マラウィ入国・首都リロングウェの写真と奇怪な安宿

東南アフリカ諸国
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アフリカの奥座敷・マラウイ。日本ではほとんど知られてない国ですが、いったいどんな国なのでしょうか?

国境の出入国について:

ザンビア出国

人 スタンプ押されただけ。
車 台帳に記入し一時輸入許可証を返しただけ カルネは持ってるかと聴かれた(南アのオーバートラックは使っていた。久しぶりにカルネを見た)

 

マラウィ入国

人:ビザは無料
車:T.I.P.-Temporary Import Permit(一時輸入許可証)1200MK
保険:(最低でも1ヶ月)3000MK(USDだと20ドル) 国境近くの保険代理店で加入する。これは欧州で言うグリーンカード、日本で言う自賠責保険。なので、無保険だとポリスチェックの時に罰金か保険に加入するまで没収されるらしい。
合計4200MK

国境の写真

マラウイの制限速度は、四輪・二輪は80km/h、けん引・トラック・バスは50km/hと看板に書かれてあった。

 

マラウイに入国すると、人が多くなり、活気付く。
見た感じはザンビアとたいして変わらないが、ザンビアよりもさらに質素になっている。

以前の大統領は男の長髪はダメ、女はスカートのみ着用せよという、まるで田舎の中学校の校則のようなことをやっていた。

日本では今が真冬だ。こうして自分がアフリカの土にまみれてるころ、きっと日本の友人たちはスキーにでも行ってるんだろうな。

ザンビアとマラウイのちがい

は、道路はさほど変わらない、自転車も多い。マラウィに来ると、道を外れるとザンビアとちがって子供が寄ってくる。

マラウイになると、ザンビアと比べると一気にデザインなどがペンキで直接手描きでかかれることが多くなる

ザンビア東部もそうだったが、人が途切れぬほどいる割には、車がすくない。マラウィに入るとなおさら。ザンビアではだいたい132円だったガソリンがマラウイでは163円(マラウイでは全土固定価格)とさらに高い。余ったザンビアクワッチャでガソリン入れとけば好かった。

しかしマンゴは1コ500または1000ザンビアクワッチャだったのが、マラウイでは10マラウイクワッチャでいい、バケツだと200らしい。ザンビアの半額以下。

ザンビアは喫煙者が非常に少なかったがこの国では増えたような気がする。宿も少しヤニくさい。そしてザンビア以南にはなかった和式トイレが出現。ただしすごく小便臭い、断水のおかげでザンビアもアフリカらしかったが、ここに来るとさらにアフリカらしくなる

17時ごろマラウイの首都リロングェ到着。ズボンの膝の穴の空いたところが日焼けして赤くなり、やけどのように痛い

ザンビアとちがい、マラウィはタンザニアの影響もあってか、ムスリムも多いようだ

ザンビアではチャイニーズと呼ばれたが、ここでは「ちゅんちょん」だから、民意も落ちた。

交差点の真ん中に穴。危険。やはり発展途上国。しかも標識が全然なくて迷った。

スーパーにて買い物し、お釣りだけどコインがないので、飴玉3こになった。お釣りがないのはザンビアもマラウィも同じ。
お釣りがあめちゃんになる国は、トルコもそうだったし、中米でもそうだったかな。
そのマラウィ産の飴のしょぼさが、これまた旅情をそそるので実に好い。

首都リロンゲは、ザンビアから来ると、雰囲気が変わる。リロンゲのバスターミナルは殺気立ってるぐらいだ。ザンビアの方が大人しく感じた。

マラウィは「アフリカのあったかハート」というフレーズらしいが、全然そんな気がしない。

店員も無表情だし、とくに女は無愛想だ。だまされた気がする。というか、社会主義の国みたいだ。 ザンビア、南アの方がよっぽどフレンドリーだった。ザンビアも英語が第一言語とあって、西洋型のサービスの概念があるからだろう。

同じ首都でも、ルサカのほうが断然都会的だった。ましてや東京と比べると、高層ビルがまったくないので、人口何万人ぐらいかの地方都市レベルという、首都とは思えない街並みだった。

そんな途上国のマラウイでも、スーパーは町にもある。投宿した宿は、安宿の集中する(といってもたいして安くないが)リロンゲのバスターミナルかいわい。

そこで一番安いとあって、停電、断水。そしてわけのわからん他の宿泊客どものせいで、うるさいし正直ちっとも落ち着かなかった。まあここは首都なので、街で用事を済ませ、夜に寝に帰るだけならまだ泊まれるが。

