あれから8年!Vstrom DL250のユーラシア・アフリカ計画は?

ユーラシア計画
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今年もあっというまにやってきました!1111の日、たびいちの日(?)です

まずは8年経っても、なぜVストローム250でユーラシアやアフリカの大冒険に行きたいか?
それは壮大なロマンと、夢とときめきだと思う
人生を賭ける価値がある位に。

こんな理屈ではなく本能として、運命の人に逢ったように恋焦がれてる。それと似てる

誰にもできない貴重なことで、旅先に想像を超えたセレンディピティSerendipityがあるからだ

Vstrom DL250の出現で一気に甦った、ユーラシア・アフリカ大冒険の夢
読者のみなさまへ!本日はたびいち(tabi1)の1が並ぶ「1111の日」ということもあって、新たな旅計画を発表します!これまで何年もずっと心の底に眠っていた旅計画が急浮上したのです。実現するとなれば、たびいちドットコムの特大企画になるでしょ...

5日後の11月16日に国分寺でトークライブを行います

「UberEatsで働きながらVストローム250日本一周」のほかにも、これまでの世界の旅や、次のユーラシアへの想いも話します。旅のロマンと夢に浸りたい人は、残り席数若干名なので早めにお申込みください!

日本一周トークライブ開催決定!11月16日土曜18時 国分寺恋ヶ窪
今年も恋ヶ窪に帰ってくる!11月16日土曜にトークディナーショウをやります!「Vストローム250でUberEatsで全国各都市働きながら日本一周配達の旅☆ビジネスツーリング・ファイナル」日本一周のほか、世界の旅の話もしますただのトークじゃつ...

 

世界を知る前に、もう一度日本を知り、強くなる。

そもそも2021年からやってきた「UberEatsで働きながらVストローム250日本一周」は、UberEatsで仕事するためでもあるが、ユーラシアアフリカ行きの前哨戦になる。

日本一周の今年のテーマは「自分の可能性を知る事」

つまりは世界に向けた訓練の旅、修行の旅だ。
極限に節約するために埼玉県民らしくそこらへんの草を食ったり、ゲリラキャンプと称して勝手にテントを張りまくってきた。

豪雨の日の橋の下のゲリキャンは大変だったのでよい子はマネしちゃだめだけど、危機管理や野性を呼び戻すことができた。

若い頃ならまだしも、46才になってもまだまだ1か月以上の完全野宿ができたことが自信につながった。

それどころか快適な野宿場所を探すのがうまくなった。出費を削れたので円安の逆風の中、ユーラシアアフリカ行きに予算的に自信がついた。

円安で日本円も下落し続けてるので、24年前の世界一周のような「野宿と自炊の激烈どケチ旅」をせんといかん。

寧ろアフリカのような国の場合、現地の人々の目線に合わせるためにも、絶対節約しないとダメ!

Vストローム250 はただのバイクではない。UberEats配達しながら日本一周したりユーラシアやアフリカに向かわせるぐらいの一人の生き様を変えるものなのだ

おかねについて

今年の7月10日、日本一周先の北海道。もうじき日本一周も終わる頃、すでに心はユーラシアモードになった

酷暑も都知事選も無縁のこの北の国では、午後からずっと雨なのでユーラシア計画を練る。
中央アジアを調べるとテンション上がるけど一時帰国とかすると、どんだけお金がかかるかけっこう不安

しかし同じようにテネレでアフリカまで行ったMさんのブログを見て仰天。

費用がユーラシア100万、アフリカ80万。

思ったより安くてびっくり!

ほかに運送だなんだとかかったとしても200万円台ぐらいなら充分行けるではないか!それなら充分にお金があるので。一時帰国して働けばさらに安心。

それまでケープタウン迄行くとなればてっきり円安や物価高で500万位かかると思ってた。2008~09年のアフリカの時も、アフリカだから日本よりも物価が安かろうと思ってたら意外とお金がかかり、ひと月当たり10万近くかかったし。

でも200万位なら夢が一気に現実になった。おかげで興奮して眠れなくなった。

そもそも世界一周の時なんか、たった1年ほどでお金貯めて出発したのに
かたやユーラシアは8年経ってもまだなんて、我ながらかかり過ぎ!(笑)

発起して8年経ってるのにまだ行かないのかよと突っ込まれそうだけど、検討使はもうやめます!首相も変わったことだし。

世界の旅に専念したい。こんな狭苦しい息苦しい日本を脱出し、もっと感動し、少年の頃のように驚きまくりたい。

そもそも北海道の道も、道北や道東の僻地以外は思ったよりは走りやすくない。ユーラシアの果てしない大地をしがらみなく100キロでかっ飛ばし続けたい!

