(83)地の果てはスリランカ!インド東南端・アダムズブリッジの端に行ってみた

次の目的地は

インド版フロリダキーズともえいえる、アダムズブリッジ。

国境の島・パンバン島のラメシュワラムに行き、行けるところまで行きました。


3月9日

7時20分起床。野宿の朝。

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実はこの日迷っていた。

そのままポンディチェリーにいくか、

インド大陸からスリランカへつながる島々で「インドのフロリダキーズ」ともいうべき、ラメシュワラムに寄るか。

「悩んだ時はめしをくえ」ということで、マドゥライの騒がしい街中を抜けて、とりあえずラメシュワラム行きの国道45号を少し行くと、スウィーツの店を発見。やっとの朝食。

チョコブラウニー18ルピーを2個、チョコケーキ25ルピーを1個。マンゴジュース10ルピーを2本と食べまくる。部活帰りの女子高生か!?

そのあととなりのピザ屋で、珍しい事にピザまんがあったので2個食べる。

その後もうるさくて走りにくい道が延々続き、「ラメシュワラムに行くの、もう、らめ~」という気分になり、やっぱり高速道路でそのままポンディシェリに行こう!とマドゥライに引き返し、ポンディ行きの高速道路に出たが、しばらくしてまたまたやっぱり気が変わり、ここで行かないと後になって後悔する!と思ったので、すこし大回りになったがラメシュワラムに行く事にした。

地理的に見て、最南端のカニャークマリが稚内・宗谷岬だとしたら、ラメシュワラムは根室・納沙布岬のような感じか。

田舎道を走り続け、夕方、大陸本土とパンバン島を結ぶ全長3kmの橋をわたる。

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線路も併走しており、なぜか線路上を歩くインド人がいた。釣りをしてる者もいる。列車が来てもいいように、数メートルおきに、逃げ場のようなものがある。

パンバン島に上陸。島からさらに東の海の向こうはスリランカになる。橋を降りてすぐの町・パンバンは島の西部にありムスリムの多い町だが、そこから東へ12km進んだ島の中心都市ラメシュワラムはヒンズーの町である。

東の果ての島なので、のどかな街かと思いきや、思った以上に人と車で大混雑しており、人口も多いので拍子抜けする。

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最東南端の駅、ラメシュワラムの駅

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やはりインドは人口大国である。西洋人も歩いており、ゴアとかにいるヒッピーとはちがった、いかにもインドの精神世界にどっぷり浸ったような袈裟のようなものを着た白人たちがいた。インド服を着た日本人女性らしき人も見かけた。

今夜の宿は何軒か当たって決めたのがNew Island Star 500ルピー。部屋もきれいで名前もカッコいいので。しかしインド人宿泊客が多いのか、夜も騒がしい。

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走行332km

10日

9時半起床。インド人の家族連れで、とにかく騒がしいのでおちつかない。宿の回りは空き地になっているが、空き地は一面ゴミ捨て場になっていた。

今日はラメシュワラムからさらに東へ20kmの最東端まで行く事にする。ラメシュワラムからの道は、椰子の木が南国的ながらも、北海道の最果てのような道がつづく。

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途中には、海のど真ん中の道があった。その先の小島にはコダンダラマという寺院がある。まるでRPGの世界そのもの。

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15kmほど東にいくと、漁村集落がある。ここがインド最南東端の集落で、貝で作った御土産屋や食堂がある。カンボジアのシェムリアップの西にあるトンレサップ湖畔の集落にそっくり。

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ここから先は舗装路から固い砂道に変わり、45km/hぐらいで進めるが、2.5kmほど進むと完全な白い砂浜になり、自分のFZだともうだめ。その先の岬にいくには、4WDのトラックに乗せてもらうか、歩いていくしかない。

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北側の海は凪で静かだが、

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南側の海はとても荒い。

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ここからはスリランカは見えず。たしかに60km以上離れているので、まるで宗谷岬から見るサハリンのように、近いようで遠い。心の中で見るしかない。

静まり返った東の果ての海辺にはキリスト教のほこらがあり、そこからなぜかサドゥーの長老が出てきて、まるでRPG、ドラクエのようなシーンである。その長老は、キリストととなりにあるヒンズーのほこらを合同で管理しているらしい。

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中に入らせてもらうと

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漁村集落に戻り、食堂でミールス。鯵の唐揚げとイワシのカレーをつけて80ルピー。ラメシュワラムは聖地なのでベジタリアンしかないので、ここで食べて正解。この鯵の唐揚げ(一尾30ルピー)は鳥肉のような食感なのでうまい。

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食後のチャイを飲むと、街から離れた集落なのか、牛乳の代わりに赤ん坊用の粉ミルクでチャイを使っていた。といっても普通のチャイの味だったけど。

