「ミニマルライフをしたい」「モンゴルの遊牧民のようにテントだけで何年も生活できれば、どんなに気軽で生活費が安くすむことか?」
と思った人へ!
キャンプ王国・ナミビア首都ウィントフックの宿に、そのヒントがありました
その気になれば「人はテントでも生きていける!」のです。
スタバでmacbookをいじってるようなノマドではなく、真のリアルノマド生活ができないかと考えてみました。
ウィントフックの宿泊 カメレオンゲストハウス
ナミビアの首都ウィントフックについて、真っ先に向かったのは、旅仲間の間でもお勧めのバックパッカー宿・カメレオンゲストハウス。
季節は冬だけど、プールで泳ぐ人もいた。
思いのほか快適なテントはどんなテント?
このカメレオンGHは、ドミトリーのほかにも、常設型のテントに泊ることができますが、それが思いのほか快適だったんです
これが泊まった常設型テント。生地は頑丈です。
雨除けのため、ちゃんとタープも張ってあります。
中は、なんと!
テントなのに、ちゃんとしたベッドと棚がついてます
こうしてみると、家にいるのと変わらないですよね?
テントには電灯つき!だが、しかし帰ってみると喜びのつかの間、電源が着かない。他の客室からコンセントとられてしまった。しかたないので屋根下でPC作業しました
でも21時になって音楽がんがんならしてうるさい。テント同士が密集してるので、他人の曲を聞かされるのは気分がよくない。神経質なので他人の曲で作業がはかどらなくなる。思ったほど落ち着く場所ではない、という欠点があるけど。。
これはキャンパー向けのキッチン。となりにはバスルームもある
カプセルホテルのようなデッキテント
電源つき豪華テントを追い出されたので、その夜はドミトリーに泊まり、またテント泊したいというと、代わりにデッキテントに移れというので、それを見たら、さらに狭そう。カプセルホテル程度の空間。しかも電源もないし
このテントは、屋台骨がしっかりしている
洗濯。
ドミとちがってプライバシーは確保できるが、この宿で飼ってる犬小屋のほうが、木造でよっぽど造りがしっかりしとる・・・
ワイは犬以下か!
なんとテント生活1年半!その驚きのテントとは
そして極めつけは、
自分の近くのテントでは、白人の若者がいたが、なんと1年7ヶ月も住んでいて、ヌシそのもの。タウンシップでホスピタルの仕事をしているという。
そのテントを拝見すると・・・
見てください!
これ、テントの中とは思えないですよね?
こうしてみると、普通の部屋と変わらないですよね。
ちゃんとiPod もあって、流行的な生活してるし。
なので、テントでもいかに快適に生活できるかがわかるかと思います
テント生活は意外と快適 でも実際は?
そんな夢のようなミニマル・ノマド生活ですが、果たして日本でもできるんでしょうか?
日本でテント生活できるのか、いろいろ本気で検証してみました
テント生活のメリット
テント生活というと、デメリットばかりが強調されがちだが
メリットは、とにかく身軽な点にある。
たとえば静かなミニマルライフを夢見て、山奥に土地を買って、そこに小屋を建てたりすると。
もし、周囲の環境が変わったり、山の生活に飽きてきたり、あるいはゴタゴタが起きたりして、その土地が居辛くなって引っ越すと、後の処理が大変だ。
しかしテントだけなら、テントは畳んで、別の土地にまるまる引っ越すことができるからだ。その土地をまた売ることもできるし。
これこそ、モンゴルの遊牧民族のようではないか。真のノマド・ライフだ。
どのような定住型テントが必要か
テントとはいっても、一般に売ってるようなテントは軽い分だけ生地がヤワなので、何か月も定住するとなると、カメレオンGHにあるような生地が分厚く、骨太なテントが必要になってくる。
そういうテントは日本でも買えないかと思ってたら、
ありました
★耐久性抜群で長期使用可能 フライシートは210ℊ/㎡のポリコットンを使用していますので、強度も強く耐久性抜群。世代を超えて使用して頂けます。 また、ベル型テントやモノポールテントはフライシートを点で支えていますが、BAHAI-4はスチールフレームを採用しているためフライシートを面で支え、幕の傷みが少なく長期にわたり使用できます。
■ポリコットンの幕体で、通気性がよく、結露が少ない。
■フレームを組み立て、インナーテントを吊り下げ、外幕をかぶせるだけの簡単設営。
■ポリコットン製の出窓付のテント。リビングが広く使用できます。
物置はあったほうがいい
