03沖縄放浪 浜比嘉島の少女と、沖縄北部に南米料理の店が多い理由 

沖縄・離島の旅
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3月20日

今日は本島東部、具志川市から海中道路を走りその先の平安座島などを目指す。

海中道路の入り口

島には石油基地があるせいか片側2車線のハイウェイのような海中道路になっており、フロリダキーズのそれよりも立派な道路だった。

有明湾のように浅瀬が広がるので、海の中を走っている雰囲気ではないがそのために建設費はさほどかからないのだろう。

海中道路の途中で分岐になり、そこから南の浜比嘉島にも行ける。浜比嘉島はつい最近橋がかかるまでは離島だった。

 

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浜比嘉島に上陸

そのためか夕方バイクを降りて案内板を見ていると、小学校低学年ぐらいの女の子二人が寄ってきた。

「おじさん、どこから来たの?」

思わず「おじさんはやめなさいね!」と言ってしまったが、まあボウズにひげのばしたまんまだし、汚いライダースタイルだったのでおじさん呼ばわりされてもしかたがないか。というか普通だったら近寄らんわな。だけど二人はえらい!よそ者を警戒しないあたりがこの島にいいところが残っている。来てよかった。

早速アフロをかぶったりしたが、私のデジカメを見せると早速好奇心いっぱいにいじり始めた。「好きなだけつかっていいよ」そのあと2人をGNの後ろに乗せてやると喜んだ。そういえばパラグアイで居候していた時も子供を2人後ろに乗せて走ると喜んだ。

3人乗りで集落の中を走り回る。小屋の中で魚やいかを売っている老人も、静かに私たちを見守っていた。すぐ近くの空き地では数人の男達がピクニックのように酒盛りをしていた。

浜比嘉島は、つい最近までは離島だったので、忘れられない島だった。

夜、那覇に戻り、またマックスバリュに呼んで貧さんと会う。原宿でも一度出会って以来だ。鹿児島まで自走してきた。彼のGNを見ると、55000kmも走っているのにとてもピカピカにお嬢様のように手入れされている。

3月21日

にしむたさんとの居候生活を中断して、沖縄本島北部を目指す。

コンビニの始祖ともいえる、共同売店

本島北部、名護や本部のほうに行くと「アルゼンチンチキン」とかアルゼンチンステーキ、ペルー料理やコロンビアコーヒーなど、南米帰りの元移住者が経営する店が多い。

この店は、ペルー料理の店

赤ちょうちん風の店だけど、ペルー料理。

 

そしてこの店も、「南米風料理」の店。アルゼンチン料理。

いずみちゃんとみかんくん

なのになぜ橙色ではなく緑色なのかは、謎。まだまだ青いから?

 

 

そういえば、今帰仁の運天港にはレンタカー屋さんがあったけど、軽で3000円だった!

本島で運天(運転)する伊是名、伊平屋島民向けとあって、ばか安。


3月22日

夕方、沖縄北部やんばるの国頭村の道の駅で貧さんが待っているので北へ走るのだが、R58を北上していると前方には不気味な黒雲が。

 

ドッカ~ンと雷が鳴り響くが、ピカッと光った時に海を見ると一瞬昼間のように明るくなり、すごい迫力ゆえにカッコよくすら思った。

 

道の駅では二人で建物の裏で野宿した。現地の人も好意的でありがたい。しかし嵐のような雨が降っているので軒下で寝ても雨が入り込んで寝袋がぬれてしまう。その上生温い南風から北風に変わったので急激に気温が下がり、小用をしに寝袋を出るともう寒くて寒くてたまらない!

といっても気温はそれまで20℃以上あったのが16℃ぐらいに下がった程度だが、それでも寒い北風と突然沖縄では

予期せぬ寒さゆえに、氷点下3℃の雁坂峠以上に寒く感じた。

 

沖縄本島最北端 辺戸岬

 

沖縄北部のやんばるは、人々も大和人と違った顔つきで、キング・オブ・僻地なので素朴で飾らないので外国ツーリング気分。ある人が言うには韓国よりも沖縄のほうが「外国らしい」とのことだが、頷ける気もした

 

和装ならぬ琉装写真と、つかいすてカメラ580円。

まだまだデジカメは普及していなかったあの頃

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