Vストは7000回転だと多少唸り気味になるエンジンだが、7000回転強ぐらいが振動面などのエンジンバランスが良く、車体も安定していてめちゃくちゃ快適だ

 

一時帰国でリフレッシュ

今年1月中旬に思った事。バイクに乗るには極寒の季節に、北海道宗谷岬の日本一周記事を書いてるときに思った事

「宗谷岬はただの通過点!夢と野望はアフリカだ!」と書いた。しかし、ハッタリをかましてしまった以上は、Vストローム250で有言実行をしないといけない。

しかし現在では、昔の若い時以上の困難を伴う。体力や覇気も衰え、生活の都合上、期間にも制約があるため、若い時のように海外を何年も根無し草のようにずっと放浪しつづけることはもう出来ない。

そこでどうすればいいか、いろんな人の旅スタイルを見て考えてるうちにひらめいたのが
「3回ぐらい一時帰国すればいい」

もちろん、どこから一時帰国するかなんてのは、一切未定でまったくの成り行き次第だけど、たとえば

1回目 日本~ロシア~中央アジアやコーカサス(4月~11月)

中央アジアを回りたいが、気に入ればじっくり中央アジアを旅しキルギスで終える。自分に合わなかったら一気にコーカサスへ抜けたほうが合理的。11月から4月まで一時帰国。

2回目 キルギス(コーカサス)~ヨーロッパ~スペイン(4月~10月)
4月から再スタート。ヨーロッパ周遊はシェンゲン協定90日をフルに使う。2000年に世界一周した時のヨーロッパはとても大変でケチケチした旅は楽しくなかった。いまやさらに物価高で昔に比べ物騒だし。

3回目 スペイン~欧州周遊~アフリカ(9月ごろ~翌年)

シェンゲン協定の90日だけじゃ短いので、もう一回少しヨーロッパを回ってから、モロッコサハラを越えて西アフリカへ。ガーナあたりで旅を終える。

金銭的にも気力的にもマシン的にも続行できそうな場合は、そのまま南アフリカへ

(4回目) 西アフリカ~南アフリカ(11月ごろ~翌年)

ガーナあたりで一旦預けて一時帰国し、東京でナイジェリアなどのビザを取り、バイクパーツも補充して、さらにアフリカ深部、ケープタウンへ向かうプラン。

当初は日本~ヨーロッパと、ヨーロッパ~アフリカの2部立てにする予定だったが
ヨーロッパからアフリカまで一時帰国せず何年もぶっとうしでやるのも疲れるしいろんな面で困難だ。特に最大の難関であるアフリカで精根尽き果てる可能性もあるので。

日本で一時帰国して、お金も稼いで装備を万善に整えて、また戻ってアフリカへ向かう・・

もちろん一時帰国の費用が増えるので、合計400万以上かかるかもしれないが、一時帰国中に旅費を稼いでおけばさほど負担になりにくいからだ。NISAで積み立てておけばいくらかのリカバリーもできるし。

旅の全費用としていきなり現金を何百万円も持つのは無理。10000ドルを超えると関税申告もあるし、盗まれたり無くしたりすると一巻の終わり。なのでもちろんクレカやATMで現地通貨をおろせるデビットカードも持ってくが、紛失やスキミングされたらもうアウト。

むしろ年月はかかっても旅を3回ぐらいに分ければ、装備的に精神的にも無理もない。お金やパーツなどの装備なども一時帰国で補充できるし、各国のビザ滞在について悩まずに済むし、その分長く旅が楽しめて長くVストローム250ともつきあえて、モチベーション的にもバランスよく維持できる。