そして何年も長期で住むなら、テントだけでなく、物置もあったほうがいい。
このぐらいのサイズなら組み立て・分解もできる。
そして台風などの豪雨の時は人間も逃げ込めて寝泊りできるし、長期不在の場合は、金目のものや、畳んだテントも中に入れられる。
一人で組み立てられるログハウス
やっぱり快適性がほしいのなら、こういうログハウスが一番。
なにより小さめのログハウスなら、一人でも簡単に組み立てできるし、引っ越すときに分解&再組み立てできるので、テントのような機動性と、一般住居と同じ丈夫さがあるからだ。
そして、見た目がみすぼらしくない
日本ならどこがテント生活に適しているか
テント生活の適した場所は
雨も少ない
風も少ない
雪もないor少ない
寒すぎず暑すぎず
たとえばウィントフックやマラウイなどは、低緯度で標高も高いので暑くも寒くもなく、降水量も少なく、気候も穏やかなので一年中テントでも生活できる。
その点で考えてみると、日本で一年中テントで生活できるような場所は難しい。
日本は気候もシビアだからだ。
北日本だと、豪雪や極寒があるので無理。
かといって沖縄だと、高温多湿だし、台風が猛烈なのでテントがぶっとばされてしまう。
そうなると、かろうじて一年中通年でテント生活ができそうなのは、台風の勢力が弱まる関東や、瀬戸内地方といったところだろうか。
実際、多摩川にいくと、イリーガルでテント生活してるも少なくないし。
かといって、不法占拠せず、真っ当にキャンプ生活をするにはどうすればいいか?
夏は北海道・冬は沖縄
これはもう放浪型キャンパーの定番ですね。
夏はすずしい北海道。そして寒くなったら沖縄へ。
冬の沖縄・先島諸島は温暖で、台風の心配もない。
そして沖縄の梅雨を前に、また北海道へ。
まさにわたり鳥。
仕事は、夏は北海道の農場や水産加工場。冬は沖縄のさとうきび工場で働く。
この場合、テントを張る場所はキャンプ場のみとなるが、キャンプ場だと不特定多数の客が出入りする。中にはマナーの悪い人間や、ヌシのようなおっさんや、果てはいわくつきの流れに流れた札付きが流れてくるので、到底快適とは思えない。
でも、テントで定住したいのなら、まずは何か月か実際に北海道や沖縄でテント生活してみて、「自分は本当にテント生活・ノマド生活が向いてるのか?」と見極めるのもいいかと思う。
土地を買う
キャンプ場のようなわずらわしさが嫌いな人は、どっか山の中の土地を買って、そこにテントを張って生活する。
ある人は、テントを張って生活しながら小屋を建てていたが、仮住まいのテント生活が思いのほか快適なので、小屋を建てるか迷ったほどと言っていたので、だったら自分としては無理して小屋を建てる必要もないと思った
頑丈なテントか、それに飽きたら一人で組み立て分解ができるミニログハウスキットでいいと思う。
うんこやしっこは、埋めれば自然に帰るどころか肥料になるので問題ない、
実際、この人は何十年ものぐそしてるし。
しかし、洗濯洗剤などの化学的な廃液はどう処理するかの問題もある。水や電気はどう確保するか。などとなると、文化的な生活をするのはきつくハードルが高く、野人のような生活になってしまう。
そこで、
社会人としても生きていけるような方法を考えた結果、
一番ベストなのが・・・
友人宅の庭に張らせてもらう
これにつきる。
すなわち、ウィントフックのカメレオンゲストハウスのような生活。
庭にテントを張って、寝泊りはそこで行い、トイレやキッチンや風呂や洗濯機はその家のものを使わせてもらう。
これなら野人生活と現代生活のハイブリッドなので、テントで寝起きしながら、スーツ着て会社通うこともできるのだ!
ただし、住宅街やベッドタウンの一戸建てだと庭も狭いし、近隣の目もあるのでやるべきではない。
となると田舎の農家のような家なら、広い庭があるのでやりやすい。昔の民家のように便所が離れにあれば、わざわざ母屋に出入りしなくて済むし。
テントならば、相手宅の部屋に住まなくていいので、お互い干渉することもないので相手方の負担も軽くなる。引っ越す場合はテントごと引っ越せるので、一石二鳥だと思う。
そして、山奥で一人で生活するわけじゃないので、ウツになったり孤独にならない。
住所は様方にすれば、郵便物なども預けてもらうこともできる。さすればテント定住生活もかなり現実味がある。
その場合は、光熱費や土地代として、毎月何千円かを自己的に負担すればいいのではないか。
ということで、テント定住生活をしたい人にとって、参考になれば幸いです。