東海地方のソウルフードの店のひとつ、寿がきや。おそらく知らない人も少なくないであろうこの店のラーメンは、ふつうのラーメンとは一味ちがう!
ということで、安売りしていたこともあって、買ってまいりました
そして完成!
いきなりですが、完成したラーメンが、これです。
下の野菜は、もともと具として入っていません。おかずの残りをのせただけです(笑)
そして、何でスプーンがあるの?
というと、後述する「寿がきやスプーン」をイメージしたわけです。
しょうゆ味でもみそ味でもない、すがきや味!
お味のほうはというと・・・
うまい!日本のラーメンではオーソドックスである、しょうゆ味やみそ味にはない、この独特の味!
これぞ、私にとってなつかしの味!すがきやの味!
ただ、付属のこしょうを入れると、独特のうま味が感じられにくくなるので、注意。
スープのお湯は270ml入れよ、と書いてあるが、その通りにしたら味がうすくなったので、湯量はそれより少なめがいいです。
なぜ「なつかしの味」かというと、30年以上前の一時期、静岡県清水市に住んでたことがありました。
清水の街中にあるヤオハンデパートの7階にいくと、寿がきやがあった。そこでよくラーメンを食べていたのだけど
ラーメン屋なのに、ラーメンと、ぜんざいやらチョコレートパフェなんかが一緒に売ってる時点で、もう異次元ワールドでしたね。
寿がきやのラーメンは、当時200円か220円ぐらいと、かなり安かったです。
しかしそのラーメンが、しょうゆ味でもなく、みそ味でもない、白いラーメン。これもまた日本離れした異文化なんだけど、かといってとんこつ味のような気配でもなく、なんともいえない味だったが、でもうまかったのをいまでも覚えている。
一体あの味はなんだろう、とふとパッケージの裏を見ると、
さば節やかつお節、煮干などいろんなダシや脱脂粉乳が入っている。
だから見た目、脱脂粉乳もあってかあっさりした白いスープなのに、それらのダシが豊富に醸し出されて味わいのあるコクがあって、それでいて変なクセが無くうまかったわけなのね。
寿がきやスプーンの謎
独特のラーメンの味とともに、
もうひとつの謎がこれです
大きいスプーンの上に、フォークのようなものがくっついている。
ふつうラーメンと言うと、レンゲがついているのだが
レンゲの代わりとしては変な形だし、なにより使いにくいのではないか。
もしこのままずっと静岡に住んでいれば謎も解けてたかもしれないけど、
それ以後、永年の謎でした。
しかし、アマゾンにあった商品説明で、その謎がまたもやあっさり今日判明しました
商品の説明
フォークに麺を巻きつけ、スプーンでスープをすくうデザイン。1978年に名古屋の有名ラーメン店「スガキヤ」が、割りばしの大量消費による環境問題に配慮してノリタケと共同で開発しました。今のデザインは、2007年から。おいしい店はエコロジーにも敏感なのです。箸づかいが苦手な外国のお友だちにプレゼントしませんか。
スガキヤラーメンフォークより
そうだったのか!
あれから30年あまり、ずっとかんちがいしてたけど、
スプーンではなく、ラーメンフォークだったのね!初めて知りました。
当時から環境問題に配慮していたとは、まさに寿がきやは飲食界のドイツであった!
でも、あの時は、まさかこんなヘンテコなスプーンでラーメンをすくって食べるとはまったく思ってなかったので、いつも普通に箸で食べてたけどなあ
ということで、
寿がきやに入ったことのあるひとも、東海地方にお住まいじゃない方でも、寿がきやワールドを堪能してはいかがでしょうか!