(50)避暑地&避汚染地マウントアブー/警察の捜査を受けた意外な理由

インド2015
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1月17日

8時半起床。10時チェックアウト。今日は空気のきれいなマウントアブー(アブー山)に行く。

アブー山は標高1200mと、軽井沢や清里のような避暑地である。

 

マウントアブー入り口の町・アブーロードの町を出発。低地なのでまだ空気は汚い。


ここから山道を登っていく。

マウントアブーの山のほうは空気が澄んでいるが

反対側の下界側を見ると、濁った空気で覆われ、霞んでいる

 

街の手前の料金所で入山料として10ルピー払う。

マウントアブーの町に着くと、そこは別世界!

インドとは思えないほど、とても真っ青なキレイな青空。

ふと、このきれいな空気を

世界最悪の大気汚染都市デリーにいるAさんにわけてやりたいぐらい。

と書くと、ここはイギリス風の避暑地とあってか

「アナタニモ チェルシイ アゲタイ」

というCMを思い出したのである(古い!)

インドの写真をもっと見たい人は、これでお楽しみ下さい

https://tabi1.com/india-photo-dvd

インドの避暑地(さらには避汚染地)・マウントアブーも日本の避暑地・軽井沢同様イギリス風の雰囲気があり、街も比較的静かな感じだが、レストランなどは高く、オムレツ屋も50ルピーして、(Vickyの店は30)けして面白い町ではない。石垣島と同緯度で、冬の1月だと昼でもやはり少し寒い。

インド中がモーレツに暑くなる4月以降になると、ここはインド人で溢れ、もっともっと高くなるんじゃないだろうか。

山を降りると、また空気が汚くなり、標高800mを切るとちょうどいい気温になってきた。

 

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グジャラート州 入州。まるで別の国。

そして今日、やっとこさラジャスタン州からグジャラート州に入った。

17日間も費やしたラジャスタン州はインド最大の面積(日本と同じ面積)で、人口7300万人という、「ラジャスタン国」というひとつの国のようなもの。アメリカで言うカリフォルニアやテキサス州みたいなもの。

グジャラートは禁酒州でもある。といっても、西遊レジデンシー以来、今年に入ってまだ酒は一滴も飲んでいないので禁酒でも全然気にならず。

インドでの「肉」と「酒」は、自分にとってぜいたく品となってしまった。半島最南端の旧ポルトガル領のディーウに入れば「酒池肉林」だが。

州境をはさんだラジャスタン側には、まってましたとばかりにBARや酒店がある

 

州の境には警察の検問があったが、フリーパス。まるで国境越え。

そして、グジャラートに入ってなによりおどろいたのが、文字が変わった。

ヒンディーから、丸っこいグジャラートの文字になる。同じ国なのに!

タイ文字からビルマ文字ぐらいのちがい。

そして人々も一気に田舎臭くなってきた。

街に入り込むと、とにかく騒がしい。コルカタ的な感じで、ラジャスタン以上の活気かもしれない。だけど街中には安宿は見つかりそうもないので、国道沿いに戻り、ホテルを何軒かあたってみた。

身構えが立派なホテルの割に一番安い部屋は500となっていたが、あいにく一番安い部屋はどこも満室。

そして、いかにも安そうなホテルHotel Bhandanは最初500、ノーディスカウントと言われたが、名簿を見ると400で泊まっている人がいたので、即座に400にしてもらった

相手は百戦錬磨のインド人なので、値切るのなら名簿に書いてある金額という、隙を見逃さないくらいの目ざとさがなくてはならない。

部屋は小便くさく小汚いが、値段重視のため必要にして充分。

下の1階のレストランで、マンチュリアングレービー70(グレービーのかかった揚げ団子)と、ロティ8 そしてMaazaMango1.2L、62も買った。計135ルピー。

部屋に戻り、ホットシャワーがないので、体を洗うための湯が欲しいといったら、

電熱棒とアルミバケツをもってきた。素朴で親切。

電熱棒で湯を沸かしたあと、体を洗っている最中にノックする音が。やたらしつこい。スタッフがてっきり電熱棒を取りに着たのかと思ってたら、スタッフのほかに警察二人がいた。

インベスティゲーション(捜査・取調べ)をすると言い出し、

「どこから入国して、どこへいくのか」

「きのうはどこにいた」

「父の名は」

「学歴は」

など、日本以上に重箱の隅をつつくような聴取をさせられ、うんざりした。

 

じつは、入浴中に警察が来るなんていうのは、この方のブログとちょうどまったく同じシチュエーションだった。さすがにフルチンじゃなかったけど。

http://www.masanoria.jp/weblog/2010/02/puri-baripada/

なぜ警察がやってきたのかというと、やはり外国人が来ないような田舎の町だからと思っていたが、

しかし実はホテル側のミスだった。

フロントが私のパスポートを預かった際、インドビザではなく、以前旅したカンボジアビザを間違って警察に送信したのだ。

なので「この日本人、なぜカンボジアビザを送りつけたんだ?インドビザは持ってるのか?あやしすぎる」と判断されたのだろう。

ちゃんとインドビザをコピーさせておけば、面倒なinvestigationにはならなかったかもしれないのに。

ああああ!

0時半寝る。走行293km