レンタルバイクでプラチュアップからミャンマー国境へ タイ旅2025

東南アジア旅2025二輪車
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日本人は知らないようなマイナーな町、プラチュアップキーリーカンから、バイクを借りてビーチと国境をツーリングしました

レンタルバイクを求めて街を散策。インティラゲストハウスで発見
おばさんは最初「レンタル用のバイクは今はない」と言ってたが、
じいさんが「いやいや、ここにあるのを使えばええ」と言っていた

店の前にはレンタルバイクの店のステッカーも貼ってない、誰のものか分からんようなオンボロのスクーターがあったがそれを使えと言う。ウルトラマン色のヤマハのMIO。115㏄ぐらいか。

 

手元にパスポートコピーしかなかったのでそれを出したらそれで可。わりと適当である。コピーをしっかりスマホ撮影していたのでデポジットは不要だった。1日(24時間)200バーツ。ヘルメットはガタピシ。

なお、ほかにもビーチ沿いにはレンタルバイクできる店も何軒かあって、自転車50Bというのもあった

まずはビーチへ

ホテルに戻り、念のため日本の免許証を持って出発。まずはここから南にあるタイ空軍基地(通称:Wing 5)にあるビーチへ行く。

Wing5の中に入り、滑走路を越えて、海に突き当たり、そこから北に進むと、

何もなく人っ子一人いない、ステキな美しいビーチがあった

しかし、バイクを留めてそこで写真を撮ってぶらぶら砂浜を歩いてると、警備兵がやってきて、戻れと合図される。このビーチは軍の管理地のためダメらしい。道理で人も何もないと思った・・

そこから海岸沿いに南に行くと、パラソルの密集するビーチがあって、そこなら入れるし泳げる。
ビーチチェアが密集してるのでさっきほどの楽園感はないものの、モンタレーホテル前のビーチよりは美しく、泳げるので静かにくつろぐにはいい。

給油について

「テンタン(マンタン)、ガオヌン(Gasohol 91)」といって給油。

ほとんど空に近い状態だったので、マンマンに注いでもらい120バーツ。価格はリッター35.28バーツ、3.40リッターの給油。

3リットルぐらいの給油だと気づきにくいが、今回驚いたのが、ガソリン価格が162円と日本並みに高かったこと。

というのもかつてのタイのガソリン価格は日本よりもウンと安く、1998年当時、14バーツ(42円)だったから当時の日本の半分以下でめちゃくちゃ安かった。このままだと日本のほうが安くなる?

 

二日目の二度目の給油は国道4号沿いのシェルで給油。街中のGSとちがって空いている。50バーツだけ給油した

そしてミャンマー国境へ

プラチュアップはタイ湾からミャンマー国境に一番近いので、バイクでも気軽に行きやすい。

タイの交通は、日本に比べりゃ全てがめちゃくちゃ。ノーヘル。家族4人乗り。逆走。交差点は自由に左折。27年前と変わらぬ奔放振り。

二年ぶりにすっかり「タイ運転モード」に戻って国道4号(アジアハイウェイA2)とばして海から離れて山のほうに行く

そして丘陵地帯になるので、北タイのような山里景色が広がり、昔北タイのあちこちをレンタルバイクでで走り回った北タイがなつかしくなった。パタヤの旅と北タイの旅が合体したようなお得感がある

丘の景色はどこか美瑛を思い出す

 

山に入り、峠にある国境のイミグレを見た時
無意識のうちに「あの先に行きたい!」という強烈な衝動が沸き起こった。

そう、旅で求めていたのはこの「衝動」なんですよ。

これまでこの街にせよホアヒンにせよ徒歩移動だったので、行ける範囲がとても限られていた
そのため、旅に早くもマンネリが生じて、ストレスになったり、もやもやしていた。

しかしバイクがあればその日のうちに海にも行けるし山にも行ける
目まぐるしく変わる景色に、ロマンを馳せられる
やっぱり自分はバイク旅が向いているなと実感

タイ・ミャンマーの国境。この裏道に来ると、イミグレを越えた先の道路が見える。

メーサイ/タチレクとちがってほとんど出入りが無い。ミャンマーナンバーの車やバイクは皆無。
その先もタイ側の道路が続き、峠をもって国境になるため
ミャンマーの姿は一切見えない

国境市場では、ミャンマー製品も売っており、ミャンマー名物田中ではなくタナカが大量に売っている。

最近タイの田舎でも見かけなくなった袋入りシャンプー5バーツ。袋入りは旅にはすごく便利なのになあ。でも5バーツは高いので1個だけ買う。

パッケージは昔のマンガのようにどこか不気味で怪しい。だがそれに味がある

コルゲートの歯磨きが40g15バーツ。タイのよりも安い。

休憩。ホットグリーンティ。抹茶にジャスミン味を加えたような味。

プラチュに戻り、海へ

いつかはミャンマーもバイク旅したい
マンダレーを起点にインドのインパール国境やタイのタチレク国境など、タイやインドの国境の反対側に行ってみたい。

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今はやばい状態なミャンマーに行ける状況じゃないけど
10年後かそれぐらいに経ってまた再び行けるようになってからでもいいけどね

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2/11 Day28

天気:はれ

レンタルは朝11時までなので、朝早く起きて8時にもう一回ミャンマー国境へ行く

再び国境の村を味わい、村を出ようした時に、トラブル発生。

さっきまで普通にエンジンがかかったのに、セルボタン押してもカチカチとしか言わずセルが回らないのだ。

「どうせよくあるバッテリー上がりだろう」とキックでかけると、何べんかけてもかからない。
昨日あたりからエンジンワーニングランプが点灯してるので、いやな予感がしてきた。プラグかぶりか、最悪ステーターコイルがダメになったか、エンジンの破損か。チョークレバーがあればかかりやすかろうが、それも見当たらず、工具すらなく、なすすべもない。顔が青くなってきた。

キックの鬼のように何十回もキックスタートしても全然かからず、ペラペラのクロックスサンダルでキックすると痛い。
心配してくれた若い女子二人組がやってきてくれた

らちあかず、さらにひとりの青年がやってきて、何度か力強いキックで、ついにかかった!このエンジン音に感動したことはない。女子と青年に多大なる感謝。

失態を晒した自分はというと、叱られた小学生のように反省。またエンジンかからなくなったらこわいので、それからは寄り道せず一直線でレンタル店まで戻ることにした。そのため戻るまで一切エンジンを切らず、50キロぐらいの一定速度でゆっくり走って、11時前に無事店に戻ることができて、「小さな冒険」が終わってほッとした。

ババを返したような気分だが、もともとポンコツだったからしょうがないかも。

バイクを返した後は、精神的に疲れたので昼間は部屋から海を見ながらのんびりするのだった。

バイクを借りてミャンマーの国境に行ってみたけど
本当に行って良かった!

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