとない。

中南米でポピュラーなチャイニーズレストランは、肥満児の多い北米では

影を潜めつつある。地方のスーパーでも、醤油、豆腐、わさび、テリヤキソース、

米国製インスタント麺なら楽に手に入る。

 

USA

・ガソリン $0.42~ NYは$0.49、LA$0.52。安いとはいえ値上がりしている。

・コインランドリー$0.75~(洗濯機のない家庭ではコインランドリーで済ませる

場合が多く、黒人客が多い。) ・ゲーム$0.25~1.00

・I’NET $7.00~10.00/h (高いけど、図書館に行けば無料でできる)

・コーン缶詰$0.33~ ・ラビオリ缶$0.78 ・カリホルニャ米400g$0.50

・日清のラーメン 5~8個で$1.00。日本より安いが味はまあまあ

(NY)

ニューヨークでは、日本のようなコンビニが全然ない。それは、世界中の人々

が暮らすのでそれぞれのニーズに合わせるときりがない。

やれおにぎりだ肉まんだチャパティだタコスだウガリだなんて言ったら売る

スペースがなくなる。だから街中でも住宅地でも、インド・アラブ系スーパー

とか、韓国系スーパーといった具合に分けられて、その国ごとに店の雰囲気

も全然違う。コンビニとかないから案外不便。そのかわり世界中6大陸の

食品がほとんど手に入れることができるのもNYだけの特権であろう。

(LA)

ロサンゼルスは、マイノリティーとしておもにメキシコ系、そして日系や中国系

等と大きく分けられる。B’Way(ブロードウェイ)はメキシコそのものだが、

一歩外れていけば、LittleTokyo(小東京)になり、メキシコから日本へは

歩いていける。白い10ガロンハットかぶってタコスを肴にセルベッサ(ビール)

を飲むような100%メキシコ人だらけの店から、ラーメンやかつ丼、

アサヒビールが出てくる日本の食堂、さらに行くとチャイナタウンで、

いかにも赤の多い中国風だけどかざらない、いかにも人民的な食堂もありで、

その気になればこれらはダウンタウンに集まっているので歩いていける。

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