バンコクからも遠くなく、本土から3キロほど沖合にある、鍵の形をしたサメット島。
小さな島だが南北直線距離で7キロぐらいに長く、
いろんな海を見せてくれるリゾートアイランド・サメット島情報をまとめました
サメット島へのフェリー乗り場の行き方
サメット島のフェリーは、島から近い本土のバンペー埠頭から。
カオサン通りやパタヤでは、バンペー港までのミニバスとフェリー付きのジョイントチケットを買うこともできるが、パタヤからバンペーまで自力で行く場合はこちらを参照。
サメット島行きのボートは高速船を含めると島内に複数の行き先があります
そしてサメット島行きの埠頭もいくつかあるのでややこしいが、一番安いのが片道60B、往復120B。その埠頭は、コンビニ7-11の向かいにあるBan Phe Pierです
フェリーチケットの買い方
サメット島行きの最安の片道60バーツのチケットの買い方は
7-11の反対側にある埠頭前のオフィスや、Ban Phe Hostelなどで買うことができる。帰りはサメット島側のフェリーターミナルで買うこともできる。
フェリーの運航時間は8時から17時まで。1時間おきに出ているらしい(?)が、それ以外にもほかの地元民用のローカル船に空きがあれば、載せてくれます
帰りのサメット島からバンペーのフェリーは、17時が最終便なので乗り遅れないように。
フェリーはどこに行く?
60バーツフェリーの場合は、
島の北部で中心街のナダン Nadan になります、
高速ボートならバンペーから島の南部にある各ビーチへもアクセスできます。
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こんな船に乗った
8時発のフェリーに乗り遅れたので、Ban Phe Hostelでかった乗船券を見せたら載せてくれた超ローカル船。
船内はこんな感じ。トイレや救命胴衣のある船と無い船がもある。
地元の人が続々と乗り込んできたので顔見知りとあってか、まるで沖縄の離島の船を思い出してしまった。ラン島フェリーとは打って変わって観光客は皆無。
時速12キロほどの自転車並みのペースで進む。航海時間は約35分。
ナダンから最大のビーチ・サイケーウ Sai Kaew
9時10分ごろ桟橋到着。このとき船は岸に接岸できなかったので、すでに停泊している船の横に接岸し、その船に移ってから岸にわたるという、なんともワイルドな下船だった
船を降りて、桟橋をしばらく歩くとフェリーターミナル。
国立公園なので入島料200バーツ払います
ナダンはラン島の中心街ナバーンに似ている(名前までも)が、ナダンからサイケーウビーチまでの南北900mは商店、官公庁、宿、レンタルバイク店などが商店街のように続いている。
ここはどこでしょう?サイケーウビーチ到着です
島最大のメインビーチ・サイケーウは、波も高く濁りがちになり、本土に近いため海の透明度もラン島に比べて明らかに劣るので期待よりもいまいちだった。
ビーチでは天秤の物売りがやってくるが、鳥もも焼きは80、フルーツは一パック60とそれなりの値段。
東西南北駆け巡る!サメット島のビーチ
同じ小さな島内でも、東西南北のビーチでは、それぞれ特色がガラッと変わる
すべてを徒歩では生きにくいので、レンタルバイクを使いました
島の南端の岬・レームトーイ(下の写真左上)はサンライズとサンセット両方見れるスポットだが、三陸海岸のような断崖で日本と同じような岬でどうってことはない。個人的には日の出日の入り以外はとくに見る価値は無し。
南東海岸のワイビーチ(写真右上)はおすすめ。すごくトロピカルな楽園感あふれるビーチ。すぐそこにApacheやJerryfishなどのバンガロー群がある。
西海岸のプラオビーチ(写真左下)も海もおだやかで、水質もきれいなので泳いだ。割と良かった。
島の北端のノイナービーチ(写真右下)は、対岸の本土も見えるとあって景色はあまり南国感はなく、明石海峡を望む淡路島のような雰囲気。水質はラン島には及ばないけど、まずまずといったところ。
宿泊について
サメット島はリゾート島なので高い。「1泊600バーツより」という看板を見かけたが、ほかに何軒か手頃そうな街中のゲストハウスを尋ねたところ、2件とも800バーツと言われた。海に面するバンガローなどはもっと高くなる。
本土側のバンペーではホステルが300、ゲストハウスが500~600バーツだったので島内になると高い
コンビニの物価
コンビニはラン島と同じく離島価格。とはいえそんなにひどい値上げではなくたとえば缶コーヒーが17から20B、スナック菓子が6から7といったレベルの値上げなので安心。パンなどは本土と同じ値段。
観光地価格の屋台やレストランを思えばコンビニのほうが安い。
レンタルバイク
ほとんどが110~155㏄のスクータータイプで、パタヤのようにオンロードタイプは無い。
1時間で100B。1日だと300B、155㏄の大き目のスクーターだと400B。
時間は交渉可能。3時間なら155㏄でも200Bでいいという
私の場合ヤマハの155㏄スクーター Aeroxを200バーツで3時間借りました。デポジットとして、IDかパスポートか日本の免許証を預ける。
レンタルサイクルは1日100Bだが扱う店は2~3件程度と少ない。
サメット島はサイケーウビーチでもそこそこ楽しめるが、あちこちに個性のあるビーチが点在しているので、乗り物を借りたほうが得策。
レンタルバイクの運転について
とはいえレンタルバイクは運転に自信のある人向け。
店によってはヘルメットが借りれない場合もあるので、私の場合ノーヘル・海パン・サンダル履きという、日本のヤンキーも真っ青の不良運転になった。
そのかわり制限速度は全島30キロで、島内の道路は至る所にスピードを落とすためのカマボココンクリがあるので、50キロも出せないほどのゆっくり運転。
帰りのフェリー ナダンからバンペー
最終便は17時。行きのボートと同じタイプでまたも沖縄離島テイストあふれる船内。ネット通販の品物が荷物として積まれていた。14キロのスピードで航海。30分程度でバンペーに着いた。
トイレがあるが、和式スタイルで海垂れ流しタイプ。帰りのボートも、私以外地元人だった。
乗ってた時には気づかなかったが、上の甲板にはサイケーウビーチで見かけた天秤行商集団が乗っていた
男女とも42とか34とかの背番号の書かれた長袖化したサッカーのユニフォームみたいなのを着ていて、まさにワンチームだった
人生初めて行ったサメット島の感想
個性的なビーチもあるサメット島。
とても汚いパタヤビーチから来ればサメット島は美しいけど、残念ながら「神ビーチ」のあるラン島と比べてしまうとデメリットが見えてしまうのが本音。
まず、入島料200バーツというのが痛い。ラン島に比べると気軽に行けない。
入島料もかからずコスパ抜群のラン島に比べると、本土に近いこともあってサイケーウビーチの海の透明度もラン島より見劣りする。
南東海岸のワイビーチまで行けば絵にかいたようなすばらしいビーチに出会えるけど、そこまで行くのはシンプルに行けない。
フェリー代は、ラン島ボートよりも高いのは許容範囲としても、入島料が・・そもそもバンペーまでも行きにくいし。
タイには魅力的な離島やビーチがいっぱいあって、今後それを発掘していくとなると、個人的にはサメット島に来るのは今回で最初で最後かもと思いました。2023年3月17日
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