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宿に戻り、一休みしてシャワーを浴びて、夕方5時50分ごろチェックアウト。

きたときと同じ道で本土に戻る。ひたすら夜道を走る。今日は野宿する気でいたが、途中の町で何気なく宿を見つけ、値段を聞くだけ聞いてみると、350ルピーにしてくれたので「まあ野宿するよりは楽かな」と、軽い気持ちで何気なくチェックイン。

ところが、部屋やトイレは汚く臭い、道路沿いなのでホーンの音とかが非常にうるさい、蚊が多い、しかも長い停電までありの不快四天王達成!の、野宿したほうが数倍マシの、最低のボロ宿だったのだ。

走行168km

3月11日

6時。停電で目がさめる。ファンが止まると蒸し暑くなり、そして蚊の猛攻を受ける。部屋やトイレは汚く臭い、街道(国道)沿いなのでホーンの音とかが非常にうるさい、蚊が多い、しかも長い停電までありの不快四天王達成!の、野宿したほうが数倍マシの、最低のボロ宿だった。

暑いので窓を開けると、朝っぱらから狂ったようなホーンがダイレクトに響きわたる。神経を逆なでするうるささに1000%うんざり。日本人とインド(タミルナドゥ)人は全然違いすぎる。もはや宇宙人ぐらいの違いぐらいに感じ、インド人の思考には全くついていけない。

「こんなひどい宿に泊まるぐらいなら、野宿したほうがマシだ!」

と後悔しきりの最悪の朝。

8時出発。町を離れると野宿に適した空き地がみつかるので、

「昨夜はここに寝ればよかった!」

「金をどぶに捨ててしまった!」

「金どぶ!」

「かねどぶ!」

「かねどぶ!!」

と、ぼやきまくる。

というのも、現在のインドで一泊350ルピーは安いほうだが、日本円だと700円になる。15年前ならこの最低クラスの宿は250円ぐらいで泊まれたことを思うと、インド経済発展と円安のせいでいまや最低宿でも700円かかるので、くやしい事この上ない。

「今朝の後悔を機に、今夜こそは野宿するぞ、そしてできるだけ多く野宿するぞ」と固く誓う。

ところで今日は311。

あの日から4年。あのときの心の中は恐怖と絶望の日々だったのをいまなお鮮明に覚えている。

黙祷するための空き地を見つけインド時間の11時16分、南インドのタミルナドゥの田舎の空き地で、真夏の日差しを浴びながら黙祷をする。

周りのインド人から見れば「なにやってるんだこの東洋人」と思われたと思う。

しばらく走ると、再び高速道路に戻るが、暑さのため思うように進めず。途中、修理屋で、オイルを交換。350と交換手間賃20ルピー.となりの商店では、珍しい事に煮干を売っていた。10ルピーで30g入っていた。

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4時ごろ、NSRという国道沿いの食堂を発見。といってもこれとはカンケーありません

そのレーサーレプリカのようなイニシャル名にひかれて中に入る。

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「肉はあるか」と聞くと、チキンをごっそり入れてくれたが、食後に値段を聞くと,ミールス50 チキン120 ヨーグルト20 計190だという.チキンが高い!

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頼む前に、値段をしつこいぐらいに確認してから注文しないと、すぐにぼったくられて相手のペースに飲み込まれてしまう。これだからインドはヘビーである。鍛えられる。

食後しばらく走り、GSにはバスルームがあったので、水シャワーでベトベトの汗を流す。これで野宿も快適になれる。

夜、NHAI(National Highway Authority in India:印度道路公団)が運営するサービスエリアで休憩。日本のサービスエリア風。といっても野犬がうろつき、トイレは暗く、動物のうこんが落ちまくっているインドクオリティー。

まだ夜7時半なのにレストランは閉まっていたが、茶屋はやっていた。チャイ10とカステラとビスケットで休憩。

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それをおもうと、日本は「食の探求」が本当にすごい。世界一の美食・グルメの国だと思う。日本のテレビは「どこの店のこれはうまい」などと食べ物の話をよくやるしね。日本の高速のSAはレパートリーがものすごく豊富で、これでもか!というぐらいのご当地グルメが食べれるのだから。

国道を外れて野宿場所を探すが、集落で民家があったりで中々野宿に適した場所が見当たらなかったが、1時間ぐらい探してついにいいところ発見!国道をそれてグイグイ河川敷のような空き地を進む。

国道から500mぐらい離れているのでホーンの音も気にならないし、なにより全く誰もこないし野犬もいない。

きのうの最低宿とちがって、臭いもなく静かなのに、空気もきれいだし星空も見える。それで0円なので、下手な最低宿に泊まるのは実にばかばかしい。

11時ごろ寝る。

走行370km

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