シーツは清潔なのだが・・・

 

下の写真・ボツワナにもあった真ん中のアラジンのランプのほうは、本家はドバイ製だが、これらは全部マラウイ産

値段は忘れたが(たしかヨーグルト100mlは23円)これで合計165円

朝 ココナツビスケット

昼 揚げパン型ドーナツ マヘウ250ml 1100ZK 24円

夜 ミートパイ 100MK 65円  屋台の炭火BBQ 65円

走行226km

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1月19日

7時半ごろ起床。標高1010m。午前中は洗濯。両替。

街中の両替屋は、

USドルは     BUY 166 SELL 181

南アラントだと BUY 16   SELL 19.2

が当時のレートだった。TCだと140で、現金166よりもうんとレート悪くなる。この先両替レートも悪いので、首都リロンゲで現金200ドル分両替、33200のクワッチャを入手する。500クワチャなので、札束。

そういえば、マラウイ入国した時の国境で両替した時は、60000ZKが1500MKになり、10ドルが1500MKになり、レート悪かった。

大陸を縦断して旅するオーバーランドトラック。

集まり寄ってくる現地の子供と、中国人と思われる若い旅行者。

13時ごろどしゃぶり、部屋に戻るとなんと激しく雨漏りしていた。せっかくテント生活から逃れたのに、部屋の中だから安全、と言う常識は通じないのである。せめて「雨漏り注意」ぐらいのことを書いてほしい。PCを濡らしたら大変だ。

そのくせトイレは逆に断水していて、便器に流せない屎尿が残っていて時間と共に臭うのだから、じつに喜ばしい事である。

16:42、モスクからアザーンが聞えてくるが、スピーカーから流れるそれはまるで石焼芋をおもいだしてしまった。

また天気が怪しくなってきた。もう雨季はいやだいやだ。早く北上し脱出したい。アジアだったら乾季に行っていたから印象も良く感じていたのだろう。どしゃぶり雨が降ると何もできず、その分時間の無駄になるのでつらい

やっとザンビアを脱出してマラウイについたのに、やっと手ごろな安宿に泊まれるようになったのに、やるせなさをかんじる。旅の疲れがだんだん蓄積されてるのだろう。

雨も止んでひと段落して、もう大丈夫かと電源を差し込んだら、停電した。

まさか自分のPCでヒューズが落ちるとは思わないが、停電と同時に、別の部屋から熟女らしきなきさけぶこえがきこえてきた。

苦痛のおすそわけ

女はうつ病なのだろうか、ずっと叫びわめき続けており、部屋の外から男たちが説得する声が聞える。その狂女の錯乱ぶりは、まるで霊が載りついたような感じがして、めちゃくちゃ気味が悪い。でも、そんな奇怪なところこそが、This is アフリカ!なのかもしれない

こんな部屋にいるのは、もはや苦痛でしかないので、うんざりして逃げるように外出。

気分転換にぜいたくして朝鮮料理店・KoreanGardenでビビンバ(725円)を食す。マラウイでは高級レストランだ。いつも現地人向けの安飯ばっかだったので、たまにはぜいたくしてこういうものを食わんとなあ。

中庭で、しかも照明が暗いので映りが悪いが、ふつうビビンバというと、もやしのナムルなどいろんな種類の野菜が入っているのだが、ここではキムチと菜っ葉ぐらいだった。ここで採れる野菜も種類が限られているのだろう。

部屋に戻っても、まだ説得していた。

そして、男らは、まるでSITがアジトを攻略するかのように扉を蹴破り中に突入していった

しばらくして、やつれた老婆が出てきた。まったく人さわがせだ!まあ、ひとつ確かなのは、そのばあさんの寿命はもう長くはない。ということか。

MSRでため水に湯を沸かし体を洗う。でもレセプションでは電熱ヒーターがあるので湯は造れるといっていた。先に言ってください。

水はまだ断水している。狂女の問題は解決しても、一難去ってまた一難。次は別の他の部屋がうるさいので、ちっとも落ち着かない!

「アフリカの旅はつらい」

といっていたが、ルサカ以降、今になってそのつらさが徐々に身に沁みてきたこのごろである。

朝 のむヨーグルト2個 46円 チョコウエハース 16円を2個

昼 フライドポテト 52円  BBQ 65円 ファンタ 32.5円 カールのような菓子12g 6.5円 ビスケット30g 10円

夜 Bibinbab(ビビンパプ)715円

走行43㎞

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