キリマンジャロ登山 1 ~キリマンジャロの道~

キリマンジャロ登山
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たびいちは、2009年4月上旬に、アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ(Mt.Kilimanjaro 5890m)に挑戦しました。
その道のりについて説明します。

 

キリマンジャロの難易度

世界の大陸最高峰のなかでも、キリマンジャロのレベルはいちばん難しくない山です。

というのも登山のルート自体はシンプルで、急な山壁などを登攀することもありません。

現在では登山道も整備されて、雪道もなく、アイゼンやピッケルも不要です。

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キリマンジャロの登山ルート

数あるキリマンジャロの登山ルートの中で、いちばんやさしくもっともポピュラーなのは
マラング・ルート。(Marangu Route)
このルートはコカコーラを売っている程、整備された登りやすいルートという意味で
通称コカコーラルートとも呼ばれています
(といっても富士山頂ではコカコーラの自販機まであるぐらいだけど)

私のほかにも、キリマンジャロ登頂成功により日本中が一世風靡したイモトアヤコ一行もこのルートを使いました

登山口のマラングゲート(1,820m)からキボハットKibo Hut(4700m)まではゆるやかな上り坂なので問題ないレベルですし、ハイキングのように無理のないルートなのでじょじょに高所順応ができます。

ただ、キリマンジャロ登山のクライマックスである5000mを越えると急な坂になるので注意が必要ですが、高山病にさえかからなければ、夏の富士山などを登った経験のあるひとならキリマンジャロを登頂できるレベルです

麓の町・モシから見たキリマンジャロの眺め
5000m以上の山頂付近以外は、なだらかな稜線が続いてるので、そこまでならハイキングコース同然。

 

高山病に注意

ただし、問題は高山病です
私はこれまで、5000m以上の南米アンデスなど、いくらか高所での状況を経験しておりますが
これまでに高所に行ったことのない人は、高所順応を行ったほうがいいでしょう
ただ、高山病は、ベテランでも初心者でも、どんな人でも起こり得るものなので、決して油断をしないようにしましょう。あまりに無理だと思ったら、下山をするなどの判断も必要です。
DSCN0526

キリマンジャロの気温と雪は?

2009年4月上旬の場合、
キボハット(4700m)の夜間出発時は4℃。
ギルマンズポイント(5680m)で-3℃、
山頂(5890m)では、-6℃でした。(風が吹いてたので体感気温は-10℃以下)

赤道直下なので、年間の大きな気温の変動はありませんが、山頂は-15℃ぐらいまで下がることもあります。
雪は、ちらちら粉雪が舞う程度で、地面の雪は、夏の富士山頂のように一部分に残ってるだけで、あとは月面のような地肌がむきだしになってました。当然、登山道に雪はありませんでした。(温暖化の影響で、氷山も少なくなっています)

キリマンジャロ登山を日本から手配する場合

海外登山ツアーを請け負う旅行会社は各社ありますが
その中から老舗の旅行会社・西遊旅行のサイトを紹介します
(西遊インディアさんとは、インド一周の際にお世話になりました)

登山経験の少ない方でも登れるような日程配分なので、参考にしてみて下さい

西遊旅行 ゆったりキリマンジャロツアー
(高所順応の滞在も行うため、登頂できる確率が高くなります)
http://www.saiyu.co.jp/feature/kilimanjaro/
http://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GTTZ11/

現地タンザニアで手配する場合

タンザニア・キリマンジャロの麓の町・モシなどのバックパッカーズやツアーエージェントで手配します。アレンジすれば安くすることができます

キリマンジャロは富士山とちがって、個人だけでの登頂は許されず、必ず公認のガイドとポーターを最低一人ずつ雇う必要があります。
私の場合、キリマンジャロ麓の町・モシにあるエージェントを何軒か回って、いちばん手頃なエージェントを選択。私一人にガイドとポーターが一人ずつ付きます。

入山税、登山装備一式レンタル、食事・山小屋宿泊代、ガイド・ポーター・チップ代すべて含めて、約800USドルかかりました。

2016年現在では、もっとかかると思います。

登山日程

標準では4泊5日以上です。とはいえ、とてもお金のかかるキリマンジャロ。
なので登山日程を少なくして、節約したいのはわかりますが、
国立公園が定める最低日数である3泊4日以上にしましょう。

2泊3日で登り降りしてはダメです。下山時の国立公園事務所での下山申告時に、必ず罰金を取られるので、結果3泊4日と変わらない費用になり、短縮しても全く意味がありません。

重要なこと 「登山は道連れ」

一人旅の人は、気の会う友人や仲間を探し、一緒に登ったほうがいい、ということです

一人でも二人でも、雇うガイドとポーターはそれぞれ一人ずつで済むので、一人あたりの費用も安上がりになるし、仲間と話してれば登山中も、山小屋滞在中も、高所順応での停滞時も退屈することもないし、ガイド達とのトラブルが少なくなります。

バックパッカーズなどが主催する登頂ツアーなら、仲間もいるし(大体欧米人)、チップまでも込みの料金もあり、それならトラブルが少なくて済みます。

以上、キリマンジャロの内容・実録については次回に続きます

こぼれ話

たびいち管理人のプロフィールに、「2009年キリマンジャロ登頂」と追記した途端、アドセンスの広告欄に「イモトのWiFi」が出るようになった。



私が2009年4月にキリマンジャロ登頂した翌月ぐらいにイモト一行が登頂してテレビで大ブレイクしたわけだが、日本帰ってテレビ見たら、イモト軍団は参勤交代のようにたくさんのポーターを引き連れてカップラーメンなんか食っててうらやましい。嫉妬。

あれだけ大名旅行なら、高山病さえかからなければ登頂は楽勝。日本食材が手に入らないタンザニアではカップめんなんて夢のまた夢だった。

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