いいことづくめのナイスアイデアだ!と我ながら思った

思えば今回の日本一周だって、4回も分けた。一番いい時期に絞って旅をする。さすれば毎年の1年後の変化も感じられるし、コロナ中とコロナ後の社会も味わうことができた。

そもそも人間なんてのはないものねだりなので、自分の経験上、旅が長く続くとそのうち感動しなくなって、おなかいっぱいになってしまう。飽きてくるし、お金もどんどん減るので働きたくなる。

そして一時帰国して働くうちに、また旅をしたくなる。その繰り返しが大事。

寒いのがキライな私は、雪と氷に阻まれる冬が来る前に旅を切り上げるとはいえ、ロシアや中央アジアの寒暖差は思いのほか厳しいので、マイナス5~10度でも耐えれる装備を想定しないといけない。

 

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死ぬほど大変なら、むりはしない

22歳の時の世界一周と匹敵する人生の大プロジェクトであるユーラシア計画は
「無理はしない」ということ。逆に全力で頑張りすぎて張り詰めたがゆえにトラブルを招くのは逆効果。

ツーリングの帝王・賀曽利隆さんは、49歳の時二度目のオーストラリアの時「若き日のカソリを越える」みたいなことを言ってたが、自分の場合だと、世界一周した時の22歳のたびいちと、49歳のたびいちでは親子のような年齢差なのでもう違う。

ただ自分が旅をして一人で自己満足するのではなく、旅の軌跡を多くの人に役立たせないといけない。旅先で起きたことや情報などを、いかに多くの人につたえるかが大事だ。

人から見ればまだまだ無茶な冒険に見えても、これまでの世界の経験上、事故や大故障や盗難に遭っては絶対にダメだし、一時帰国中は仕事する。

「アフリカに行く」なんてのは一見破天荒だけど、健康や活力を維持し、いらぬトラブルや危険を予防するためにも、しっかり食べてよく寝て、体調をベターに保ち、年月をかけてもゆるく、じっくり楽しんで冒険をしていきたい。

7/7七夕はシルクロードの果てに思いをはせるたびいちです ユーラシア1年目はどこまで行くか。ビシュケクか、トビリシか。はてはヨーロッパか。
無理して旅をしたくないが、イランの時のようにダラダラせず駆け足で旅したほうが意外と強く鮮明に印象が残る。そんな計画するとロマンがある。けど現実は何倍も大変になるだろう。

最初の関門 ロシヤンフェリー

ウクライナの問題で、日ロ間はどんどん距離が離れてる。でも国交を断交した訳じゃないから、ロシア行きはVISAの面では今時点でコロナ前と同じで全く問題ない。むしろ非友好国となった日本でもロシア観光eVISAが取れるようになったのが意外だった。

ロシア行きのフェリーについては、それまでは情報が判らなかったが、

境港>韓国>ロシアは、境港からでもダイレクトにバイク共々ウラジオにいけるそうだ

https://cd125rtw.com/bike-fare/

このままだと二度手間になるかと思いきや目の前が明るくなった

二等船室と二輪、日本側とロシア側の通関など全部ひっくるめて20万位なので、かつてのサハリン航路を思うと非常に高いけど、バイクごとロシアに行けるだけでもしかたがない。人生一度きりだし。

 

カスピ海メモ

アクタウ(カザフスタン)から、バクー(アゼルバイジャン)への国際フェリー

バクー側が入国閉鎖してるのでフェリーは運航停止との話だが、24年6月に中国からイスタンブールへの国際貨物列車が運行されたのでフェリーは運航されると思うが、乗れるかは不明
https://japanese.cri.cn/2024/06/28/ARTIVyEelQhgJLwTzK6EvGH1240628.shtml

フェリーに乗れずカスピ海を北に迂回する場合

ロシアのeVISAが取れる(統一電子ビザの有効期間はビザ発給日から60日間で、外国籍者のロシア連邦での滞在許可期間はロシア連邦領土への入国日から16日間である。)
カザフからのロシア入国(Koshelevka)はリストに載ってないので対応不明だが、92か所のチェックポイントで対応なのでたぶんできるかも?ロシア(Verkhny Lars)からジョージア入国可能。

eVISAがダメな場合でも、アクタウにはロシア領事館があり、おそらくトランジットVISA(滞在期限10日?)なら取得できるから、いずれかのビザが取れればカザフからコーカサスへ抜けるのはほぼどうにかなる。

