12月22日の日記より
11時40分ごろ起床。昨夜ズボンを洗濯して干しているのでおそく起きた。
あいかわらずの霧なので、屋上に干したズボンは半分ぐらいしか乾いていない。
しばらく干して、寒いながら履いて行くしかない。まるで罰ゲームのようだ。
Moong Dal(ムーングダル・豆のスナック菓子10ルピー)とポテトチップス(30g10ルピー)と水で朝食。
今日は西遊インディアという日系旅行店があるMGロードに行くので、メトロはアシュラムマーグ駅ではなくニューデリー駅から乗ったのだが、列車のチケットがないと駅の構内は通り抜け不可。
遠回りして陸橋をわたり
駅の東口に行き、そこからメトロ駅に乗る。
しかし、ニューデリーのメトロ駅へは時間がかかるし、ものすごい人だかりでさらに時間がかかったので、パハールガンジの真ん中ぐらいからだと、アシュラムマーグ駅から乗り換えしたほうが断然良い。
駅に入る前に、キオスクでコーヒーを買ったのだが、15なのに20ルピーだと言われた。
「上の看板にはCoffeeは15ルピーと書いとるがな!15!15!Fifteeeeeeeeen!」
と15ルピーを出して主張したら、受け取ってくれない。
結局、店員側が折れて、なんとか15で買うことが出来たけど、観光地ではない駅前キオスクでもぼったくるなんて。いくら値段表が乗っていても、やはり料金を口頭で確認しないと、ぼったくられるので非常に不快だし、疲れる。といっても差額は10円程度なんだけど。
ほんとにインドって、人を選ぶね。やわな人はたぶん打ちのめされるだろう。インドを楽しみたいと思うなら、ぼったくりマンとはゲーム感覚でたたかうしかない(笑)
件のインドのコーヒーは、濃いコーヒー牛乳のように甘かった。好みが別れるけど、私は好きです。
メトロ構内には自販機があり、チョコレートやスナックを10ルピーからで買える。普通、自販機で売ると高くつくものだが、インドはやっぱり物価が安い。
メトロに乗り込むと、郊外へ向けて出発。
途中から地下部分から高架部分になったが、郊外に出ても相変わらず空気は汚い。
(子の二つの写真は、6月に撮影)
ニューデリー駅から45分でMGロード駅に着いた。22.5ルピー(45円)。インド版Suicaのトラベルカード(SmartCard)だと1割引になる。
インド版Suicaのチャージをしようとしたらミニマムで200ルピーだと言う。それで1000ルピー札を出したら、相変わらずお釣りが出せぬといわれた。(帰りにチャージしたら800のお釣りくれた)
MGロード駅のグルガオンは新興都市で、デリーでは無くハリヤーナー州になる。15年前にデリーに来たときはグルガオンの名前すら知らなかったが、いまでは六本木のように国際的だと言う。
目的地の西遊インディアは、南口すぐのショッピングモール内にあった。地下鉄だけではなく、ショッピングモールに入るたびに、身体と荷物検査させられて、めんどくさいことこの上ない。一時期タイでも検査はあったが、いかに日本が平和である事がわかる。
インドのショッピングモールは、相変わらずどこかしょぼい。バンコクのMBKやシャームスクエアやCentral World(伊勢丹)などのショッピングモール群は、最新の流行で非常に洗練されていて歩いてるだけで楽しかったのに。
(下の写真はバンコクです)
そしてインドのモールは何気に高い。フードコートもムダに高い。屋台や食堂のほうがやっぱり安い。
マクドナルドもあったが、今回のインドの旅は毎日うまいものを食べているので、何も感じなかった。というのも、15年前の時は、インド全体がまだ貧しく、いたんだカレーを食べざるを得ない日々だったので、デリーでマハラジャバーガーを食べたときは感激した覚えがあったが。
因みにメニューはノンベジとベジタリアンに分かれている
マックエッグとピザパイは25ルピー(50円)と安い
そして、西遊インディアに到着。
