2024日本一周05 震災後の能登の旅 珠洲・禄剛崎

日本一周2024
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百聞は一見に如かず。あの能登の状況は今どうなっているのか?さらに能登の奥に進みます

5/06 Day170(05)

天気:曇り一時小雨 夜雨
7時20分起床。七尾のベティにいたとき、そこが舞台のひとつになったマンガを少し読んだせいか、またエイチな夢を見てしまった。漫画のワンシーンで、二人きりになって星空を観察したときの「心臓の音を感じる」という描写の印象がここまで心に残ってるとは。

早朝はカラスがうるさかったが、ここは人も車もまったく来ないので
最高にリラックスできる

 

 

きのうはユーラシアアフリカ行きを意識していたが、今日は今回の日本一周の装備について意識する

海外に行くなら、ポータブル電源は持ってかないほうがいいと思った。とても重いしかさばるし壊れやすそうだし。現時点で電源が入りにくくなった。日記はアフリカ旅の時のように、PCではなくノートに書いてもいい。代わりにPCバッテリーの予備ならいいことにする

自炊セットも微妙。アフリカだとまったく必要なかったし。でも物価高のヨーロッパでは必要かも。最近は物価高いし。鍋も食器やバケツ代わりになるし。

9時50分出発。PCのバッテリーも少なくなってきた。そこで能登空港なら充電とかいろいろできるのではと。

空港に来ると、羽田の一便のみ
人も少ないが、被災地警備の警察官がときおり休憩したり土産を買いにやってくる

 

午後からは珠洲、禄剛崎に行った。震災の状況をぜひこの目でみておき、現地の様子を伝えたい。
連休最終日だが、きのうあれだけ見かけたツーリングバイクも全然見かけない

一番被害がひどかったのが、見附島近くにある珠洲市鵜飼という港の集落。

地盤が弱く、古くからの木造建築だったのでほとんどが半壊や全壊をしている

珠洲市街にくると、古い建築は崩壊しているが、最近建てられた一戸建てやアパート、学校や病院などの建物は被害がない。

輪島とちがって観光客がおらず、観光客とかがうろついて写真をたくさん撮るような雰囲気ではない。

しかし、その先の禄剛崎に近い、丘の中腹にある集落では、古くからの民家なのに、びっくりするぐらいほとんど無傷な集落もあった

それは建物の構造、なによりも地盤の固さではないか。

18時半ごろ、輪島半島の突端・禄剛崎到着。道の駅などは閉鎖されて、夜になるとぜんぜん人気も車もなかった

その後は今朝と同じ野宿場所に戻る。道の駅・桜峠についた。雨が降り始め、これから明日迄雨なので、ここに泊まろうかと考えたが、トイレの奥に雨がしのげても汚そうだし、いい予感がしないので雨が小降りになったスキをついて出発し、きのうと同じ場所にテントを張って、雨が強くなったタイミングでテントにもぐりこんだ
23時20頃寝る

朝 たんぽぽの葉スパゲティ ヨーグルト Coffee
昼 まる旨馬海老天そば98
夜 Cookie
宿 能登町 田舎道の枝道空き地

走行 154km

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5/07 Day171(06)

天気:雨時々曇り
8時20分起床
今なお雨が降り続いている。テントの中はさほど濡れていないが、テントの外に出るのもままならないのがつらい

朝食を作ろうにも、雨でチャッカマンがダメになる。予備のライターは何個か持ってきたが、どれも古く、ライターのガスを出しながら、チャッカマンの火花を付けるとやっとコンロに火がついた。これで朝食が作れる。雨の中よくやった。感激。

そして集落からさらに奥に入った場所なのでスマホもすべて圏外なので退屈度がさらに増す
因みに禄剛崎はdocomoは通じたが楽天の電波が通じなかった

雨も上がり出発。今日は寄り道ばかりしてしまう。なんとなく輪島に戻ってみた。すると、輪島駅前ではる君にばったり再会。駅の近くのテント?で寝て、ボランティアをしてきたという。

全焼した朝市に戻ると、GW中だった先日とちがって人は少ない。奥にある永井豪の記念館も全焼だった。大地震から4か月たったが、がれきのままだったり、被災ごみが置かれていてもいまだに収集されていない。そこが311の大震災と違うところ。地形上、輪島などへのアクセスが非常にしにくくなっているので、復興の限界を見た気がした。

これから能登を出て金沢へ向かうが、能登道路が南行きが不通な区間もあって国道に迂回したが、そのぶん車多くて走りにくかった。

七尾のベティに戻った。連休明けとあってか閉まっていた。
このところしょぼいものしか食べてないので、近くのゲンキーというドラッグストアに入る

ここの弁当が激安だった。牛丼299円。いまさらその値段で牛丼店ではくえないのに、さらに割引で240円。牛肉が乗ってあるバターライスも2割引で240円だから、タイ通貨換算だと約58バーツ。なんて日本は物価が安いんだと思った気がした。金満時代の名残のあった26年前の日本から見れば信じられないかも。ベティの店の前のベンチで食す。ひさびさに肉が食べれて大満足。ゲンキーが出た。

これをもって能登でやることが終わったので、思い残すことはなくなり、一気に楽になった。あとは九州へ進むのみ。

能登道路は一車線区間は震災のため40キロ、二車線になってから60キロでそのあと80キロと普通に戻った。加賀に来ると震災被害はほとんどないようだ。

SSTRでおなじみになったなぎさドライブウェイは波浪のため通行止め。

高速走行するとすぐに能登道路の終点についてしまった。金沢に近づいてきた。今夜もずっと雨。なので今夜は橋の下でテントする。郊外の快活でシャワーしたいので、その近くの野宿に適した場所を探してたら、すぐに高架道路下におあつらえ向きの橋の下を見つけ、ガッツポーズ。

金沢というと、歴史のある洗練された都市というイメージだが、金沢駅から2~3㎞離れるとすぐに田んぼが広がる。それぐらいの都市規模のほうが住みやすそうだ。

目的地の快活clubにはなんとシャワーが無い。仕方ないので金沢駅東口のほうに行くが、鍵付き個室のみで30分430円と高い。さらに南にある繁華街の片町店なら安そうだが、そこまで行くのは時間的にめんどくさいのでここにする。ほとんど個室に入らずシャワーとソフトクリームで30分一本勝負を終えて、能登にいる間髪の毛洗えなかったので、めちゃくちゃスッキリした。

橋の下に戻り、テント張る。毎日が慌ただしいので休まる暇もない。23時半寝る

朝 コーンサラダ ヨーグルト108
昼 カフェオレコッペ88 えび満月98 ヨーグルト
夜 牛丼割引240 牛ガーリックバタライス割引240 ソフクリーム
宿  金沢 高架道路・橋の下

走行 188km   2024.06.12

 

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