ロシア大使館の日本語サイトは非友好国後はいかめしい感じだが、
https://oldtokyo.mid.ru/web/tokyo-ja/-23
eVISAコーナーは想像以上に洗練されて、わかりやすい
https://electronic-visa.kdmid.ru/index_en.html

ロシア観光ビザのメモ

シングル2週間後取得¥28,000(滞在可能日数30日間以内?)
6カ月マルチ2週間後取得¥48,000(連続滞在90日まで、延べ滞在可能日数90日間以内)
https://visa.d2.r-cms.jp/help_list/

正攻法でビザをとるとその分安いが、招待状や宿泊地登録など要し非常に面倒なのでここでは省略。

ロシア・ウラジオ>モンゴル>ロシア>カザフ(キルギスやウズベクなど)>ロシア>ジョージアとなった場合
6か月マルチのほうが断然効率いい。

5月にウラジオからスタートした場合、11月にジョージアに抜ける必要ある。もっともジョージア国境峠は北海道の峠のように雪や凍結などもありそうなので10月までには抜けたい。

最近eVISAができたので、キルギスあたりで一時帰国するなら、シングル30日でウラジオからモンゴルに入国し、モンゴルでeVISAを52ドルでとって、ロシアに再入国してカザフに抜けたほうが安い。

しかし一気にコーカサスへ行く場合、カスピ海を北に迂回で2回eVISAとると104ドルなので費用もマルチとあまり変わらないし、その都度の手間がめんどくさい。そしてもし途中でeVISA申請しても却下されたらそこで旅が詰んでしまう。そしてモンゴルのロシア大使館ではロシアビザが取れないという噂だ。

https://jp.rbth.com/travel/88721-roshia-e-visa-shutoku

困ったときに「ムネオ、ハラショー」なんてほざいても領事の機嫌はとれないので、結論から言えば東京でマルチとった方が安心。VISAに振り回されながら旅したくないし。かといって48000円なんて大金払いたくないけど・・

不安と弱気 阿部雅龍の死と誓い

秋の某日、きょうも無気力になった。こんな体たらくでユーラシアアフリカに行けるのだろうか。

あの日の「ひらめき」で始まったユーラシアアフリカ計画。
お金も貯まり、コロナも明けて道がいっきに近づいてきた
しかし2016年当時に比べ、情勢的にだいぶ逆風が吹いている。
トラブルに会ったらどうしようと尻込みしてしまう弱気な自分がいる。

考えようによっては、ユーラシアアフリカ行きは、何百万円もの大金を出して、自ら辛い目に遭いに行くようなものだ。スパイ容疑でとっつかまるんじゃないかという不安もある。

しかし、世界一周と同じぐらいの人生最後の大冒険として、やらないと何も得られない。
その分のロマンと得られるものは、とてつもなく大きな宝になる。経験を伝えることによって、自分だけでなく社会の宝になる。

今年は、がりゅう(阿部雅龍)氏の死があった。がりゅうの冒険に比べると別次元だし、南極に比べりゃ断然簡単だけど、がりゅうの死を教訓に、弔い合戦のようにやらねばならぬ。

はれときどきぶたの作者が80歳で老衰。あと何年かで両親の終活も考えないといけない。となれば、早いうちに元気なうちに海外に行かないと。

正直、インド3周目も行きたい。ラダックに行きたい。そのあとにユーラシアへ行こうか。

むしろ今行くよりも、先にインド行って3年ぐらいNISA資産を寝かせておけば、複利でお金ももっと増えてくれるのでよりやりやすくなるし。トランプが和平を仲介してくれた場合、さらにやりやすくなるかも。

まあさすがにその頃には50歳ぐらいになってるのでその時には有無言わず出発したい。

コロナも明けて、夢が戻ったたびいちでした。

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