オフィスに入ると、日系旅行店とはいえインド人のことだからあれこれ世話を焼いてくれるものだと思ってたが、ウソのように静かだった。
ここでAさんを発見。インドで日本以来のひさしぶりの再会。
私を見た途端、Aさんは一瞬ギョッとして、なんとも複雑な表情を見せていた。
日本人女性スタッフとインド人男性スタッフ3人いるのだが、その無言で静かに仕事に専念する姿は、同じインド人とはおもえない。むしろ日本のオフィスよりも静かである。
インドに来てからは四六時中やかましかったので、思いも寄らぬところでリラックスできてしまった。
(26)未来都市グルガオンII 12月24日の日記より
クリスマスイブの日!インド的カーニバルと、ふりふりサンタと、肉を食べるの巻。
おそく起きた朝。パハールガンジではヒンズーのお御輿のようなものが行列。クリスマスイブだけど早速カーニバル!お祭り!あわてて一眼レフを取りに戻った。祭好きの血が騒ぐ。
取り損ねたけどサンタのカッコした小さな男の子がかわいかった。
これからバイク街へ。途中、バイク街途中のいつもの食堂でやきそば。Egg Chowmienで、トマトナポリタン味ではなく普通の玉子焼きの入ったやきそばだった。ハーフで40ルピーだが大盛サイズ。
店にたどり着き、ついにバイク代の全額を払うときが来た。
我が友人「すかぽん」さんからせん別を頂いた熨斗袋にごっそり詰めなおした38000ルピーを取り出すと
「その封筒は何だね?」といわれ、「日本で相手に大金をわたすときは、この袋に入れてわたす。ジャパニーズカルチャーだ」と説明。
そのあとパスポートなどの身分証コピーをとられたり、書類に記入して、無事、大仕事は終わった。明日には納車できそうだ。
非純正の部品・チョークケーブル。200円と安い
宿に戻って休憩したあと、今日も夕方からグルガオンにある日系旅行社・西遊インディアに再訪。
なぜそこに行くかと言うと、じつは私の友人であり、旅仲間であったAさん(仮名)がこの店で働いているため。
Aさんとはじめて会ったのが2008年4月。
当時私はスーツを着て新宿で働いていたのだが、Aさんは女子大生だった。
それからAさんは就職し、このたびインド赴任となって大いにめざましく出世したのに比べ、私は逆にどんどん退化していくのであった!?
西遊インディアのあるショッピングモールはクリスマスの装飾でいっぱい。日本と変わらないぐらい。
ツリーや、フリフリ動くサンタ人形をスマホで撮ってる中流インド人がほほえましい。
これが道路側を挟んだ別のショッピングモール。豪華だが、半端ない節電のため、どこか暗い。
店にたどりに着くと、Aさんは今日も黙々と働いていた。Aさんにこれから行くインドの情報を教えていただいた。
寒い夜の中、厚着しているインド人にもまれながらメトロに乗り、パハールガンジに戻った。今夜はクリスマスイブなので肉を食べる事にする!ケンタッキーフライドチキンじゃあ。最近ベジタリアン食しか食べてなかったので(ベジ食のほうが安いし、健康に良い)明日からのツーリング開始を祝い、贅沢をするぞ~
まずナブラン前にある日本食堂で親子丼を食べる。モロにつゆだく。なつかしの日本の味で実にうまい。120ルピー。店員もフレンドリー。いい。この店、親子丼にかんしては味は保証できる。
オプション追加で、ごはんのおかわりもしたよ
そして、屋台でタンドリー味の炭火焼チキンとフライドチキンを買って部屋に戻る。それとニューデリーメトロ駅自販機で買ったフルーツケーキとマンゴジュース。これだけあれば余はぜいたくなり!
左がフルーツケーキ(15ルピー)。そして炭火焼チキン(80ルピー)とフライドチキン(40ルピー)
タイに比べると、インドは肉がとても高い!概ねタイの2倍はする。
考えてみれば、15年前インドを旅してたときはとにかく肉が食べたかったが、
15年後のいまでは、インドメシも種類が豊富になって大分旨くなってきてるし、
やはり年のせいか、ベジ食でもなんとかなっている。